ボルボV70の12カ月点検をいただきました
その中でも今回のトピックはリアブレーキです
超モダンだと思っていたV70も気が付けば11年前のクルマです
でもすばらしいシートや乗り心地は本当にスウェーデンの自動車のすばらしさを教えてくれます
ただヒットした先代、先先代に比べると少々影の薄い気がします。
YMによってブラインドモニターやアダプティブクルーズコントロールが付いて、一気にモダン化の波がやってきます。
余談ですが、そういった先進技術を対象とした特定整備認証制度という、高度な技術に対応する制度がスタートします。
サイドブレーキ一体型のリアキャリパー
パーキングブレーキはEPBと呼ばれるパーキングブレーキで、モーターの力でPに入れると勝手にキューンとワイヤーを引いてしっかりサイドブレーキをかけてくれます。
しかしパット交換の際にはEPBの昨日を強制的に解除してから交換する必要があります
さて診断機をつないで、パーキングブレーキモジュールから特殊機能に入り込み、サービスとメンテナンスに入ります
するとメッセージが現れて
まず電気式パーキングブレーキであるか確認する。と恐ろしいまでに初歩的なウオーニング
ブレーキを踏んでスタートボタンを押すとエンジンがかかってしまいますが、踏まないでスイッチを押しても何も起こりません。そこで3秒間、メーターパネルにライトが点灯するまでスタートボタンを押せと書いてあります。
問題のその後。Then release the brake pad. と書いてありますがbrake padと書かずにparking brakeと書くべきではないのかとつっこんでみたりして
その間にタイヤを外します
OKを押すと、いろいろ出てくるのでStart the service modeを選びます
ギューンとモーターの動く音が響き渡り20秒ほど動き続けます。
そしてキャリパーを外します
勝利の赤手袋はEくんの印。
どうしてか、かなり一方的に削れるパッド。
キャリパーのヨークが渋いわけでも、ピストンの動きが悪いわけでもなく、右も左も同じような減り方なので、こういうもののようです
内側のパッド残量は0ミリです
モーターによるピストンの動きはフリーになっているので、通常のキャリパーピストン戻しで普通に入って行きます
回したりする必要はないのです。ただ普通に押せばOK
全体図
新品残量は13mmくらいありますでしょうか? ロックタイトの塗られたボルトも同梱されてきます
再度診断機でを操作してサービスモードを解除します
メンテナンスモードがOFFになりました。タイヤを動かしてブレーキがロック状態になっていないか確認します
パッドはもう危険な領域です
本日ユーザーの元に戻って行きましたとさ