4200クーペのエアコンが調子悪いのです
エアコンの調子が悪いと言ってもいろいろあります。
風は出るが冷たくない
風が一方方向からしか出ない
風は出るが冷たくない
風が一方方向からしか出ない
暖かい風が出ない
そもそも風が出ない
などなど....
当然その症状によって対処方法が変わります。
今回は一番最後の風が出ない。というものです。
今回は一番最後の風が出ない。というものです。
エアコンの風は車内にある電動ファンが作ります
風が出ないという事はこのファンが回っていないという事以外に原因がないです
では回らない理由は何でしょう?
モーターが壊れている
モーターに電気が来ていない
モーターに電気が来ていない
モーターに電気が来ているがモーター以外の機器の故障
これのいずれかです。
すると、まずは基本的なヒューズの点検です。
そこで問題なければリレーを外して電圧を測ります
ダイレクトに電気を流してみるのも良いでしょう。
方法は以前書いたリレーの点検方法を参照に、メインの12Vとコイルに通電して流れるその先をつなげて12Vを強制的に流してしまうのです。
ダイレクトに電気を流してみるのも良いでしょう。
方法は以前書いたリレーの点検方法を参照に、メインの12Vとコイルに通電して流れるその先をつなげて12Vを強制的に流してしまうのです。
それでも回らなければ、いよいよ本体の故障が疑われます。
ただマセラティやフェラーリの修理マニュアルはとても断片的で全然欲しい部分のデータがありません。
実際にはほかの修理マニュアルが存在するのでしょうか?
実際にはほかの修理マニュアルが存在するのでしょうか?
マセラティやフェラーリなどの内装はほとんどが手作りで、とても直しづらいものが多いです。
今回もグローブボクスは簡単に外れましたが、その後ろ側の壁が実に外しづらい、というかどうやって外すのかわかりません。
仕方ないのでそのまま覗き込むとブロアモーターが丸見えです。
しかし、このブロアーモーターの取り外しはとてもじゃないのですが、このままはできません。
でもよく見ると、このモーター、166のにそっくり。
166のブロアモーターはブラシレスモーターなので、基本的に壊れないと思ってよくて、多くのブラシを使ったモーターは、そのブラシとアーマチュアの給電部との間にギャップが出て壊れます。
そして、ファンの回転数を調整する抵抗、すなわちレジスターがないのも特徴的です。
この手の部品の大家、ユーロスペアーズからイラストを借りましたが、通常、レジスターは強く発熱するために、ブロアファンの近くにあるのがセオリーですが、それらしきものが見当たりません。
おそらくパワートランジスタやFETのようなもので動かしているのでしょう。
おそらくパワートランジスタやFETのようなもので動かしているのでしょう。
しかし、この画像にもある通りこのモーター部分を外すのはなかなか厄介です
しかもブラシレスモーターとなれば故障の可能性が少ないので、コネクターをはじめ、配線の方が怪しくなってきます
そこでコネクターをぐりぐり押してみると
何とも言えない感覚があって、モーターが回り始めました。
何とも言えない感覚があって、モーターが回り始めました。
その後は特に問題なく動いています。
コネクターが抜けかけていたか、接触不良かといった感じでしょうか?
完全にゴムでおおわれているので、どうなっているかはわかりませんので、手放しでは喜べませんが...
コネクターが抜けかけていたか、接触不良かといった感じでしょうか?
完全にゴムでおおわれているので、どうなっているかはわかりませんので、手放しでは喜べませんが...
この手の故障の解消は本当に直ったかはっきりしませんので
しばらく試運転を繰り返して様子を見ようと思います。