2022年02月22日

魅惑の輸入工具 その2

その2は以前から気になっていましたが、ファクトリーギアで実物を見て、安いときに買ってしまった物です
ミルウォーキーの電動ラチェットセット。かばんに入ってやってきます

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これ一つで1セット
バッテリー一つと充電器、ラチェット、ドリルドライバーが入って、国内の半分の値段で買いました。

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手の小さい僕には少々握りにくい太さです

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3/8の差し込み。ちなみに1/4もあるようです

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LEDのライトも数秒点灯します

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エアラチェットだととてつもなくジャマなエアホースがもれなく付いてきますが、それがないだけですごい機動力になります
これは便利

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トルクの具合もちょうどよく締まります。でも10mm以上なら手で増し締めは必須かと思います

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すごいスピードで普及する電動工具ですが、次はやはりインパクトでしょう
いらないかな?なんて思っていましたが、気が付いたら海外の整備動画を見ていると片っ端から電動インパクトだったりしますもんね


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2022年01月31日

切れ味抜群、ニッパーのオーソリティ

先日、工具屋さんで衝動買いしたニッパー
握り物の大家、クニペックスの新商品です

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クニペックスはつかみ物、バーコはモンキー、ドライバーはPBと昔は決まり事のようなイメージがありました。
クニペ以外にもチャンネルロックなんてアメリカのつかみ物メーカーがありました。


しかし今や、クニペックスの商品はどこででも見れるようになって、安工具の代名詞のアストロツールからスナップオンのバンセールスまで。喜一工具の功績が大きいとは思いますが、あんなに高性能な工具が身近でいくらでも手に入るというのは素晴らしい事です

特に僕はスナップリングプライヤーには絶大な違いがあると言っても過言ではないと思います。
でも今回はニッパーです。クニペのお家芸でもありますしね

今更ニッパーの感があるのですが、このヘッドに注目です

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Twinforceと呼ばれる新技術です。
少ないチカラで、より切りにくい物を切れるようです

一般的な180mmのニッパーと同じですが

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ちょっと違うのはその切れ味
結構切りにくいスプリング鋼
今までのニッパーで、切れないことはないですが、すごーくチカラを入れないと切れません

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でも今回の新しいTwinforceのニッパーは3/4くらいのチカラで切れます

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ん? 3/4とはずいぶん中途半端ですが
半分のチカラで切れたかと聞かれたらもう少し強くチカラを入れた感じ。
ではさらに、ずっと硬いバンドも切ってみます

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今までのニッパーでは切れませんでした。
しかし、新しいタイプのニッパーでは?

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かなーりチカラを入れて、歯の奥の方でやったら切れました。

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まあ、ワイヤーカッターなのでなのでバンドは切れなくて当たり前かもしれませんが、正直なところこれは買わなくてもよかったかな
普通のニッパーだと思ってください。
ただ、高いのよー。来月の支払いが恐怖だわ






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2021年08月19日

文明品ですよ

昨晩、お嫁さんから真空で(ビニールなどを)閉じれる機械が欲しいと言われ
百均で売っているシーラーでしょ? と思って、あれならよっぽどジップロックの方が完全に遮断できるよ
と大して聞く耳も持たずテレビを見ていました。
昔、少し流行った時に買ったけど、性能の悪さに閉口して、まったく使わなくなりました。

でも真空なんて言っています。真空? 布団とかの圧縮袋の事を言っているのかと思ったら、真空でパウチする機械が欲しいと
聞けば周りのご家庭で使っている人もちらほらいるようです
いやいやいや、お高いでしょ? そんな業務用的な商品は

と思いましたが、念のためにアマゾンで見るといっぱい出てきます!
その中で安い物から高額なものまでありましたが、普段から目にすることが多いメーカーのアイリスオーヤマ製の物を買うことにしました。それでも7000円です。




表題は7000円ですが、僕は6581円で購入しました。
なんと7000円弱でそんな業務用的な機械が買えるとは、まさに驚きです。

そして今日、さっそくやってきました。

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なんとこの箱に宛名ステッカーを直接貼り付けて送ってきました....

まあ、中身に罪はありません。
早速、解包して見てみます。
意外に重いです。

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説明書を見ないと使い方がさっぱりわかりません

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まず、袋の後端を作ります。これはまさに先のシーラーと同じで、焼き止めます

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後端が閉じたら、袋の中に真空パックしたい物を入れます。
とりあえず、マスキングテープの30mmを入れましたが、水分や水気の多い物はパックできないそうです。

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今回はやりませんが、これであとは機械が中の空気をどんどん吸って真空にして、シーラーで閉じたら出来上がるのです。
これを一回の作業でボタン一つ全部、全自動で行います。

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実際にパックしたキャットフード。かっちかちになっています。
これならしけらずに長持ちしそうです。
これは便利なり。

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便利な物が安く手に入る世の中になりました。

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2021年06月14日

LEDライトって難しいよねえ〜

作業灯選びと言うとのは意外に難しいのです。
僕は特に目が悪いので明るい作業灯は必須

むか〜し、僕がこの業界に入ったとき、作業灯といえば白熱球を挿して、プラの網が申し訳程度にある100Vのものでした
それが、LLCなどがポトッと落ちるとパンと割れてイライラしましたが、それから間もなく蛍光灯の100Vのものが出始めて、多くはそれに変わりました。

100Vの蛍光灯作業灯の時代は長く続きました、その間水銀灯の置き型作業灯などありましたが、すごく明るい分、影ができてしまいやはり蛍光灯のものには取って代わる事はありませんでした

ところが蛍光灯の作業灯は360度照らしてしまうので、反射鏡代わりにフィルムを入れて一部を隠していたのですが、ここ一番の大事なときにライトが回転して、めつぶし攻撃を食らわせるのでした

その分、LEDの作業灯が出てきたときに、ものすごいスピードで蛍光灯の作業灯を駆逐しました。
もはやLEDの作業灯なしで、自動車整備はできないくらいです。

しかし、LEDライトの登場から時間が経つにつれ、良し悪しの沙汰が行われるようになりました
特にジェントス旋風はなかなかすごかったのですが、長くコンペティターの商品を見ていなかったら
いつの間にかジェントスがちっともいいと思えなくなるような商品が発売されていました

