2021年12月26日

尚も続く塗装作業

まー、今回の記事のシリーズのコメントにはいろんなゲストが来るもんで、いやコメントしてるのは一人だけか
忙しい月末、年末もう少しで終わりですね。頑張って行きましょう

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再度、ベースコートからスタートしますが、MPIでは塗色や塗装方法によっては、塗装膜強度を上げるために、通常は行わないベースコートにも硬化剤を入れながら塗装しいています。
完全に硬化した塗装の上から塗装するので全く問題はありません。
塗装膜厚を上げると脆弱になると信じて疑わない人もいますが、完全硬化した塗装膜の上に塗装することが悪いとなるなら、すべてのクルマの塗装を剥離しなければいけないようになってしまいます。
常にしっかり熱をかけて硬化させる事。しっかり足を付ける事。しっかりマスキングをすること。
常に基本通りであることは、いかなる事態においても適切な判断に導いてくれます。

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再び回り始めますが既に同色塗装されているので、それほど時間もかからず

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希望した通りの結果が得られました。

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塗装室の温度を少し上げて塗装物の表面温度を20℃以上にします。

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現行のスタンドックスのクリアー群の中では最も使い勝手が良いVOCエクストラクリアー
耐候性、耐紫外線にも優れ、とても硬いクリアーです。

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やっと最終段階のクリアー塗装です。
2度塗装をする2回仕上げの1回目

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それほどクリアーを載せないで、メーカーが言うところの0.5コートです。

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でもあんまり載せなさすぎるとリカバーできなくなるので一定量は載せていきます


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細部にはあまりクリアーは入れず、2度目のクリアーでがっちり仕上げます

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2度目は見えにくい部分にもクリアーを入れますので大量に消費します。

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今度はしっかりクリアーを入れていきます

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当然塗装後に写真を撮っているのですが、ブレた写真が多く入っていました。

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腕がきっついんですよ。ガンも重いですし、左腕はテニス肘で痛いし

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それでも美しい仕上がりになりました。

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塗装は流れる手前の限界まで載せるとキレイに見えますが、なるべくそうなるように努力しています。

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やはり使い慣れていないと載せきれない、または載せ過ぎて流してしまうようなトラブルに見舞われます

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塗装は失敗が許されないので、特にクリアー塗装は気を使います。

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いかがでしょうかこの肉持ち感
こうした結果を作る為に人から蔑まれようと、何と言われようが一つの基準を作り今日までやってまいりました。

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昔のスタンドックスは、まるでガラスの板のようなベタっとした大きい肌で、鏡面に近いノンポリッシュ仕上げができましたが
今じゃありえません。それでも今の基準なりでこの感じを維持できるようになったのは良かったと思います。

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最近のスタンドックスのクリアー群もやっと鮮映さが戻ってきたように少しだけ思います。

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遂に1年以上かけて塗装作業が終わりました。












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2021年12月22日

Still got painting

下塗りが終わったジュリア
今回確かめたかった
1.下地に問題がないか?
2.塗る順番や吹き方の予習、見えなくなる部分を先に塗装
3.色の染まり易さや吹きやすさ
そして、4.プレスラインをはじめとするすべてのパネルの平滑さ

などが目的でありました。
これらは全てパスし、鈑金を担当した方々には感謝の言葉しかありません。
すべてはこの後の本吹きの為にあるのですが

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あーこれでおわりにしたい...

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全体的にそれほど隠蔽が悪いほどではなく。メタリックの粒が大きく、気を付けないとクラウディングを出しそう

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ドアは裏側までマスキングされています。

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さてもったいないですが、3日後には

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この通り再び1000番のサンドペーパーが全てに入っています。

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せっかく塗装したボンネットフード

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こちらも例外ではありません

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取り付けないといけません

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トランクを取り付けて見切りを試しています

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見切りは間違えると大変にみっともないですからねえ

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少し先に貼れるところは貼って行っています。

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このヘンなカラーリングは?


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これは取り付けの際の保護フィルムなんです。
せっかく塗った部分にキズを付けない為です

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ボンネットは隙間が厳しく、取り付けを間違えると簡単にキズを入れてしまい、今までの努力がパーです
フードの取り付け穴は、いわゆるバカ穴で、10-20mmくらい普通に動かせます。

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しかし、今回は準備の甲斐あってうまく取り付ける事ができました

もういよいよ最終段階の入り口まで来ました

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ここまで1年かかってしまいました。

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でもできることは全て行いました

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あとはもう一度塗装するだけです

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マスキングも時間がかかります。

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どこまで隠せるか、どこまでホコリを出さずに塗装できるか?

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全ての願いを込めてマスキングしていくのでした

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2021年12月20日

古いジュリアGTVの全塗装 その8クリアコート編

パート8とかなるとなんかみっともない感じだから違うタイトルにしたいなあ

さて前科ベースコートを塗りこんだジュリア
今回はクリアを塗ります。
スタンドックスのVOCエクストラクリアを夏用の硬化剤を使い吹いていきます

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おいしくなったクリアーです
わずかに着色? いやいや理由があるんですぜい
ま、それはまたの機会に

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ガンはこちらもいったい何年つかっているのか、Jet3000RP
もうずっとクリアーはこのガンなのかなあ?

