2021年11月26日

ホワイトスネイクに女性ベーシストが加入

まあ、確かにこれまでこういった女性のアーティストがボーカル以外で活躍するのが見られなかったのがおかしいのか
これだけ長い歴史のあるバンドで、ある意味 男だけってのもおかしいのかな?
新しいベースプレイヤーはタニア オ キャラハン



今の人らしいと言うか、どんなタイプの曲でもいけちゃいます。



この人がベースでトミーアルドリッジとのリズム隊
早く見たいですねえ
トミーアルドリッジ、めっちゃくちゃ音デカイですし。

ギャリアンクルーガ使ってるみたいですね。
すごい時代になりました
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2020年07月09日

British Steel

時々思い出して無性に聴きたくなるアルバムBritish Steel
アートワークも素晴らしいですね。


僕が中学の頃、死ぬほど聞いて恋焦がれたアルバムです。特にデイヴホーランドのドラムの音が当時すごく好きでした。
中三の時に千絵ちゃんと聴いたけどフラれちゃったなー。
そんなブリティッシュスティールですが、当時LPでは曲順が違ったのですよ。未だに当時の方が曲順は良いと思っています。
さらに、その当時のブートでこんなものがアマゾンで売っていまして、買ったのですよ。もうずいぶん前の話になりますけど


1980年6月25日のデンバーでのライブのサウンドボード音源です。
かなり良い音質なので十分楽しめます。特にSteelerをライブでやっていたのはこの頃だけで、それだけでも楽しめます。
このアルバムはジューダスの中でも重要な位置にあるアルバムで、その後のHMに影響を与え続ける物だと思います。

発売30周年を記念して発売された、こちらのアルバムはリマスターされたスタジオ版と
2009年のメンバーが演奏する完全再現ライブとの2枚組となっています。


2009年のライブは言わずもがな、おじいちゃんメタルですが、上の1980年のライブは違います。
まー、なんでもあるもんで1980年のやつも見れました


あとは動画があればなー

2020年05月16日

Night Ranger考

なんだか久しぶりにナイトレンジャー聴きたくなっちゃった。
と、言う事で今夜はNight Rangerです。

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高校の時に渋谷公会堂見に行ったなあ
まあー、何よりバカテク(この言い方が昭和?)でした。
僕は何よりブラッドギルスが黒いサブのギターを使うのか見たかったのですが、使わなかったですねー

なぜ黒いサブ?

やっぱり僕らオジーのライブをビデオで見てですね、シビレちゃったわけですよ。いやいや炎の彼方で?

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僕が中学3年時にデビューしたんだっけかな?
Dawn Patrol ですよ。


ところが、この中でもすごく聴きたくなるのはブラドのギターではなくてもうひとりのジェフワトソンのギターなのです。
もちろん驚異的なスピードと正確無比なピッキングでこなすDon't tell me you love meでも良いのですが
心に響くのはやはりシングルカットされたSing me awayです


このソロの音!
ナイトレンジャーがデビューしたあたりにイングヴェイマルムスティーン、ヴィヴィアンキャンベル、ジョンサイクス、エイドリアンヴァンデンバーグそしてこのナイトレンジャーの二人とギターリスト大豊作の時期なのです。
もちろんその背景にはエディヴァンヘイレンやランディローズと言ったわずかに前の世代の台頭やリッチーブラックモアやウルリッヒロートらの存在も大きいと思います。

そのなかでもナイトレンジャーがいろいろ違ったのは、まず音でした。
ブラッドのフロイドローズユニットを駆使した奏法もそうですが、何より僕が思ったのはギター音です。
あれだけぎゃりんぎゃりんに歪んでいるのに1音1音が潰れず分離していて聴きやすい
メタルピックを採用していて巻弦をひっかく音があまり気にならない。
あんなに歪んでいるのにハウらない  など

当時、メタル系は全員マーシャルの3スタックと決まっていました。
例外はないのです。エディヴァンヘイレンだって、アンプが爆発しそうな歪み方で、マーシャルでした

でも、ナイトレンジャーは当時聞いたこともなかったMesa Boogieと言うなんだかメタルっぽくないアンプでした。
あれが、正直あまり好きではなかったのですが、その後の主流になっていきます。
また、セイモアダンカンのピックアップですね。それも当時非常に高価で、ディマジオのPUの倍してました

そんなセットをあの大男がうちわのようにデカい手で弾くのですから、スゴイ音になっちゃうわけですよ


とかなんとか言っといて、いろいろ聞いていたら、こんあアンプラグドのライブがありました。


この中で既にジェフワトソンは抜けた後なのかな?? その中の最後に入っていたボーナストラックがなんと
元イーグルスのドンヘンリーのBoys of summer でした。