今回、登場するのは現時点で最も使いやすいと思われえるLED作業灯です
どれくらい気に入っているかと言うと壊れたわけでもないのに2個目を買いました。
Eくんにもむりやり買わせてしまいました

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イチネンMTMと言う会社が発売元なのですが、この会社僕らにはなじみの深いイチネンケミカルズすなわちイチネンホールディングスのグループ企業で、かつてフロアクリーンで有名な日本コーザイを吸収した会社です
一般の人はクリンビューのメーカーのタイホー工業といえばわかりやすいでしょうか

そのタイホー工業とコーザイが合併してできたタイホーコーザイがイチネンに買収されてできた会社です

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なんと言っても軽い

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そして小さい

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本体とホルダーの2個からなり、それぞれにマグネットがついています

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軽いのでくっつく条件がよければほとんど落ちません

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ホルダーを使えば

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いろいろな角度で使えます。

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こんな風にしてもまず落ちません

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ボンネットフード、トランクフードの中、運転席や助手席の足元、狭いところでも大変に重宝します。
充電時間も短く、明るさも抜群
先端にもLEDがついて、覗き込むようなときにも使えます
数あるLED軍団のなかでもぶっちぎりの使用頻度です。

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アマゾンでも販売されているので、是非使ってみてください。



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2021年05月14日

工具箱を買いました

突然ですが、工具箱を買いました
買ったと言っても購入そのものは2月なのですが、工場の受け入れ準備ができなくて購入した日産部販におきっぱなしで、今日になってしまいました
多くの工場ではチェストは2個3個あったりしますが、なにしろ置き場所がないのです。ですから何かを捨てて、何かを置く的な(笑)

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買うに当たってはめっちゃくちゃ迷いました。
昔と違い今は、工具販売店のプライベート商品もかなり良くなってきました。
さすがにアストロのは候補に入れませんでしたが、
ファクトリーギアのDeen
WITのバーコ
逆にスナップオンは高すぎて候補から外しました。

で、結局買ったのはKTCでした

値段、バランス、内容でこれに決めました。
日本の会社ですし。
20数年ぶりに買った工具箱です

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もう入りきらなかった工具を分散してとりあえず、1/4と3/8は新しい方に

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1/2は古い箱に入れました。

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今までと違ってボールベアリング入りで開閉は実にスムーズ

しかし数年にわたり導入を熟慮していた工具箱ですが
やはり実際に買ってみると簡単に良し悪しがわかります
品質や塗装などは全く問題ないですが
他社製品は1番上の引き出しにソケット工具を入れる前提で作られていて
ディープソケットが立てて入るように、引き出しの深さを設計されています
KTCのはそこまでの深さが無く、その分、引き出しの段数を増やしています。

引き出しが勝手に開かぬようにロック機能が付いていますが、KTCのはちょっと開けづらいです。

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とはいえ、30年近く前に買った工具箱に比べれば天と地の差がありますね。
使いながら収納方法を考えていきましょう
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2021年01月13日

便利グッズ

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております。

先日、アマゾンで何かを探していた時に出てきた関連グッズ
なんぞやと思ってみてみると
クリックしないとわからない、でもクリックした瞬間に何かわかって買いました


これじゃあねわからないかなー?画像をクリックするとアマゾンに飛びます

あ、見なくてもこちらがその工具です

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この時期、自分でスタッドレスタイヤに交換する人も多いのではないでしょうか?
そんな時のお助けグッズ。

ちなみに自分でいろいろ作業するプライベーターご用達の商品はジャッキ自体です
永遠のベストセラー、マサダのシザースジャッキ。使っている人も多いのでは?


しかし、そこまでいらないけど、車載のジャッキでタイヤ交換くらいやりたい向きにはちょうどいいのでは?

なかなかヘビーデューティーな作りです

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PATの文字も凛々しく、実にぴったりな感じ。

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昔17mmのナット溶接したなー。
フレーム修正機にデリカ載せる時に、高さ調整のためにクルマの下に入れようとして、リフトを下げてきたら、全く抵抗になることなくそのパンタジャッキがぺっちゃんこになっちゃったんです。
せっかく溶接したのに。ジャッキの耐荷重は守りましょう。

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僕らはインパクトで回せますが、人によっては電動インパクトなどでばばっと回せそう
もちろん、ラチェットで回すのもアリ

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21mmのソケットで回します。だからホイールのクリップボルトも21mm1本でいけちゃう
あ、輸入車や一部の軽自動車は17mmだったり19mmだったりしますね

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なかなか良さげなお助けグッズでした。
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2020年12月12日

なぜか見なくなった工具

もうどれくらい前かなあ?
整備工場には必ずと言っていいほどスナップオンやマックツールが来ていました。
かつてマックツールやスナップオンなど高級輸入工具は輸入車を扱う整備工場やオートバイ屋さんなんかに来るイメージがありました。
ところがいつのころからか、一般的な修理工場でも見るようになって裾野は広がっていきましたが
今や、完全な成熟市場になって、スナップオンの工具の多くはメイドイン台湾になってしまいました。

そのスナップオンの最盛期のころ、すごい人気の工具の一つにこれがありました

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杖ではありません。
つっかえ棒です。

フードアブソーバーがダメになって開けといたら、勝手に締まってくるクルマ
そういうのに使うのです

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伸び縮みするのでいろいろなクルマに合うのですうのです。
僕らは如意棒とか言ったり

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で、この工具が結構な確率で壊れるのですが、すごく安いので消耗品的な使い方でした。

それから時が流れて、もう全く工場の如意棒はダメになっていつかそのうち買おうと思ったのですが
なぜか買って帰ることはなく...