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さて1回目のクリアーが終わりました。
さすがに塗装している最中はカメラを触れませんので、突然吹き上がり

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1回目はそれほどしっかりは吹きません。
はじきや縮れなどのトラブルを見るためです

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それでもある程度は載ってしまいますが

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2度目はがっちりのっけていきますよ〜

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2度目は細かなところなどもしっかりクリアを載せていくので塗料も多く必要ですし、時間もかかります

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しっかりした映りこみです

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このエクストラクリアーは比較的乾燥後のつや引けも少なく良好な肌を作れます

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腕がパンパンです。

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キレイでしょ?でもこれ、サフェーサー代わりの捨て吹きなんですよねー

車体が終わればフードとトランクを仕上げます

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同じような条件で塗装します

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こちらももちろん捨て吹きです。

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ジュリアは再び研ぎに回ります
続きは次回
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2021年12月19日

古いジュリアGTVの全塗装 その7ベースコート編

いよいよ塗装の時間となりました

ベースコートも大量に用意します

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この色は当時のアルファロメオの色名を割り出して、スタンドックスのクラシックカラーから発見して作りました。

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ベースコートシンナーで割ります。

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おいしゅうなーれ、おいしゅうなーれ
と唱えながらかき回します
すると塗料が教えてくれます
勘や経験をあてにするな、DINカップが粘度を教えてくれる、と

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んなことはどーでもよくて、一人での長い闘いが始まります。
毎度おなじみSATAのJet5000HVLP
かつて、僕がMPIを始めた時に使っていた最先端であったJet90から考えたらパターンは倍で、消費塗料は半分以下ではないかと

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1回目の色入れはハジキを見ながら軽く入れます。しかしパラパラ過ぎると積もり積もって最後の方でメタリック目が荒れるので、そこそこのセミウエットで回ります。

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塗着効率が良いので1回で結構塗装膜が乗ります

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昔のクルマは今のクルマと違ってルーフ再度のドリップモールが存在せず、クーターから立ち上がったところや、ピラーと銀ロウ、つまり真鍮で止めてあります。塗装を剥げばわかりますが、突き合せで溶接されて金色の線が入っています。
それゆえ、塗装の馴染みを考えて塗装せねばならず、非常に神経がすり減り、腕が疲れます

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ただ、今回は言ってみればリハーサルのようなものなのでフードもないし気は楽です

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2度

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3度と繰り返して塗装していきます。

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2Lの塗料を使って4回目の塗装が終わりました

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美しいメタリックの並びです。

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どこから見ても均一にメタリックが並んで見えます

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しかし、この画像では見えませんが実はリハなので、ペーパー目などがあちこち出ていて残念なところだらけです

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でもこれこそがサフェーサー代わりに吹いた塗装なのでこれで良いのです

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この当時らしい、少し暗くて、黄色味が強いどこか懐かしい感じのシルバーメタリック

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吹いた感じ、メタリックの並べやすさ、シンナー選択、塗装する順番、見落としがちな場所などの実践的なデータは取れました。では続けてクリアーを塗装していきます。

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続きは次回
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2021年12月18日

古いジュリアGTVの全塗装 その6

ずーっと、もうずーっと研ぎばかりのターンでしたが、そろそろここらで一度塗装して下地を完成させようという運びとなりました

最終はなんと400番で、場所によっては240番で終わらせているところもあります。
サフェーサーを入れるのではなく、色を入れます。もちろんクリアーまで

そもそもこれほど大きな塗装物を、1度の塗装だけでうまく仕上げようとするよこしまな考えを戒めて
正式な塗装を前提で、一度塗装して、何の問題も発生しなければ再度研いで仕上げていくのです

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何も付いていないどんがらのクルマだからマスキングなんて超簡単とか思うでしょ?
それが違うんだなあ。

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マスキングは1日だけでは終わらず2日がかりとなりました。

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なんでそんなに時間がかかる?
鈑金塗装仕事なんていくらでも手なんて抜けるんですよ。
でも、突き詰めればキリがないのもこの仕事です。

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既に塗ってある部分に塗装を飛ばすわけにはいかないので、怪しいところ、すなわちほんの少しの隙間やすべて穴なども当然フタをします。

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またどこまで見えるのか?見切りの扱いなども重要です。

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一応の塗装準備は整いました。
二人がかりでマスキングした時間帯もありました。
それでも1日じゃ終わらないです。
簡単に全塗装っていくらですかね?なんて聞いてくる人がいますが、どれほどの労力と時間を費やした上に成り立つかなんて考えたことないでしょう?
下回りも塗装が飛ばないようにマスキングします

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スプレーガンの取り回しを考えて塗りやすいようにタイヤとフェンダーの間には奥行きを持たせてマスキングをします。

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また、絶対に見切れ線が出ないように何度も確認してからマスキングをしています。

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フューエルリッド内は先に塗装しています。

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下回りなどもマスキングできました

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全てOKです。

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全てのホイールハウスがフェンダーのフチまで塗装しやすいようになっています。

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そしてこの大きな塗装物は当然、脱脂も大変なのです。

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ここまで約1年近くを費やしました。もちろん、付きっきりではありませんが、相当な完成への想いが強くないと先に進みません。
次回ついに色入れです。
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2021年12月12日

古いジュリアGTVの全塗装 その5

ちょっと時間が経ってしまいましたが、この古いクルマの塗装のドキュメントの続きをお伝えします。
前回、車内などを塗装したのですが、今回はいよいよ本体を塗装....

