2021年12月26日

尚も続く塗装作業

まー、今回の記事のシリーズのコメントにはいろんなゲストが来るもんで、いやコメントしてるのは一人だけか
忙しい月末、年末もう少しで終わりですね。頑張って行きましょう

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再度、ベースコートからスタートしますが、MPIでは塗色や塗装方法によっては、塗装膜強度を上げるために、通常は行わないベースコートにも硬化剤を入れながら塗装しいています。
完全に硬化した塗装の上から塗装するので全く問題はありません。
塗装膜厚を上げると脆弱になると信じて疑わない人もいますが、完全硬化した塗装膜の上に塗装することが悪いとなるなら、すべてのクルマの塗装を剥離しなければいけないようになってしまいます。
常にしっかり熱をかけて硬化させる事。しっかり足を付ける事。しっかりマスキングをすること。
常に基本通りであることは、いかなる事態においても適切な判断に導いてくれます。

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再び回り始めますが既に同色塗装されているので、それほど時間もかからず

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希望した通りの結果が得られました。

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塗装室の温度を少し上げて塗装物の表面温度を20℃以上にします。

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現行のスタンドックスのクリアー群の中では最も使い勝手が良いVOCエクストラクリアー
耐候性、耐紫外線にも優れ、とても硬いクリアーです。

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やっと最終段階のクリアー塗装です。
2度塗装をする2回仕上げの1回目

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それほどクリアーを載せないで、メーカーが言うところの0.5コートです。

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でもあんまり載せなさすぎるとリカバーできなくなるので一定量は載せていきます


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細部にはあまりクリアーは入れず、2度目のクリアーでがっちり仕上げます

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2度目は見えにくい部分にもクリアーを入れますので大量に消費します。

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今度はしっかりクリアーを入れていきます

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当然塗装後に写真を撮っているのですが、ブレた写真が多く入っていました。

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腕がきっついんですよ。ガンも重いですし、左腕はテニス肘で痛いし

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それでも美しい仕上がりになりました。

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塗装は流れる手前の限界まで載せるとキレイに見えますが、なるべくそうなるように努力しています。

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やはり使い慣れていないと載せきれない、または載せ過ぎて流してしまうようなトラブルに見舞われます

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塗装は失敗が許されないので、特にクリアー塗装は気を使います。

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いかがでしょうかこの肉持ち感
こうした結果を作る為に人から蔑まれようと、何と言われようが一つの基準を作り今日までやってまいりました。

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昔のスタンドックスは、まるでガラスの板のようなベタっとした大きい肌で、鏡面に近いノンポリッシュ仕上げができましたが
今じゃありえません。それでも今の基準なりでこの感じを維持できるようになったのは良かったと思います。

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最近のスタンドックスのクリアー群もやっと鮮映さが戻ってきたように少しだけ思います。

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遂に1年以上かけて塗装作業が終わりました。












posted by admin at 23:59| アルファロメオ全般