先日ファクトリーギア東京west店に行った際...
たまに近くのお客さんや帰りがけなどに行くんですよ

その際にそうだ今日こそつっかえ棒を花王と意気込んで行ったんですよ

お店の中をぐるぐる見るも見つけられず、お店の人に「つっかえ棒ありますか?」と聞いたら
「ありますよ〜」と店の一番端の方から持ってきてくれました。

昔はセブンスターのゴミ箱みたいな入れ物に、色とりどりカラフルに刺してしてあったのですが
なんと店の一番奥の目立たないところに1本だけありました

1本しかないのですか?と聞くと 「1年に2-3本くらいしか売れません。」とつれない返答
「昔はファクトリーギアでも台湾で作って大量に作って持っていたのですが、全く売れなくなって
とうに生産は終了して、今は外部で作ったものを仕入しています。」

え〜、なんで売れなくなったんですかね?
「さあ? もうアブソーバーが痛まなくなったんじゃないですかねえ?」

時代の変遷とともに人気の凋落もあるのですねえ。
あんなにどこの工場にもあったのに



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2020年07月15日

工具展示会の代わりに

しっかし今年はよく雨が降るなあ
そしてコロナウイルス感染拡大の影響でイベントっていうイベントは片っ端から中止ですごく悲しいです。
僕の地元の鎮守のお祭りも、飯能まつりも、ところざわまつりもすべて中止。
また、今のところ、自動車にまつわるイベントも中止で、なかなか見に行くところもない。

工具の展示会なども同じく見に行くイベントがないので
今回、引き取りの関係で、行った先の近くにある工具店のファクトリーギア東京ウエスト店に行ってきました。


このファクトリーギアのプライベートブランドのDeen
値段と品質のバランスがすごく良いので1本。

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工具と言えばスナップオン。やはりラチェット類はこのメーカーに限るかな?
ヘックスやトルクスはぜんぜんダメだけど

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右端に少しあるのはHazetです。屈強さはこのメーカーが一番でしょう。
ただ、ドイツは基本的に1/4か1/2と言う巨大化かミニマムかの両極端で、文化の違いを感じます。
なんでそんなに極端なのだろう?

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お道具箱も今や、スナップオンとかよりも、安くても高品質な物が多く出回りました。
僕の道具箱もかなり手狭なので買いたいなあ

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京都機械工具もずいぶん高級志向に寄った商品を展開するようになりました。

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スナップオンやマックツールスなどの高級工具となんら遜色ないレベルの工具です。
僕はほとんど買わなかったけど、今回1本。

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おそらく、値段と性能のバランスが最も高いのがこのクニペでしょうねえ。
ここのニッパーは世界一。チャンネルロックよりもこちらでしょう

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しかして今回はこんな物たちを買いました。
イタリア車の整備には欠かせない16-18mmのストレートメガネのロング
先日折ってしまった8-10mmのストレートメガネ

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今回どうしても買いたかった物の一つがこのクニペの超ミニコブラです。
割と最近、左側の手のひらサイズのコブラを買いましたが、今回さらに小さいコブラが発売されたのです。
これでちゃんと仕事するのかと思いきや、実に造りがすばらしい。

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そして、先日テージスのスイッチの分解でちょっぴりこまった極小のヘックス。
1.5mmの下は1.3だと書きましたが、実は1.27なのですね。ま、ほとんど変わりませんが。
PBのコンフォートグリップの1.27のヘックスドライバーです。これまたちっさ

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さらにビットですね。PBの販売するビットとしては大きい5mm、6mmのヘックス
T30と40のトルクスです。
ラチェットで回すもよし、ドライバーで回すもよしです。

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工具なんてなくても気合で回すんだよと、先輩方に教わりましたが
やはり工具がいろいろあれば作業効率があがり、もっといろいろな仕事ができるようになります。

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2020年04月20日

小さいプライヤーは力持ち

以前に書いた記事で小さいクニペックスのプライヤーを買ったのですが、これが大活躍なのですよ
詳しい内容は以下を参照してください

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特にここで使おうと思っていたシチュエーションがありまして
アウターハンドルから伸びるドアロックのリンクロッドです。これ入れる時にちょっと力が要るのですが場所柄なかなか思い通りにいかず。苦労するってほどではないのですが、あるとすごく助かると言いますか

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この突起にプラスチックのロッドを嵌めるのです

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これが気持ちいいまでにすぽんと入れられます。

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イタリア車はこのパターンがマセラティやフェラーリでも見られます。
これならどんどんすぽんと入れらます。

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いやあ鳥肌がたつくらいぴったり。

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手のひらに入っちゃうくらいの大きさなのですが、なかなかの影響力ですよ


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2020年04月01日

ネット通販あるある

うーん、やってしまった
メールでウルトの工具のアウトレットのメールがきて、見れば500円と超安いピンボールハンマー。
そりゃ、どこか見ればどんなものか分かったかもしれませんよ
でもこの画像見ると、かなり良さそうでしょ?
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迷わず注文しましたよ
そしたらすぐに来ました。本当に翌日きました
早速箱を開けると
この段階でも何の変哲もない工具ふたつ。この時点で気が付いた人はかなりな選球眼

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ちょっと変わったニードルノーズプライヤー。
これも500円と破格だったので注文しました。

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いかにも長期在庫をにおわせるヒンジの部分。しかし、そんなのぜんぜん構いません。
問題はこのあと

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こうして写真を撮ればそれほどおかしくは思わないかもしれません。では次の画像では?

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これでもそれほど思わない? 段々わかってきました?
遠近法を使うと全く不自然ではないのに

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これでわかります? 小さいのです。ハンマーヘッドが親指くらいしかありません
柄の太さも指くらいです

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いや、わかっていたら買いませんよこんなの。何に使うんだよ〜

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だるま落としに? 