と行きたいところですが、そうもいかないのが古いクルマです
まず、下回りを塗装します。

ごっそり下回りまで手が入っていたので、下回りを塗装しないといけません

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まず、亜鉛を塗装します。言ってみればお守りと言うかお祈りみたいなものです。

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ホイールハウス内はどうしても過酷な状況に晒されますから、少しでも違えば的なものです

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ブラックに塗装したり

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下回りにはチッピングを塗装します。

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黒で塗っておけば後から何かちょっと補修するときに楽ですし

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テロソンのチッピングを使いました。

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さらに部品の裏吹きをします。
簡単に言えば、見えない部分や後から塗装するのが、難しいところを先に塗装するのです

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しっかり足を付けましたが、直にカラーを塗装すると後から何かあると面倒なので、プライマーからウエットオンウエットで下地とトップコートを同時に進めていきます。

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特に金属素地が露出している部品に直接カラーをかけるはご法度ですから
一度プライマー類でくるんで塗装すれば安心です

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カウルトップも塗装します。
一部が見えなくなりますからね

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かようにプライマーを入れていきます

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ある程度塗れればOKです

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車体色のシルバーを塗装します。

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結構それっぽくなってきましたね

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2021年11月24日

古いジュリアGTVの全塗装 その4

来る日も来る日も車体の研ぎの作業です。

研いでばかりいますが、他の事もします。
フードやトランク内の塗装です

ちょっと日にちが前後しますが先に隠れる部分を塗装しました

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この順序はなかなか難しくよく考えて作業しないと面倒な事になります。

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色を塗っていたら、切り継いだ部分が見えました。
トランク内は風雨に晒されるかとが無い為に、普通の4:1のサフェーサーの上から塗装します。

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フード内はそれなりに過酷な環境になる為にまず、エポキシ系のプライマーサフェーサーを塗装します。

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ちょっと高価な商品ですが、シール性はめっぽう強く下地への空気や水分の往来を完全にシャットアウトできます。

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車体色の塗装にはイワタのガンが大活躍です。

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おお、なんかゴージャス

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光っております。

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あえて黒を使わないのは、逆にエンジンを搭載する際にキズや塗装の剥がれなどがあった場合、シャシブラックのようなもので補修することが考えられるからです。シルバーを補修するのは難しいのですが、上から黒を塗るのはいろいろな方法ができます

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車内も同じく、エポキシ系のプライマーサフェーサーを塗装します。

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上からウエットオンウエットで車体色を塗装していきます。

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こちらもイワタのW100が活躍します。サタのガンはデカいので、こういった狭い場所での作業は難しいです

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かようになりました。続いてクリアーで仕上げます

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クリアーを塗装直後はミストの動きが悪く煙のように漂います。
これ、体には本当に悪いんですよ。防毒マスクは必須です。

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この車内の塗装、実は2度目なんです....涙
さて何ででしょう?


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2021年11月21日

古いジュリアGTVの全塗装 その3


全体にサフェーサーを塗装して細かいキズの具合を確認します。
車体のあっちこちに旧塗装の欠けやキズがありますので一つ一つ拾っていきます。

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そしてなんといってもプレスラインです。
何度も何度もサンドペーパーで研磨して左右の感じを合わせていきます

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反対側は結構シャープなラインなので、それに合わせていくのです。

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古いクルマなので旧塗装膜が足付け不足などで浮いていたりするので、研磨したりを繰り返します。
浮きを放置すると下にサビを作る原因を作るだけでなく、本塗装の際にはがれて飛んで、塗った塗装面にくっついたりする原因を作ります。

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旧車は本当に塗装、研磨、塗装、研磨を繰り返して、たまに浮きが見つかって再塗装と3歩進んで2歩下がるという感じ
ただ、板金を担当された方がしっかり仕上げてあるので、へこみはありません
塗装の難しさを感じさせる作業が続きます

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手のひらと同じくらいの大きさのサンドペーパーで研磨ばかりをずーっと繰り返します。
本当に終わりのない旅ようです

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夏前に始めた研磨の多くを終わらせる時には秋になっていました

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2021年11月13日

古いジュリアGTVの全塗装 その2

どんどん補修範囲が広がるフード

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これでは塗装後に出る波が心配なので代替を用意してもらう事になりました

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しかし当然補修ナシでなんか行くわけなく、いつもの通り、補修をしていきます。

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このフードの出自はレース車両からのものだそうで、レースは仕上がりのキレイさなど求められていないでしょうから、塗装もいわゆるパー吹きです。
問題は硬化剤の入っていないウレタン塗料を塗ってしまうと、上から違うものを塗装したときに、シンナーが完全硬化していない劣化塗膜を攻撃してトラブルを起こすのです

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まず、その劣化塗膜の上にエポキシ系プライマーサフェーサーを塗装して劣化塗装膜をシールして上から塗装する塗装膜の健全化を図ります。

しかし、何回塗ってもトラブルが発生します。

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下地が溶けてリフティングと呼ばれる現象が発生します。

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しかしめげずにこれを繰り返してエポキシの強力無比な硬化を期待して、ひたすらに塗装、強制焼き付けを何度も繰り返して、劣化塗膜を封じ込めます。
某国の事故を起こした原発のように...


止まない雨はないわけで
いつかは上塗りができるようになります。

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とりあえず、ベースコートからクリアーまで入れて、トラブルが出ないか用心深く確認します。

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これも数回繰り返します。
完全硬化したら上塗りが可能になるのです。
パテを付けていた上の写真が1月の後半、からクリアー入れたのはなんと5月の終わりです。
こればかりをやっていたわけではありませんが、簡単に終わらないので、何度も塗装すると、馬鹿みたいに時間とお金がかかるのです。

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2021年11月11日

古いジュリアGTVの全塗装

以前にも少し書きましたが、古いクルマの修理をしておりました
僕らにはかなり荷の重い作業となりましたが、順を追って見ていきましょう

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昨年は忙しくて殆ど進まなかったGTVですが、年末からいそいそと作業を開始
年始からは進めない事には終わりが来ないので、頑張って先に進めます。
しかし、現代のクルマとは大違いなので、なかなか進まないのです

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左右のプレスラインの違い。プレスラインの始まりや終わりが左右で曖昧
その他もろもろをどうするか考えながらサンドペーパーを当てていくのです

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全体的に車両右側のプレスラインはシャープで、左側はそれほどでもないのです。
それをどうするか?