最後は他人の曲でしかもアコースティックって...
と言うことでぜひともダムヤンキースよろしくお願いいたします。ナイツかっての


2019年10月11日

今夜もNWOBHM

今も記憶に残るライブと言えば、1982年のレディングでのY&Tのライブです。もちろん見に行っちゃあいないですよ。この数か月前、日本の大田区体育館とヘビーメタルディスコのツバキハウスで変則的なギグを行うのですよ。それは行きたかったかったんだけど中学生にはなかなか行けず。

それもブートがあるのですねえ、すごいなブートの世界
https://monotone-extra.co.jp/SHOP/ncd-00732.html

まあ、それは置いといて、このDVD見ていたら、なんだか80年代前半のHM系フェスが気になっちゃってなんか記事にしました。

特にこの1982年のレディングは強烈なアクトで、ベストではないかと僕は考えます。
初日はプレイングマンティスやオランダのバロンロッホ、全盛期のタンク、後にフィルライノットと行動を共にするローレンスアーチャーのスタンピード、ランディカリフォルニアはいいか。
2日目はブルースが加入した新生アイアンメイデンがヘッドライナーで、ゲイリームーア、ジョンサイクス時代のタイガース、ギランを止めたバーニートーメ(エレクトリップジプシーズ名義ではない)、グランプリ、山本恭司のBow wow(当時はこの表記だった)
3日は誰が出てくるかわからなかったMSGがヘッドライナー、バーニーマースデンSOS、マリリオン、トゥイステッドシスター(もちろん、ブレイク前)、これはモーターヘッドと何か演奏するんだよなあ。そしてY&Tです。

MSGのパフォーマンスもブートが出回ってます。

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まだBURRNもない頃、ミュージックライフで特集が出てコーフンしたのを本当によく覚えています。

日本じゃあ、金八先生がスナックZで魑魅怒呂のメンバーと腐ったミカンの方程式を解いていた時代。
松田聖子が赤いスイートピー歌っていた時代。タイガーマスク全盛もこのころ。

イギリスの音楽界が最高潮の時ですねえ。HM/HRに限らず、カルチャークラブ、スパンダーバレエ、ヒューマンリーグなどニューロマンティックがメインストリームでした。

ちなみにレディングぼ81年はそれほど見ごたえはなく。たぶんギランはバーニーが抜けたころで、ヤニックガースが入り全く興味がなくなっちゃったし。

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注目は1980年です。あの、第1回モンスターズオブロック というよりドンニントンパークフェスティバルの開催から6日後から始まったレディングの、こちらもう〜んと唸ってしまう、なかなかシブい出演者。ドンニントンパークから北に100kmくらいの距離なのかな?むかーし、イギリスの人に自動車を販売したことがあって、見に行ったと言っていてうらやましく思った記憶があります。

向こうがレインボウならこっちはホワイトスネイクって感じ?

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初日は、まだお下品な内容ばかり歌っていたクロークス(こりゃみんなそうか)、バーニートーメが弾きまくりのギラン
2日目はマイケルがいなくなった抜け殻UFO、ポールディアノ時代のアイアンメイデン、トミーアルドリッジ時代のパットトラバースバンド(既にあのドラミングは健在)アイアンメイデンと同じ日にサムソンが出ています。ブルースブルース時代で、ドラムのサンダースティックが檻の中でドラムをたたく前だったように思います。上の82年のレディングではアイアンメイデンのフロントマンとして登場するのは皮肉な話。

何と言っても大波乱の3日目はホワイトスネイクをヘッドライナーにみんな見たかったであろうゲイリームーアのG-force、もちろんプレイできずなんとあのスレイドが代役を務めます。ランディローズ時代のブリザードオブオズもキャンセル。じゃあ、誰がいたんだ的なニオイがしますが、タイガースオブパンタン、マグナム、バッジー、ガール(!)、デフレパードも出演していますが、当然フィルコリンはフィリップルイスとガールにいたころでしょう。ちなみにそのフィリップはのちにギランのバーニートーメと一緒にやるのですが...
そんなこと言ったら、Tアルドリッジはホワイトスネイクにもオジーオズボーンとも一緒にやってるな。

一方、その約1週間前にシルバーストーンサーキットで行われた伝説の第1回モンスターズ。
DJはニールケイ。これはポリドールの企画だったように思います。だからジューダスはCBS Sonyで、企画盤には未収録だけど、あとみんなポリドールでしょう?