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いやこれと変わらない大きさですから〜
おおまさしく今日はエイプリールフール

いやいや、これ本物ですから〜

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安さに目がくらむネット厨斬り!
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2020年03月24日

プラスドライバー

整備の業界に入って30年くらいかと思いますが、その前から、いやはるか前からプラスドライバーは常に最も身近な工具だと思います
時にラジコンの組み立てや修理に、時に家の壊れたドライヤーやラジオの分解に、時にギターのピックアップやアンプの分解に、常に傍らにプラスのドライバーだけはありました
もちろん、他にもいろいろありましたが、使用頻度といえばプラスのドライバーの右に出るものはありません。
その時、手元には必ずVesselの透明なセルと赤の柄のドライバーでした
とてもオーセンティックな商品で今なお多少のモデルチェンジをして販売されていると思います。

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特にラジコンに熱中していた小学4年生の頃、ふつうのドライバーでは飽き足らず、オートマチックドライバーなる物まで手に入れました

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まだ売っているんですねえ。
柄の後ろ側がくるっと回ってキャップが外れて、中にビットが収納できるのがセンセーショナルでして
肝心の使い方は、ビスにビットを押し付けて力を入れるとシャフトが回転して普通に柄を回すより2倍のスピードで回せるという代物。シャフトの溝だか長さによっては4倍速もあったような....


電動工具が安価で広く出回っている今日ではほとんど無意味なものかもしれませんが、僕が小学生の頃には本当にセンセーショナルなものでした。なにしろクリスマスだかに親に泣きついて買ってもらった物でしたから。
ひょっとしたら物心ついた時から、クルマと工具が好きだったのかなあ?

やがて整備業界に入るとベッセルもオートマチックドライバーも無くなり京都機械工具、すなわちKTCにとって変わります。
と言ってもおそらくはKTCはベッセルのOEMだったと思いますが。
「筋金入りくん」なる工具セットの中の1本でした
画像は現行のKTCの工具セット
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やがてKTCのセル柄ドライバーはもう一つ良くなくて、よくカムアウトを起こしてネジ頭を痛めるようになりました。
そこで手に入れたのはスナップオンのドライバーでした。
画像左の4角のグリップのものです

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当時は既に六角の柄になり始めて、先輩から頂いたものです。
しょせんは中古品でしたが、確かシャフトを打ち換えて使ったように思います。
その後、喜一工具がPBを扱うようになると、初めて使うPBの性能の良さに、一気に道具箱の景色が変わりました
当時はセル柄しかなく、プラ柄のものが出始めたころだったと思います。
PBはとにかく使いました。
使いやすいわりに値段が安く、少ない力で刃先に大きなトルクがかけられる、まさしく手の小さな日本人には良い物でした。
一時期、スナップオンから変わった六工社のオリジナル、リックツールのドライバーも使いましたが、結局PBに戻りました。
ちなみにリックツールのドライバーはy当時からベッセルのOEM品でしたが、圧倒的に高性能なシャフトでファンも多かったようですが、僕は結局PBに戻ったのです。

その後、しばらく、10年くらい後になって、当時、保谷にあった阿部工具なるドイツ系工具の専門店で、WERAのダイアモンドチップ付きのドライバーにはぶっ飛びました。
強烈な印象でした。
飛びついたのをよく覚えています。

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それ以来、プラスドライバーはずっとWERAのダイアヤモンドチップのブルー柄です。果たして何本買ったか覚えてないくらい使っています。1度は生産中止が決まって3本くらいまとめ買いしましたが、じきに撤回されるアクシデントもありました。
今、使っているのも2本ありますがかなり減って来たのでそろそろ買い替え時です。
おそらくはこれ以上のドライバーは出てこないかもと思っています。
でも、実はそのWERAのドライバーは2番だけで、それ以外はこのPBが今も担っています
尤も、出現頻度は圧倒的に2番なのですが。

先日、あやまって整備途中の自動車の荷台に載せて走ってしまい、消失してしまいました。
リカバーで、久しぶりにコンフォートグリップの1番を買いました。

僕は若い人にはプラスのドライバーだけは良い物を買った方が良いよと教え続けています。
これだけは不変の真理かな

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2020年03月16日

人んちのブログで紹介されていたクニペのコブラ

先日、納車か何かの帰りにファクトリーギアと言う工具屋さんに立ち寄りました。
ファクトリーギアの東京West店はこちら


そのファクトリーギアと言う工具屋さんは千葉の旧柏警察のそば、呼塚の交差点の先にあって、とても遅くまで営業していて よく流山のお客さんの所に納車で行った帰りに寄った覚えがあります。
その呼塚の交差点の近くには、輸入工具の老舗、原工具もありましたが、1度大昔に寄ったことがありますがほとんど行ったことがありません。やはり深夜まで営業していたファクトリーギアの方が寄りやすかったのでしょう

そんなファクトリーギアのブログの「工具屋てっちゃんのこれでいいのだ」ブログの愛読者の僕は
気になっていた工具があったので買ってしまいました


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超ちびいクニペのコブラです。手のひら大のプライヤーってありそうでなさそうなもので、案外、使い勝手は未知数なゼネラルパーパスなプライヤーです。例えばホースバンドとかですねえ。
あるいはドアの中でアウターハンドルのリンクロッド外すときとかですかねえ?

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一方、コブラには巨大なやつもあります。
これはもともと、ジープチェロキーのリアのスペアタイヤハンガーを分解する際に、ボルトやナットがサビで溶けていかなるソケットでも外れなくなってしまった時に、バイスプライヤーを使って回すアイディアに行きつきました。
それでも屈強に締まったままボルト ナットはバイスでもなめてしまうので、奥の手を考えた末に出てきたのがこのデカコブラです

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このデカコブラで何をするかわかりますか? このプライヤーでバイスを握るのです。人力ではとても噛めないギャップのバイスでもこのプライヤーでバジンっと噛めば絶対カムアウトしないのです。
でも今回はちびい奴なので、そんな強大なトルクは必要のないところに使います
それでも素手で回すのとは比較になんないほど力がかかりますのでいい塩梅なのですよ

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2020年02月09日

工具展示会にはいろいろな魅力があるのです

その166のリアサスペンションを修理した日の午後、ダブルヘッダーの第2試合は日産部品販売の工具展示販売会に行ってきました

抜けるような青空の下、圏央道を飛ばして一路、東北道の岩槻インターを目指します。

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毎年2月に大宮と熊谷の2か所で行われる展示会ですが、もうずーっと熊谷ですが今年はスケジュールの都合で初めて大宮の方に行くことになりました。
熊谷より、大宮といっても岩槻ですがこちらの方が近いイメージです。しかし岩槻もなかなか遠い。岩槻と言えばタムタム大宮店があるので、昔から行くことが多かったのですが、今回はまるで違う目的で行くことになりました
多くの会社がいろいろ展示しているのですが、かいつまんで記事にしました

