2021年12月30日

フェラーリ360のドアミラー修理

早いもので昨日、年内最後のお客さんのクルマを納車して年内のすべての仕事が終了しました。
最後の数日間はまさに綱渡りのスケジュールでしたが、どうにか予定数を終了できました

さて、最近の仕事で、フェラーリの修理がありました。

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ミラーにキズのようなものがあって、それを取っているうちに下地が出てしまい余計な仕事を作ってしまいました
サフェーサーの図

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このまま塗装はできないので、外さねばなりません。

ドアのボルトは殆どが見えているので、比較的簡単です
尤も、目にする分だけドライバーをかけた跡に気を付けないといけませんが

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しかし、ちょっとしたところに隠しボルトがあります。

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まず銀色っぽい部分を先に外します。
2階建ての構造になっているのは、この頃のフェラーリの特徴なのでしょうか?

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続いてインサイドハンドルのエスカッションを外します。インサイドハンドルを引きながらプラスのビスを外します。
その奥に少し大きなプラスのボルトが見えます

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ドアハンドル後ろのアームレストを引き抜きます。
ツメの向いている方がフロントなので、後側から外して行きますよ

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最後に一番下側にある何とも中途半端な方向に向かって入っているプラスビスを外したら


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もうボルトはありません。


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上側に持ち上げるのですが、内側の水切りモールも一緒に外れますので、ドア後端のクリップも外して一緒に持ち上げます。

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後はウレタンフォームに埋もれたボルトを外したら、ミラーが外せます。

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そして塗装を終えたら

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分解した部分を戻して

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出来上がり

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posted by admin at 20:51| フェラーリ