そこへ来て塗装作業者がボンネットフードはデコボコ過ぎて研げないと言い出しました

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確かに手で触るとボッコボコです。
しかも右側に集中しています。
とりあえず、サンドペーパーで落としていきます。

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削ってはパテを付けてを繰り返しますが...

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どんどん大きくなる一方です。
ここまで大きな平面を出すのは至難の業です

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ものすごい粉を出しましたが、結局平面は望めず、何か違う代替のフードパネルをもらう事にしました。
ここまで来て適当な仕上げをするのはもったいないですから....


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フードの代替が来るまで先に、もう一度サフェーサーを塗装します。
今度は前回りも塗装します。
サフェはスタンドックスのVOCシステムフィラー、4:1のハイビルドタイプをガッチリ塗りました。

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ここまで来れば早いとか思うでしょう?
いやいやこれ、今年の1月18日ですから...

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ここからが長かった....



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2021年09月23日

ここまで2ヶ月

166や155、156に145などは僕は常日ごろ、旧車だと公言してはばからないのですが
本当の旧車は結構違います。

まず、鋼が違います。
車体のほとんどは鋼に覆われているので最も重要な部材であることは火を見るより明らかです
自動車の鋼は新素材と呼ばれていて、単なる鋼鉄とは違いがあります。
それはメーカー各社が開発にしのぎを削っているところで、金属の中に含まれる強度やしなりなどの成分が昔と大きく違うところです。1990年代の前半から飛躍的にサビに対する強度は格段に進歩しました。

例えば国産車に多く使われている、超高張力鋼板などがいい例で、昔のクルマに使われる鋼とは全く次元の違う、硬くて強度の高い鋼は納入している製鉄会社によって素材が違うようです。

古い自動車はその鋼の成分に防錆成分が乏しいのか、亜鉛メッキが弱いのか詳しくはしりませんが、猛烈にさびやすいです。
それゆえ、金属素地を露出させたままにするのは危険で、できるだけシール性の高い塗料を間に入れて塗装しないといけません。
プレスラインの補正や無数にちらばるキズを拾うためにサフェーサーを塗装します。

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基本的な部分は鈑金屋さんが仕上げています。しかし、その分、塗装屋はユニークと言うか懐の深さを発想に転換して処理に当たらなければなりません。

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しっかりプレスラインを決める前に、全体の状態を見る目的もありサフェーサーを入れますが、まずは車体半分だけ入れます。
この時は本当に入庫が多く作業が後手後手に回り、なかなか十分な作業量が確保するのが難しく、ここまで2か月要し、さながらカメの歩みの進捗です。

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この状態にして小さなキズを拾って、対応していきます。

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車内は既に塗装済み。
それゆえ、マスキングには気を配ります。

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前側はまだ塗りません。
小さな傷を拾ったり、プレスラインをしっかりさせる為に、補修を繰り返します。

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鈑金は徹底して剥離して塗っている模様です。
相当手の込んだ鈑金跡をそこかしこに見かける事ができます。
ここまで整備したのは相当腕のいい職人さんのようです、こんなところで切り継いでいる!なんて所を散見します。
僕らには到底できないわあ
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2021年09月21日

仕事って...

僕の工場では様々な修理や自動車の販売が日々、繰り広げられています。
その一部をこうしてブログで書いていたりするのですが、面白いもので同じ内容の仕事でも、とても満足していただけて喜んでもらえることもあれば、なんだかしっくりかみ合わない時だってあります。

僕はかつてあまねく人々の自動車を直して、数多のお客さんに喜んでもらおうと思っていたのですが
それは大きな思い上がりだと気づかされる瞬間があるものです。

しんみりした内容から始まりまりましたが、かくも自動車の修理が難しいという事の布石であるのです。

今からずいぶん前、お客さん伝いに全塗装の依頼の話がありました。
それは、僕のお客さんでもあり、ガレージ33のお客さんでもある人からの相談で、鈑金はヨソで作業されているが塗装の引き受け先が決まっておらず、困っているとのこと。
塗装だけお願いできないだろうかと?

MPIはいわゆる外注作業、下請け作業、今風に言えばアウトソーシングなどは受け付けていないので、
その旨を話して丁重にお断りしました。

それから時は過ぎて、再びこの話が再燃するのは昨年の夏の頃

確かに業者さんからの仕事はお願いしないが、ユーザーから直接の依頼ならどうか?となって、
なるほどなんだかとんちの世界のような話で、難しい判断でしたが
まあ、塗装だけなら、と言う感じで引き受けたのです。

クルマが運ばれてきたのは昨年の8/31か9/1
その車はMPIにありました

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ジュリアGTVです。
これは僕らとはセグメントが違うというか、完全なる旧車の世界です。
ガレージ33と言えばこの手のクルマで有名ですし、先代の渡辺社長さんとは10年以上前、916の事故修理を手伝ったことがありましたが、その時も業者の仕事はしません。とがっちりお断りしたのですが、どういう流れだったか1度だけ修理を引き受けた事がありました。
しかして今回は亡くなった先代から、千葉さんになってからの話なのです。
でもまあ、塗装だけならと考えていて
3か月もかからないで、うまくいけば2か月で....
なんて甘い考えが頭をよぎっていたのです。