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入ってそうそう目についたのはドライブレコーダー...ではなくその中身、SDカードです。
例のあおり運転の影響からすごいスピードで普及した感のあるドライブレコーダーですが、多くの方が付けることで安心してしまい、カードのフォーマット(初期化)をしない人が大変多いです。
僕は最近はいわゆるフォーマットフリーのタイプのドライブレコーダーをお勧めしますが、到底アマゾンなど通販の値段にかなうわけがなく、多くの方は通販で買われます。

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意識高い系の方々は、こういった高性能媒体を使うのですが、安い安いに執着する方は殆どと言って良いくらい1G 100円くらいのカードを買います。すると多くの場合マトモに撮れていないです。
壊れているケースが殆どです。

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これは売りたい側のプロパガンダでもなんでもなく、本当にこのようになっていますので一度確認してみてください。
ちょうど僕も気になっていたので、MPIでも扱うことにしました。8Gで5000円くらいしますから戸惑う気持ちもわかりますが、買うものは安心です。レコーダーを付けただけでは買えない場合もありますからお気をつけください

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これもオモシロ商品でした。

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手がどんなに汚くても水で洗うことなくたちどころにきれいになるシート。買ってしまいました。
出先などで作業するときは抜群の出来です

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アンデックスの商品で、なかなか面白い商品を勧められました

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これの使い方は主に建設系の方々に向いたものみたいですが、自動車整備にもイケるということです
なにしろインパクトでまわしちゃうんだから強烈


ただ自動車整備の場合はこの大きさがネックになってしまうことの方が多そうですがねえ。
さらにハイトルクタイプも存在します....

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おなじみ見ちゃうと欲しい心が止められない特殊工具のハスコー。威勢のいいおにいちゃんが売っていました。同じSSTのコートーとは対照的。ま、それの方が良かったりして。僕も歳をとりました

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今の診断機が壊れたら後継になるであろう診断機、SCANPAD。でも次はどこの物が良いのか検討中

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ここでは空研のエアツールが気を吐いていました。かつてはインパクトといえば空研的なシェアだったのですが、自動車整備分野では新進気鋭にはじき出された感が否めません。しかし、やはり老舗、ラインナップは素晴らしい

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おなじみの黒いゴムのプロテクター。
水道管ゲームに出てきそうな正逆回転調整トグルスイッチ!
オーセンティックな機種は長くその姿を変えません

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なんとhpがドライブレコーダーを展開しています。
しかし、hpって安いだけのメーカー?
ええ、MPIのプリンターは代々hp
結構な頻度で買い替えますがね

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スプレーガンのアタッチメント。ライトが付いています。
こんなのが必要な環境で塗装するかなあ?

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ま、気持ちはわかりますよ。
でももっと広い照射が必要では?

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その続きの商品。これは意味合いが違います。

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これは強烈。塗装屋殺しです。濃いカラーのクルマなら終わりがありませんよ



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EZブラスト。
ブラストの経験のある方ならその大変さがわかると思いますが、環境への配慮を謳っています

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昔はアルミナだのA、Bカーブなんだのありましたが、こちら研磨剤の代わりになんと重曹を使います
あのレンジ洗いや様々な清掃に使う重曹です。なかなか良いですね

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エントリーモデルなイメージがあるSUZUKIDの溶接面。
オートダークヘルメットです。

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これは素晴らしい
180°見えるそうです。欲しいなあ。
SUZUKIDはTIG溶接機を販売する予定があるので大変期待しています。

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ちなみにジャッキが調子悪いので買いたいなあと思っていましたが、マサダのジャッキどうなの??
ずーっとジャッキはマサダですが、ほとんど良い思いしたことないなあ
他の選択肢が無いから使うけど

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2019年11月23日

ランボーな工具

MPIは整備工場なので、部品のサプライヤーが工具の同行販売で来ることがあります
今日は日産部品販売が特殊工具メーカーで有名なKOTO(江東産業)と一緒に来てくれました

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工具が乱雑に載るバンは、僕の心を誘惑するものばかり

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KOTOの特徴は鈑金工具を扱っているところです。
しかし、今やフレーム修正を必要とするような仕事はずいぶん減り、また作業的に昔から代わり映えしないので鈑金屋でありながら、こちらには用事なし

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またトラック用が多いのも商売ベースとしていかにニーズが高いかを示します

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そんな中、今回買ったのは、このラチェットのダイスハンドル。これがよく出来ています。
あ、真ん中の赤いハンドルが左右にあるヤツね
ウソかホントか昨日発売されたそうです。

これは素晴らしいですね。タップホルダーは昔からありましたが、ラチェッティング ダイスホルダーと言うのは聞いたことがありませんでした。

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あとこれ
どれかわかんない?

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特殊工具はパッと見何に使うか解らないものが多いのですが
このように取り上げてもわからない

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これ、こういう工具なんですよ。




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これだけじゃわかないでしょ?
これならわかります?
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なんだかこれでもわからない。
じゃあ、これでは?
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もうわかったでしょ?
レンチなどにかけて、さらに長くして強烈なトルクをかける工具です。
チートなにおいがプンプンしますね。
特に魅力的なのは工具の端に1/2の差し込みが付いているのです。


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つまり、例えば17-19みたいなメガネで、なかなか回らなければ、この工具をかけて、それでも回らなければ1/2の長いスピンナーハンドルをかければ2m近いレンチになるんじゃないですかね? つまり鉄パイプなんかの代わりです。
当然、先端の工具にはとんでもない力がかかるので、折れたり曲がったり(工具鋼は硬いから折れることはあっても、曲がることはないのかな?)するのでは?と聞いたら、ずいぶんレンチのメーカーからはクレームが来たそうで