レインボーは最近オフィシャルで、サクソンはオフィシャルブートレグからオフィシャルで音源が出ています。ジューダスはブートで出回りましたが良い音源が無いのでしょうか? 

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翌81年のドンニントンはAC/DCがヘッドライナー。演奏曲はなぜかニューアルバムのFor those about to rockからはやらず、来日した日本青年館でのライブに近い演目。しかし便利ですねえ、家に居ながらにしてネットをちょっと調べればすべてわかるのですから。
当時はミュージックライフを片手に、どんな曲を演奏したのか?とか、新宿のキニーレコードに行って、買えないから演奏曲目だけ見てきたり。あとはまだまだイケイケのホワイトスネイク、ブルーオイスターカルトはゴジラでしたね。

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余談ですが、この年はヘビーメタルホロコーストなるフェスもありましたから、イギリス国内では本当にいろいろ見れたのだと思います。
これはいいアクトですね。Ace of spades のモーターヘッドにランディローズ擁するブリザードオブオズと、Allied forces 発売後のトライアンフと見たいグループだらけ。

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ちなみにオジーのはブートがあるのですね、びっくり。世界は広い。

https://www.livebootleg.net/SHOP/oz0008.html

82年 この年のドンニントンはサクソンでしょう。アンヴィルも一番元気なころですから、見ごたえ十分だったとは思いますが、やはりサクソン。ただNWOBHMがものすごいスピードで廃退していくのもこの頃かもしれません。

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翌83年のヘッドライナーはホワイトスネイク。これは当時レーザーディスクにもなったコージーパウエル加入後、ジョンロード、コリンホッジキンソン、ミッキームーディとメルギャレイと空中分解直前状態。しかしプレイは良いですね。

ディオはもちろん、ヴィヴィアンキャンベルのお披露目ギグでしょうか? でもSWEET SAVAGE時代にどれかに出てるかな?
こちらも音源が出ましたね。

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しかし、この年の5月にヘビーメタル元年とでも言いましょうか、メタル不毛だと思われていたアメリカで静かに進行していたHMブームを象徴するような出来事があったじゃないですか!

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USフェスティバルのヘビーメタルデイです。アメリカは規模が違う。この後のいわゆるLAメタルブームは、失速するイギリスのHMを尻目に、世界的なムーヴメントになっていくのでしたあ。
今年はNWOBHMの誕生からちょうど40年なんですね。
80年代は本当に素晴らしいHMの楽曲があふれる、良い時代でした。

あまりにマニアックというか、狭義な長記事すいません。

2019年04月21日

続く訃報

元UFO、MSGのポールレイモンドが亡くなったそうです

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その前にはテッドマッケンナも1月に亡くなっていたんだそうです。

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先日バーニートーメが亡くなって、相次ぐNWOBHMの旗手を務めた時代の方がどんどん亡くなり残念です。

でもみんなもう60後半から70代ですからしょうがないのでしょうけどね

ポールレイモンドはキーボードもギターも出来るMSGのようなバンドにはうってつけの人でしたが、
こう言っては怒られますが、刺身における醤油やわさびみたいなもので、無いと大変味気なくなりますが、あってもその恩恵をあまり感じないと言う人もいます。でもマイケルをはじめリッチーブラックモアやイングヴェイなどのギタリストのバンドでは実に重宝されるポジションの人です
晩年はあまりマイケルとはいい仲ではなかったような?
UFOで何かトラブルがあったようですが、詳しくは知りません・・・ イメージ的には脇役を徹する良いイメージしかありません。

テッドマッケンナは、明らかにこの人とわかるフレーズをたたく数少ないドラマーで、コージーやヴィニーアピスのような派手さはありませんが、ライドシンバル+ツーバス連打で、ああこの人ねと思わせてしまうキャラクターを持った人でした

ゲイリームーアとやったこのアルバムや

マイケル、グラハムの頃は

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それほど思わなかったのですが
ハマースミスのライブはどしちゃったんだ? と言わんばかりの急ブレーキ

尤も。アレックスハーベイの頃はギタリストの印象が強すぎてさっぱりですが(笑)
ちなみにテッドはグラハムが失踪した直後のレディングでのライブのCry for the nationsでもやらかした前科があります

AHB時代からの旧友のクリスグレンも悲しんでいるでしょうね
合掌

 

 

 

2019年04月11日

大英帝国のバンドたち

僕の個人的な主観なのですが、アメリカやイギリスって根底にどこかロックンロールの潮流がいつも流れているような気がしてなりません。
それはハードロックの世界でも同じで