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しかし

現実は到底そんな甘いものではなく、一見、そのまま塗れそうに見えますが
修正点は山ほどあります。
なにしろ、僕らは最近のクルマは普通に作業しますが、いわゆる旧車は守備範囲外です。
かつては僕も旧車の修理に携わり、切磋琢磨した時期がありましたが、MPIを作る前、すなわち20余年前の話で
今は、全くの別業種だと言っても過言ではありません。

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この手のクルマの修理は、まず、鈑金方とは綿密な計画の打ち合わせが必要で、ここはああやってほしい、とか作業者の思惑もあると思います。しかしとうにそんな手順や方法など考えずに引き受けてしまったが最後
後悔先に立たず、何とか完成に向けて仕事をするようになるのでした。

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とはいえ、一筋縄ではいきません
この美しいクーペを塗るのに、本当に努力が必要になるのが分かったのは、もっと時間が経過してからでした...

先に誤解のないようにお断りしておきますが、このクルマの記事ではガレージ33の千葉さんをはじめ、ユーザーのOさん、すべての鈑金作業を行った方々を貶める意味合いではない事を十分に理解してお読みください。

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2021年07月21日

直らぬクルマたち...

言い訳するわけではないのですが、預かっても直らない、在庫車でも直らない、そんなクルマが続発しています。
平成12年頃のクルマは21年の時が流れているわけで、様々な産業が進化しているので、一概に比べられませんが、平成12年に新車登録された166の時なら、21年前は1979年、昭和54年のクルマを買うようなものなのです。

つまりハナからクラシックカーを買うという感覚なのです。
旧車を買うと付いて回るのが修理だったりメンテナンスだったりするのです。エンジンのかかりがわるい、すぐエンストする、何か液体が漏れてるなどなど。さすがにメンテナンスフリーで乗るわけにはいきません。

最近ではすっかり見なくなった166や916系初期の156なども既に20年以上の域に達しているクルマがかなり多いです
やはり、これらもメンテが難しくなってきているのかもしれません。

今回はまずは916スパイダー

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いろいろなオーダーがありましたが、今回はエアコンから
停まっている時はそうでもないが、走ると足元が暖かく、上側が涼しい。と言う訴え
ガスの圧力が低いのかと思いマニホールドゲージを付けてみました
が圧力は十分

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エンジンをかけると正常に圧縮し始めました。

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電動ファンも元気よく回り、コンプレッサーの吸引、重点、冷却のサイクルが正常に行われて、低圧のパイプも間もなく冷たくなりだしました。

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そこで、あれこれスイッチを動かして音を聞いて、アクチュエーターの動きを確認します。
送風向の切り替え、ヒーターとクーラーのフラップの音、風量、そして内気循環と来たところで、音がしません。
僅かに動こうとする音は聞こえますが、動いているようには聞こえないのです

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グローブボックスを外して様子を肉眼で見ます

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アクチュエーターはぴくっとするのですがうごきません。


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リンケージを外してモーターを動かしますが、やはりうごきません。
逆にフラップは手で動かすことが容易にできます。

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どうやら、内気循環がうまくできず、この暑いのに外気を遮断せずアツアツの空気が入ってきてしまう。
それで、足元が熱く感じ、車内をうまく冷やすことができないのでしょう

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原因は分かったのですが、この部品がどこにもない・・・
国内はもちろんのこと、国外にもないのです。

さてどうしたことやら

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2021年07月09日

久しぶりにGoo-netと契約しました

今更ながら中古車情報サイト Goo-netと契約しました。
手始めに155とミトを掲載しました

まだ入稿して間もない為にこれから内容のチェックを受けるので、説明内容の文言に問題があった場合、突然掲載がペンディングになる場合もあります。

今後も順次、掲載を増やしていく予定なので、みなさん買ってください。

ちなみについ最近、オートカーの営業のサイトーさんが久しぶりにいらしてくれて、掲載を迫られましたが、Goo-netを先に契約してしまったので、来年からはオートカーに掲載する可能性があります。

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2021年05月22日

もうクラシックカー

今日、お客さんから教えてもらったのですが、一部のアルファロメオの部品を再販するそうです。


ここで買えるみたい

もー、今や、ほとんど見なくなりつつありますからね。
部品も今の物を売ったら、端から廃止になっていくと思われます。

FCAもこういった取り組みをしていることは賞賛に値します。
もちろん全部ではないにせよ、少しでもメーカーから販売されることは大変に素晴らしい事です。

皆さんのアルファロメオもこちらから見てみては?


しかし、いっつも部品で苦労するんだよなー
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2020年12月22日

夢と現実のはざまの75

さて今回、超低走行のアルファ75の下回りを見て、特集の最終回としましょう
今回はちょっと厳しい現実の壁です。
この日本での中古車市場は明らかな走行距離偏重主義で、走行距離が短ければエライという傾向が強いです

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しかし、逆を言えば走行距離が短いというのはイコールで乗っていないというのに直結しますので、ここで二つの対応に分かれます
ナンバーが付いた状態で2年に1000kmにも満たないのにメンテナンスをし続ける動態保存型
倉庫や納屋に眠らせて全く何もせず時が過ぎるのを待つ幽閉型