特殊工具はシングルパーパスなことが多い上に高価ですが、その目的を成就したときの爽快感は格別で、スペードのエースなのですよ。

最後に見せるのはこれ。

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これはタイロッドやロアボールジョイントを外す時に、ボルトの頭を直接叩くとねじが潰れて、簡単にナットが入らなくなったりするのでなるべく直接打撃は避けたいのですが、プーラーを使ってブーツを破いたり、グリスがぶにゅーっと出てしまうのも嫌。そんな時、これをクルクルっとネジ部に入れて、地球まで割れるような、かめはめ波みたいなハンマリングが可能になる道具です。

なんだか今回は野蛮な、乱暴な工具が多くなってしまいました。

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2019年08月07日

ボルボS60 ABSの故障と車載工具

ああなんと月曜から痛々しいレッカーサービスで運ばれるボルボS60の登場です。

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ABS異常を訴えるメッセージがインフォメーションディスプレイに出て、しばらくはそのまま走ったのだけど
自動車の挙動がむちゃくちゃで、恐ろしいのでレッカーを呼んで、週をまたいで月曜に入庫したという顛末

診断機で見るとなるほど右前のABSセンサーのエラーコードが入っています。ここは部品を発注して試乗してみます

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かなり試乗しましたが、異常は現れず 見切りをつけてセンサーを交換してみます。

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ABS/ESPはハブについているコンダクタプレートが回転しているのを信号として、ABSセンサーが読み取り情報を送り、ABSセンサーはヨーレイトセンサーの傾き情報や4輪の回転差異、スピードの上下、スロットルの開度、ブレーキペダルを踏んでるか否かを判断して自動車が正しく前を向き、正常な状態で運転されているかを監視しています。

例えば、急いで細い路地から大きな国道に西部警察よろしく、飛び出してリアがドリフトしたら、ABS/ESPのランプピカピカ点滅し、運転者から一度運転を取り上げてクルマが強制的に前を向くよう勝手に各車輪のブレーキが作動して、その間は運転者がどんなにアクセルを踏んでも反応しない仕組みになっています。

しかし、今やABSのセンサーの回転信号からの情報は大変重要で自動車の速度をECUが共有したりで、ABS信号が途絶えるとクルマが混乱して困ってしまうことが多々あります。

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ボルボの場合はこんなところについているのですね

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これが何かしらの理由で情報を発信できなくなりレッカーの世話になってしまったようです。

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かなりサビも出ています。

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このABSセンサーはブレーキのバックプレートに隠れるようにしてあるので、少し長い目のトルクスソケットがあると取り外しに便利です。

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新しいセンサーを取り付けました

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再び診断機を接続してエラーコードを消して

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DTCが消えた事を確認して終了です。
とはいえ、ABSユニットそのものの不良が隠れていることも結構ありますので、しばらく乗ってもらって様子を見ます。
ああ、どうかこれで終わりますように

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ところで、今回古いABSセンサーがガジガジに固着して、外すのに結構手間がかかりましたが、このウオーターポンププライヤーで引っこ抜きました。このプライヤーはかなり長い付き合いでして、本当に重宝しています。

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元はと言えばトランスパランスの店長さんがむかーし乗っていた、同じスウェーデンのSAAB900の車載工具にあったものです。
もう17-8年くらい前だと思いますが、廃車の際にとっておいたものです。

今までちゃんと確認したことないのですが、これ、明らかにクニペックス製だと思っていたのですが、どうやら間違いないようですね。造りがそっくりです。

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どちらもMade in Germanyの文字があります。
国産車もそうでしたが、昔の車載工具って結構良いものがあったりしましたね。
特にバブルの頃のインフィニティとかFD3Sとか
まあ、車載工具の性能などプロ用工具からすれば到底使えるシロモノではないのですが、中にはこのような物もあるのですねえ

このオレンジの車載工具のおかげで、本家のクニペックスの「アリゲーター」の出番はほとんどなくなってしまったのでした。
車載だったことを思うと相当無理な任務に就かせますからねえ。

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どちらもW.-GERMANYと刻印があります。うえの車載工具は昭和63年のサーブ900に。僕のアリゲーターは僕が22歳(1989年)くらいの時に買ったもの。つまり統一するドイツになる前の商品なんですね
クニペックスが本社を置くヴッパーダールにはさらにのちに出会うスタンドックスが本社を置く場所なのです。

 

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2019年06月11日

地獄のブースメンテナンス

先日、販売店の大先輩、アイビーの児玉社長と、僕の家のエアコンのが壊れて交換する話をしましたら
児玉社長は「家は25年異常経っているから、あちこちのビルドインエアコンは壊れて、代わりに普通の据え付け型のエアコンを使ている」と
古くなるとみんな壊れるんだよ。と言うハナシをしたばかりでした。

MPIもこのブースをここに設置したのが平成9年の1月でしたから22年以上前、僕が29歳の頃です。当時、800万円を軽く超えるリースを組むのに保証人を2人、兄と父にお願いしたのを思い出します。
しかしどんなに大事に使っても経年にはかないません。必要に応じて修理や改良を続けて今日でもこれが無いと塗装作業はできません。
塗装ブースのメンテナンスは主にフィルターや消耗品の交換なのですが、排気ファンにこびりついた塗装のミストをはがさないといけない時期もあります。
塗装ブースの稼働率が低い僕のところではだいたい8年に1度くらい行うのですが、今回は激しい振動が出て、強制的に清掃することになりました

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防塵マスク、ゴム手袋、いらない帽子と完全防備で
ブース脇にある点検口から中に入ります

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この2畳くらいの大きさにの中に入って排気側ファンや壁の塗装ミストを取り除きます

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ちなみに向かい側にある吸気側ファンはこの通りキレイです

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仕切り板を外していきます、まるでウエスティングハウスかどこかのプラント工場みたいです。

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手作業でガリガリはがしていきます

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ファンにはこのようにミスト堆積してやがてファンの重さの中心が狂い振動を出すのです。振動を出してからでは遅いのではありますが・・・ 

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ひとしきり汚れを落としたらファンそのものを外します。ちなみに一般の鈑金工場はこんな事、まずやりません。
外部に委託して行います。僕はお金がもったえないので自分でできることはなんでもトライしたい... 

