2021年12月19日

古いジュリアGTVの全塗装 その7ベースコート編

いよいよ塗装の時間となりました

ベースコートも大量に用意します

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この色は当時のアルファロメオの色名を割り出して、スタンドックスのクラシックカラーから発見して作りました。

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ベースコートシンナーで割ります。

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おいしゅうなーれ、おいしゅうなーれ
と唱えながらかき回します
すると塗料が教えてくれます
勘や経験をあてにするな、DINカップが粘度を教えてくれる、と

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んなことはどーでもよくて、一人での長い闘いが始まります。
毎度おなじみSATAのJet5000HVLP
かつて、僕がMPIを始めた時に使っていた最先端であったJet90から考えたらパターンは倍で、消費塗料は半分以下ではないかと

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1回目の色入れはハジキを見ながら軽く入れます。しかしパラパラ過ぎると積もり積もって最後の方でメタリック目が荒れるので、そこそこのセミウエットで回ります。

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塗着効率が良いので1回で結構塗装膜が乗ります

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昔のクルマは今のクルマと違ってルーフ再度のドリップモールが存在せず、クーターから立ち上がったところや、ピラーと銀ロウ、つまり真鍮で止めてあります。塗装を剥げばわかりますが、突き合せで溶接されて金色の線が入っています。
それゆえ、塗装の馴染みを考えて塗装せねばならず、非常に神経がすり減り、腕が疲れます

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ただ、今回は言ってみればリハーサルのようなものなのでフードもないし気は楽です

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2度

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3度と繰り返して塗装していきます。

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2Lの塗料を使って4回目の塗装が終わりました

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美しいメタリックの並びです。

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どこから見ても均一にメタリックが並んで見えます

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しかし、この画像では見えませんが実はリハなので、ペーパー目などがあちこち出ていて残念なところだらけです

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でもこれこそがサフェーサー代わりに吹いた塗装なのでこれで良いのです

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この当時らしい、少し暗くて、黄色味が強いどこか懐かしい感じのシルバーメタリック

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吹いた感じ、メタリックの並べやすさ、シンナー選択、塗装する順番、見落としがちな場所などの実践的なデータは取れました。では続けてクリアーを塗装していきます。

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続きは次回
posted by admin at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般
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