今回の75は動態保存と幽閉の中間だったようです
お約束のほとんどを踏んでいます。
エンジンの後ろにトランスミッションが付いていないので、簡単なベルハウジングがあります。そこにはプロペラシャフトが後部のトランスミッションに向かっています。
ということはエンジン後端のクランクのリアシールがプロペラシャフトのすぐ前にあります。
そこからのオイル漏れ。どんな車でもここは傷むのですがむのですが、長く乗らないクルマは
同じ位置で地球の中心に向かって常に同じ場所が引っ張られますから傷みやすい傾向にあります。
もちろん、重力は自動車の内外に等しくかかりますから、ベアリングなどすべての部品に同じことが言えることになります。
一方、エンジンが全くかからないことによる振動による害や、熱による浸食などとは無縁になります。
一長一短があるのですね

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ああ、お約束の

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エンジンマウントリア。完全に死んでます。メンテナンスをした所もこれはわかっていたとは思いますが
エンジンの脱着が付いてまわりますから、さすがに難しいでしょう

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エンジンオイルを交換します

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6Lが入っています

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トランスアクスル+インボードブレーキ。
ブレーキはよく整備された印象を受けます

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雪のある地方で使われていたのか下回りは真っ黒く塗られています。
そして錆が見受けられます。まあ、この程度なら全く問題にはなりません
ところで、このクルマ、195/60-15なるタイヤが付いていますが、昔なら定番なタイヤでしたが、今は全然ないのですね
少なくともブリジストンではどちらかと言えばレアサイズのようです
RE71かプレズの古い方のモデルしか選択肢がありませんでした

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それからこの時代のお約束のラバーカップリングの傷み
これはそのうち対峙しないといけませんね。部品が心配ではありますが

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ブレーキホースはかなり新しい物が付いています。最近交換したのでしょう

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何から何までどノーマルの下回り

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ブレーキリザーバーの下にはサビありました。これはやむを得ないのかな

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どうです、ちょうど30年前のクルマです。なかなか難しいものですねえ。
面倒見の良いオーナーのもとに行ったのでこのクルマは安心です

でも、全く動かさないクルマに大金って投入する勇気ありますか?

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え?釣った魚をかわいがる? ホンマですの?

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とはいえ、まず普通の人が目にできるレベルの状態ではありません。修理すればサイコーなのが待っています
こんなクルマ、眠っているんですね。侮れませんね日本。

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2020年12月17日

75のスペアキー作り

その75、スペアキーの製作のオーダーで、純正品での希望があってさっそくヴィンテージキーを取り寄せてカギを切ってもらいます。
今回もキーテックワン アイさんにお願いしています。

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切ってもらいました。
いかにもスペアキーっぽい色が良いですよ。
で、カギ屋さんが帰ってから気が付いたのです。

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エンジンキーが回らない。なんと助手席もエンジンキーも回らないどころか、キーシリンダーに入りません。
全く入らないのです

それじゃあさすがにまずい。しかし、先に持ち込みのキーは保証外ですよって言われたのもありますし
何がいけないのか、2本のキーを並べてずーっと考えます。

キーの溝に違いはなく、いったい何がわるくて全然入らないのか考えます
残る部分は最初から彫られているまっすぐな溝です

よくよく見ると、いや触ると何となく浅いのです。
最初はヤスリで一生懸命削ります。
するとほんの少し入るようになりました

残りは自分を信じて削ります。
しかし相手は固い金属なので効率的に作業するには

エアソーを使います

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これで真ん中の溝を深くしていきます。

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徐々に入るようになってきました。

先に言っておきますが、ここまで入るようになるまでに50回くらい削る、抜くを繰り返しています。
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このクルマのキーは当たり前ですが、ここまで入ります

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ずっと削り込んで、これ以上削ったら突き抜けちゃうんじゃない? 
ってくらい削ったときにその時が来ました

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やったー!
半日以上かけて回りました(笑)

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結局、純正品とおぼしきブランクキー、そのままでは使えませんでした。
残念〜ん

でも溝深く掘れば使えますぜぃ
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2020年12月16日

夢の75

平成の初めのころのモデル、最後の純血アルファロメオ
一応、後期になるの?

もんのすごいキレイな75はオリジナルなようです

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ツインスパークだわ可変バルタイだわととても30年前のクルマとは思えません。そして何よりエンジンが若い

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それもそのはず、なんと35000キロ。距離は本物のようです

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全体的にプラスチックがうぶい。こいつは本物ですぜ

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このエアコンの操作パネル! これこそ距離の裏付け

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ね、全体的に若いでしょ?
乗り味も素晴らしい。うんと昔。まだこの業界に入ってそれほど経ってない頃、お客さんのアルフェッタで沼津まで運転した行ったことがあって、そのエンジンを思い出させるものでした。
自分で75触っている時は思いもしませんでしたが、このフルノーマルの状態だと、かなり鮮明に思い出します。
平成4年ころの話ではないかと思いますが...

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ALFA ROMEO JAPAN KKの文字が泣かせます

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PPGのロゴもキレイで誇らしげ。DOPPIO STRATOとはどうやらクリアコートの事みたいです。
辞書を引くと2層と言う意味なので、クリアオーバーベースと考えるべきでしょう

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今回いくつか作業を頂いたので次回からお伝えしていきます

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2020年11月16日

アルファロメオステルヴィオ

先日、取り外した916のシートを取りに来ていただいたのですが、それがこのクルマ

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で、でかいー。
世界的に大流行のSUV。そして世界的に大きくなる一方なのです

載せるのは

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このシート2脚。ほいほい載るのですよ

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166と同じmomo製ですね。消しゴムのアレではありません


タイヤも当然デカイ。255/45-20
これ、車体の大きさと相俟って超でかいタイヤでも、バランス良く見えるのは車体がデカイからです

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そしてまたきゃりぱーもローターも当然デカイ
エルフのキャリパーのようですが、6ポッドです
今や当たり前のように対抗ピストンのキャリパー出てくるもんなー

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リアはこれまた面白い、ダブルキャリパー
パーキングブレーキと分かれているようです
あくまでインドラムにはしないのですね

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これ、合うホイールもタイヤも1種類しかないそうです。今のところ。
それだってちょっとした軽自動車のような値段だったりしません?
あ、下世話なハナシ?