貧乏はクリエイティブなのです(笑)

恐ろしくがっちり嵌合しているみたいで取れません。プーラーで引っ張ります

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紀元前に発明されたらせんの仕組みは今日でも最強であります。

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スピンドルから外れました。巨大な洗濯機のようです

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この巨大なシロッコファンが重いのなんの。30kgくらいはあったと思います。
この後、部品ごとにはがしてキレイにします

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既にバケツ一杯くらいのミストというかデブリがあります。さらにこの部屋の中のミストもはがしていきます 
ちなみにこれらもウレタン結合しているとは言え、体には決して良くないもので、しっかりマスクをして作業します。

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ここから地獄の苦労でどうにかファンを所定の位置(1か所スプラインがある)に戻して
と思いましたが、全く入って行きません。取り付けも圧入していきます。
長いボルトにいろいろカラーを挟んで締めこんでいくのです

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とんでもない苦労の末にうまく取り付けできました。
10時半から始めた作業も5時近くです。 

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軽く手で回して異音やガタを見ます。大丈夫なようです。

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作業を始める前はこんな色  

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作業が終わった後はこんな感じ。こうして塗装室は保守管理されていくのです。

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試運転して、ちょっと調整したりで結局作業の終了は午後6時を回ったころでした。

疲労困憊です、髪の毛は粉だらけ、顔も真っ黒になり、炭鉱から出てきた人みたいになります。

このブースを設置した年の9月に長女が生まれ、今では就職活動するまでになりました。まだまだブースも負けずに元気に仕事に従事してくれるでしょう

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2019年06月02日

おもしろ工具

昨年の工具フェアで見てから1年間、考えた抜いて絶対買おうと心に決めていた工具が届きました
先の工具フェアで買ったものの一つです

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楽市楽座。なんという工具名。この工具メーカーはこんな名前ばかり

使い方は下記の通り

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超アイディア工具。まだ実践投入していませんが、166のヒーターコア交換でどうしても使いたい場所があるのです

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10mm

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このようにしてくるくると回すのです

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実際に使うには少々練習が要りそう。中指にはめるか人差し指にはめるか。 

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さらにこんなのとか(笑)。これで上の絵のようにして入れられれば曲芸のよう

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こんなイメージ

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13mmもあれば助かるのにな

まあ、プライベーターで買う人はいないとは思いますが、こいつは使えそう

 

 

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2019年05月26日

中村オートパーツ工具フェア

自動車部品の取引先、中村オートパーツの工具フェアに行ってきました。
今年はホントはオートサービスショーに行きたかったのですが、諸般の事情により叶わず、こちらの方を楽しみました

しかし今年は暑い。いったいこの先どうなっちゃうの?っていうくらい暑いです。 

地方の部品販売店が行う工具フェアとしては最大級ではないかと思います。他を知らないけど。
これは素晴らしいもので、ぜひ未来永劫続けていただきたい 

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だから大変多くの出品店があるのですが、選り抜きで参ります。

工具の王様スナップオン。MPIにはこの手の工具屋さんが来なくなって久しいです。MACツールの人はどしちゃったのかな?
工具の修理を頼んで1年以上になるけど...

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これはもう少ししっかり話を聞けばよかったのですが、昔はあまりに高額で手が出なかった、シートをきれいにするケルヒャーの名作

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洗剤をノズルから出して、スイッチを入れ替えて吸っていく

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まあ、場所を取りますが、本革のシートにはどうなのかなあ?白いシートとかに効果があるなら欲しいなあ

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この日一番見たかったのがSATAの販売店

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でも実はサタの新しいガンJet5500シリーズは、実は5000のノズル違いということが事前にわかっていて、それほど見ませんでしたが

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まあ、ガンの高い事ったらないですな。でも

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僕この日、以前輸入したサタのTシャツ来ていたのですが、この方がなんと、「そのTシャツ、奄美大島の方が着ていましたよ」と
その方ってまさか...

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後付けの踏み間違い防止装置が人気なようです。鈑金業界は今や、若い人ではなく年寄りに食わせてもらっている感が強いからなあ

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各社だんだん新型冷媒R1234のゲージを出してきましたが、ガス1本が9000円とか10000円とか言っていたなあ。これから必要になりますよって言われたけど、相当うまくぶつけないと、この最新のガスを載せているようなクルマってぶつからないんじゃないの?
写真はふつーの134aのゲージ。

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違うところでもサタのガンを売っています。こちらは通常の5000ですね。

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なかなか安いですが、通常のスプレーガンよりかはかなりお高い。
それでもオーソリティは手を伸ばしてしまうのですよ

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今回僕も買ったゲージ。結局日本の老舗のメーカーのを買いました。

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そう遠くない未来に考えなければいけないのが診断機です。
今のランチはベストバイでしたが、スマホベースですからいつ壊れるかわかりません。
ランチのサポートはなかなか優れていますが、昔よりずいぶん販売方法が変わってしまいました。

ちなみにこの型の中級モデルからは書き込み、つまりコーディングも可能なのですが、そこは一切サポートしていないそうです。
そこのサポートが一番大事なのに。ECUには一度書き込んだら2度と書き込みできないものあるので、そこのサポートを充実させてくれればいろいろ良いのになあと

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もはや、工具ショーの主役ではなくなった大型修正機。しかし一社だけ気を吐くMSジャパン

https://www.msjapan.co.jp/

イタリア好きのウチのブログの読者さんには結構イケているのがあるかもしれません。

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一度聞きたくて、ちょうどいいタイミングだったので、左端のイタリアの板金屋さんというスタッフの方に聞いてみました
僕:イタリアの鈑金屋さんはみんなこんな修正機を使っているの?
イタリーの人:使っている。
僕:本国でもこんなに高価なの?
イタリーの人:うーん、そんなことはない。もっと安い...というかいろいろなバリエーションがあるから
僕:日本では修正機でがっちり直すような大きい仕事がかなり減っているが、イタリアでもそうか?
イタリーの人:それはない、イタリア国内では大破のクルマをよく直す
新しいマテリアルは硬く直しにくいので、こういった機械は必要だ。
僕:新しいテクノロジーで鈑金修理の仕事は減っていくように思うが
イタリーの人:そうなると思うので、小型及び大型トラックの大破修理が間違いなく儲かると思う。スクーリングも完備している
また、最近高騰しているR32スカイラインなど旧車のレストアにもユニバーサルジグタイプは使える。