でもイギリスとアメリカってちょっと違って

レッドツェッペリンのRock'n rollに代表されるような3コードロック的なのですが、どこか明るさに欠けて
ロックンロールには調性を左右する3度を入れないコードワークが多いのであまり明るい暗いという印象はないのですが
Status Quo(古っ)とかに始まり、saxonの初期、AC/DC、Motorhead、およびFastwayとかイギリス的なロックンロールなイメージなのです

それに対して、アメリカと言えば
KISS、エアロスミス、ZZtop など底抜けに明るい感じです。
KISSなどあのかっこ、あのメイクで あ-ワナRock'n Roll Allnightですからね。 
で、どうしてもそちらに引き寄せられてしまうのか、モトリークルーやトゥイステッドシスターや、マリリンマンソンなどなど
必ず、アメリカのハードロックシーンには一定の割合でこの手のサウンドのバンドがいます。

僕はやっぱりイギリスのバンドが好きで、AC/DCはお国がちょっと違いますが、Saxon Fastwayとは周期的に聴きたくなってしまいます。

 

同じくFastwayのEasy livingも周期的に聴いてしまいます

 

さらにこちらは置いといて
やはりイギリスのロックアイコン、ホワイトスネイクが、あのSlide it inが35周年で、記念盤を出しました。

 

この頃から一気にコマーシャルなサウンドになっていくのですが、すごいメンツでのリリースで、音源も何種類か存在していたように思います。Saint and sinnersでスベってしまって以降、しばらく安定しなかったイメージですが、コージーパウエル、ニールマーレイのリズム隊に、ジョンサイクスと言う最強布陣のこのアルバム。何気に隠れた名盤だと思います。

注目は5枚目?かな?が1984年のグラスゴーでの公演で、ジョンサイクスがギター弾きまくり、歌と言うかコーラスもデビッドを置いて、一人気持ちよく歌っています。イングヴェイもそうですが、革命的な技術をもたらしたギタリストは皆、自己チューです。

ホワイトスネイクはCome an' get itまでと思いますが、

 

このSlide it in以降は違うバンドと考えていきましょう。
その後サーベンスアルバスが発売されるのですが
ドラムは元ジャーニーのデニーカーマッシ、ギターはジョンサイクスで、いかにも音的にはイギリスっぽい感じなのですが、実際のツアーには
ヴィヴィアンキャンベルとエイドリアンヴァンデンバーグ。そしたらなぜか一気にアメリカっぽいサウンドになっちゃった。

 

この次作、Slip on the tongueなどもはやイギリス色がありません。
でもオーストラリア人の友達のバリーさんが、昔のホワイトスネイクのアルバム、Live in the heart of the city...の歌詞カードを見ながら、「この人(デビッドカバーデール)ってアメリカ人だろ? 内容がアメリカ英語だ」と言ってました。

記憶が正しければ上のSlide it inにもアメリカ人ばかりでレコーディングし直した、つまらないバージョンがあったようなかったような・・・

同じ時期にアメリカ向きのサウンドを早くから出していたDef Leppardも、今思えばイギリスっぽさが、どこか隠し切れない瞬間があります

ノスタルジアあふれるデフレパードで本日はおやすみなさい
ってパイロマニアからの曲じゃねーじゃん。

 

2019年03月20日

Wild west

先ごろ、元ギランのギタリスト、バーニートーメが亡くなったそうです。
スタイルは全く違うギタリストでしたが、大好きでした。

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ギランのグローリーロードで好きになったギタリストで、当時、ギタリストがクローズアップされる時代に決して上手とかではなく、感情一発のソロを弾く人でした。ジミヘンドリックスやジェフベックなど好きなギタリストの影響モロ出しのプレーでしたが、それがまたかっこいいのですよ
当時日本ではそれほど書かれなかったのですが、バーニーがランディ亡き後のオジーオズボーンバンドに入るかもしれないニュースが、ミュージックライフのメタルニュースに書かれて、喜んだものです。ま、数回のギグだけで実現しませんでしたが、無理もないか





その後ソロになって出したエレクトリックジプシーズ





ぶっといストラトの音。弾いているというより、ただ騒いでいるようなギター。まさしく健在でした。
続いて、ライブもリリースします






当時動くバーニーを見れる機会はありませんでしたが、写真は結構ありました。特にバンド名をトーメにして、元LAガンズ/ガールのフィリップルイスと組んでいたころの画像は本当にかっこよかった
歌や楽曲はまあ、しょうがないとして・・・





やはりギラン時代がいいですね。





ああ、残念です。合掌