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電動バックゲートががばーっと開くと、中からビックリドッキリメカが出てきます
いや出てきません

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こんなイメージ

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色もきれいならSUVといえどもスポーツカーのよう

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これ、日本の法規対策?でっぱっていたら車検に通りませんからね
ああ、向かいよくアメ車で痛い目に遭ったなあ。
検査場で新車の時からこうでしたよ!なんて言っても全く効果なくてね(笑)

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なーんか、このマークだけ見覚えがあるなあ

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いやあ、いいものを見せていただきました
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2020年09月09日

意外に大事な部品とは

自動車の価値や値段に関係なく壊れる部品のひとつ、パワーウインドウレギュレーター
今回は普段とちょっと違う壊れ方をした例です。

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全く動かなくなってしまったウインドウ。
早速分解して原因を調べます。

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原因は真ん中のスライダー・・・のガラスを止めている部品の欠損。
ガラスのブッシュが砕けてガラスにガタが出て止めている部品が木っ端みじんになった?

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遅かれ早かれモーターが壊れたケースにだけは遭遇したことないなあ

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でも必ずモーター付きでやってきます。

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以外に大事なのがこの弦で繋がっているこの部品。今回これが砕けてスライダーがガラスから外れていました

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そしてもう一つ大事なゴムブッシュ。今回これの粉々になった破片もドアの下の方から出土しました。

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このブッシュが無いときにガラスはランチャンネの間で斜になって無理がかかり、ストッパーが割れるのです。
ドアガラスがデカイからワイヤーが切れたりプーリーやスライダーが割れるより先にストッパーが砕けて、スライダーから外れちゃうのですね。
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2020年05月24日

組み立て時に大事なこと

アルファロメオに限らず、どんなクルマでも同じなのですが、整備していていわゆるキモになる部品があります。
これも166ですが、ドアトリムを取り付ける時に注意してみないといけないところがあります

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このなんの変哲もないスピーカーカバー

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左右の指定があるのですよ。何でもない事ですが無視すると痛い目に遭います。
嵌らない事は無いのです。しかし何か嵌った感じが良くなかったり、風合いに違和感を感じます。

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取付位置も決まっていて、無理に嵌めてもきれいに出来上がらないのです

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それからドアトリムを取り付ける時に重要なのはこれ

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トリムクリップ。基本的に再利用せず、交換するのが前提です。
まさに縁の下の力持ち

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一定の強度が確保できれば再利用したり、新車や交換から新しい物なら再利用の途もありますが、10年以上かるく経っているものは基本的に再利用は無理だと思います。
それゆえ、僕は部品を集める時に真っ先に注目するのが各クリップ類です。
信じられないほどの種類に上り、数も必要ですが、こればかりは持ってないと自動車の修理ができません。
逆を言えば、クリップを多く持つ人は修理の覇者です。
旧車を修理する際にクリップやモール、ウエザーストリップなどショートパーツやその一種が手に入らず修理やレストアが頓挫することもしばしばあります。
もちろん、ヘッドライトやグリル、内外装部品など大胆な専用部品を持つことも大変有意義ですか、取り付けできる相手があるから成立するのです。

皆さんも大事なクルマを少しでも長く乗りたい場合はショートパーツを買ってください。
その代わり結構な散財になってしまうかもしれませんが...
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2020年05月09日

145、155、166のリアバッジ交換

以前のブログで166のリアエンブレムを交換しました

これをオーナメントのメタルだけ交換してリビルドして次の修理するクルマに使います。
まず古いオーナメントをはがします

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かなりしっかりくっついています。いろいろな所からヘラを入れて剥がしますが、決してこじってはいけません。

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地道に切って行きます。決してかんしゃくを起こしてはいけません

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一番下に位置合わせの溝にメタルの一部が回り込んでいるので注意してください



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剥がれました。

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切り離したメタル部分の糊は当然そのままで結構ですが、再利用する車体側のフタはしっかりはがさないといけません。

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突然キレイに剥がれていますが、この「はがす」作業には近道や薬品などは存在せず、手間ですが手でちょっとちょっとはがしていくのです。とても手間がかかり根気のいる作業です。
皆さんもこういった面倒な、今期のいる作業の辛さは是非、体感していただきたいです。
きっと工賃の重みを知ると思います。

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これが代替になるメタルオーナメント。中国製のイミテーションが多く出回っていますのでご注意ください。
ご注意くださいと言っても本家のオーナメントの耐久性の悪さもイミテーション品に負けず劣らず
どんなのを付けるかはあなた次第。It's up to you!