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そんなことを話しました。メーカーの人なのでなかなかホンネは言えないとは思いますが、少しいい話が聞けました

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やはりドライブレコーダーは人気でした。
ただ、僕らが仕入れる値段が書いてありますが、おそらくアマゾンの方が安いです。
ネットはそれほどまでに安いのです。

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新しいゾーン30に対応したGPS付レーダー。
最近の事故を踏まえて取り締まりが厳しくなるそうで

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/kotsu/jikoboshi/torikumi/sokudokanri/torishimari.html

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またすでに運用例もメーカーの方が熱弁をふるっておりました

https://bestcarweb.jp/feature/column/2829


そして、今年もおじさん大喜び。

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2019年04月24日

ホースバンドプライヤー

以前からEくんが使っていたので、実績が豊富なファコムのホースバンド用プライヤーを買いました
欧州車各社は、この脱着しにくいホースバンドを使うので、脱着工具があるのが当たりまえですが

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とりわけ通常のバンド脱着業務ではこれがベストバイの呼び声高く、今更ですが買いました。約2万円です…

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このプライヤーの優れている所は3か所のジョーを持っていることです。

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ですから様々なシチュエーションで作業が可能です。

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このような簡単な場所ではかなりな精度で脱着が可能です

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横でも縦でも大丈夫

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ここぐらいまでの狭い場所の脱着どうにか可能です。

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本当に狭い場所では以前買った方に軍配が上がります。

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やはりジョーが可動式なのにはかないません。

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作業をサポートしてくれますが、値段が高い…

 

 

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2019年03月07日

Hazet das werkzeug

先日行った日産の工具展示会で買った工具が、分厚いカタログと一緒に来ました

ハゼットです。

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スタビレーはかなり昔から使っていましたがハゼットはほとんどありません。ヘックスの強さは昔からドイツ工具には定評があり、964のポルシェのドアミラーを外すヘックスや、3mmなどの細いヘックスで昔からハゼットを使っています。

今回初めて駆動工具を輸入元から買ったのですが、正直なところ、実に素晴らしい

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この1/4のラチェット。ステンレス製だそう。歯数は27くらいなのかな? 今日の小さい送り角のラチェットとは違い昔ながらの感じ。
しかし、高トルクに強く、しかも圧倒的に作動が軽い。

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今、使っているスナップオンの1/4はどれも作動が重く、あまり好きではありません。
直したいけど、セールスバンが来ないからできないと

次は特殊なソケット。差し込み角1/2ですが、なんかヘンなカタチ

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楕円の丸っこい形は

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このストラットのロアアームにつながるフォークの根元、ストラット側にボルトで止まっているのですが、ぎゅっと締まっている所を強引に開かせるスプレッダーです。
あ、バッテリーの端子を思い出してもらえれば解りやすいかな?

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ホースクランプのセッターです。今のものは使いにくいので、これを買いました。

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次回には実践投入できるでしょう

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今回最も期待を寄せるツールがこれです

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なんか、グリルを外すときに引っ張るツールらしいですが、いろいろな物を引っ張れそうな予感

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そんなハゼットですが、皆さんも手に取ってみてはいかがですか?

http://www.hazet-japan.jp/

スタビレーは今まで何度も接する機会があったのになあ。

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2019年02月24日

日産部販の工具展示会2019

日頃から取引のある日産部品埼玉の工具展示会に出かけてきました

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毎年行っているヤツですね

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中ではいろいろ売っています。高級なつなぎ屋さん。良い値段しています。僕のところならいわゆるよそ行きつなぎ。おでかけつなぎとか?(笑)

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当然工具が主体です。一般の人にはもうひとつなじみの薄い特殊工具

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なーんか、エアツールで必要なものがあったような・・・

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ジェントスのLED。この後思わぬカタチで見ることになるのですがね。
もちろんうちの工場でも使っています。LEDとしてはベストセラーかもしれません

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溶接機のスズキッド。6月にTIGを出すそうです。かなり興味があります。
交流/直流のものでも10万円ちょっとらしいです。

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一方、溶接のスペシャリスト向け 高級溶接機
ここは様々な溶接商材を持っていて棒ハンダや特殊鋼材用のMIGワイヤーなど豊富なラインナップ。その中でもこのTIG溶接機、63万円。

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チタンの溶接もできます。アタッチメントにより最適な距離で溶接できるようです

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しかし値段が・・・

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最近はこのようなものが人気あるようです。
純正HIDで光量が出なくてLEDに換えると
反射板がマルチリフレクタータイプには効果がないらしいです。
クアトロポルテやバルケッタのようなプロジェクタータイプには効果がかなり期待できるようです

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ランチテックがいろいろ変わってしまい、内容はほぼ同じのスキャンパッド。やがてはこちらになるだろうなあ

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ボールジョイント外しツメが芸術的に薄いのです。新潟の何某で作られているそうです。
ホンダやダイハツなどが純正採用しているとか

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ドイツのハンドツール大手ハゼット。今年も来ていました

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商品が結構な値段しますからホイホイ買えません
しかも変わった工具が多いですよ。

左はアルファロメオのV6のサージタンク脇のフュエルパイプのコネクターを抜く専用工具
あとはプラグコードやIGコイルを引き抜くための専用工具

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これ、すごいですね。

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1インチです。1/4→3/8→1/2→3/4→1インチと言う並びです。
1インチはなかなか見ないですね。産業機械用です。これだけで5万円以上するそうです

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おもちゃも売っています。もうこういうのを買って帰っても喜ぶ人間がいなくなってしまいましたが・・・ すると、孫・・・?

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この手の展示会には必ずと言っていいほど健康器具メーカーが出品します。
福利厚生費向けなのでしょうね

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これ、欲しいなあ。

さて、少し工具を買いましたがそれは後日紹介いたします。

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