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裏面には糊が付いていますので特に用意するものはありませんが

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糊をはがしたフタ側は手垢がいっぱいくっついていると思うので必ず脱脂します。
シリコンオフと呼ばれる溶剤でしっかり脱脂します

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脱脂した後は溶剤をしっかり飛ばすだけで、特にプライマーは必要無いでしょう

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糊はしっかり入っていますので貼付強度はばっちりでしょう

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例の合わせ位置をしっかり確認しながら貼り付けます。

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再び輝きを取り戻したオーナメント。

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その合わせ位置には指でそっと曲げてあげれば出来上がり

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再び袋に入れて箱にしまったら完成です。

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この部品は外す事そのものが大変だからなー
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2020年02月17日

ヌヴォラブルーの塗装

今日は僕自身の点検に行ってきました。
内視鏡検査です。結構な大変さでしたねえ。一大下剤大会でしたから
おかげさまで、僕の下水道管は大変状態が良かったです

サフェーサーを塗装した166

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こんな感じ。これを手のひらの大きさの600番のサンドペーパーで丁寧に研磨していきます。
研磨が目的ではなく完全なる平滑さが必要なのです。
しかし、暖冬とはいえこの大きさのボンネットを研ぐのは容易ではありません。
頑張った向こう側には美しい仕上がりが約束されるのです

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ヌヴォラブルーは3コート塗装と呼ばれる塗装方法で、グランドコートにソリッドベースを、2ndコートにパールベースを入れる手の込んだ塗装です。日本の3コートパールはグランドの色を活かして、透明なクリアーにわずかなパールを混ぜて色彩を変化させるものですが、ヌヴォラブルーは下色に染まりやすい色を入れるのが目的のようです

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このドラエモンカラーがグランドです。塗装の強度を上げるために10%の硬化剤を入れます

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ごみバケツではありません。エルフのカラーでもありません

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そしてこれがパールベース。きれいな黄色い発色がなぜか写らないのが残念

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攪拌棒の角度を変えていけば見えるかな?

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青と黄色のグラデーションが写らないなあ

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少し青みが出てきました

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そして青になると。

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塗料の作り方はこんな感じ

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黄色い干渉パールが97.8%であとは青紫、黒、赤みの青、青身の強い緑がほんの少しづつ入ります

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それをかき回すと

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まだまだ白黄色味

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突然青に変化

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こんな感じで出来上がり

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実際に塗装していきます。

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ドラエモンブルーで3回、パールで4回塗装します

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全体にムラが無いかよく確認していきます

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塗っていても黄色を塗っているのか、青を塗っているのかわからなくなります

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写らないのが実に惜しい

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続いてクリアーを塗装します。分業で塗装します。
じゃんけんで勝ったので僕がトランクを、塗装屋はチビなのにフードを塗ります(笑)

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この人、シッケンズとこのスタンドックスしか使ったことが無いのです。だから男顔負けの吹き方で大きなサタのガンを取り回します

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クリアーは2回仕上げなので、一回目でフラッシュオフと呼ばれる小休止を挟みます

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僕は完全な亜流なのでそれほど大胆な吹き方ではありません。

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もう少しガンが近くてもいいかな? でもスプレーするフォームは無理に変えない方が良いとも思います。

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美しい仕上がりとなりました。

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昔なら二人で一気に全塗装しますが、最近はこのように分散して塗装するスタイルがMPIでは一般的です
都合、9回の塗装になるのでこれだけでも結構大変です。

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カスタム塗装をしている人からするとこれぐらいのフリップフロップカラーは一般的かもしれないのですが、まず一般的な塗装でここまで色が変化するパールカラーはあまり聞いた事がありません。

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いーですね。残りも頑張りましょう
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2020年01月18日

みんな壊れちゃうアレ

2010年くらいまでのアルファロメオではほとんど全車種に見られるフューエルポンプからのガソリン漏れ。
ものすごい頻度で交換作業します。

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上からのインタンクポンプなので、ほとんどこぼれることはありませんが、ガソリン関係の作業はどうも頭が痛くなります。
それほど頻度の高い故障なのにリコールにならないってどうしてだろ?

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166での作業風景ですが、古いポンプを交換する際に、パッキンとフタを新品に交換すると嵌めるのがすごく大変になります。
最近は壊れない限りパッキンやフタはそのまま使いまわしています。

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汚いポンプを見ると

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ボッシュ製品ですがチェコ製品です。ボッシュでもドイツ製品は品質が良いとされていますが、もしここまで無交換なら18年間使い続けてきたのですから素晴らしい

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新しい方のボッシュ製品が長持ちすることを何より願います

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2019年03月21日

アルファロメオ V6用エンジンマウント販売します。

いやー、ココログ、新しくなって使いづらい。実に使いづらい。
ついに今回のリニューアルでガラケーで見ることができなくなってしまいました。

これ、いつの間にか全く手に入らなくなって、僕のところにも問い合わせが一定の割合であった部品です
今や超貴重品になってしまいました

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イラストで言うところの1番

155、156、147、GTVのV6エンジンで使われているマウントです。

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こちら。参考画像だけど。

部品番号で言うところの60655868 もしくは60500574 です。

とりあえず2個だけ輸入します。
もちろん、純正の新品ではなく、古いマウントを作り直した、いわゆるリビルド品です。
純正の新品など手に入りません。でも同等の性能を有したもので決して粗悪ではありません。
当初、もっと安くできるとタカを括っていたのですが、フタを開けてみると、結構な値段になりました。

金額はなんと、税別60,000円。これでも個人で作れる限界の値段です。

で、ここからが重要なところ。
リビルド品なので、コア(取り外した古い方の部品)の返却が必要になります。
その古い部品が返却されれば、15,000円返金します。
ただし、著しい破損やコア返却が無い場合、当然返金できません。

つまり実質の部品代は45,000円となるわけです

入荷は来月末を予定しています。

お問合せは↓からどうぞ
posted by admin at 00:08| Comment(0) | アルファロメオ全般