2021年12月18日

古いジュリアGTVの全塗装 その6

ずーっと、もうずーっと研ぎばかりのターンでしたが、そろそろここらで一度塗装して下地を完成させようという運びとなりました

最終はなんと400番で、場所によっては240番で終わらせているところもあります。
サフェーサーを入れるのではなく、色を入れます。もちろんクリアーまで

そもそもこれほど大きな塗装物を、1度の塗装だけでうまく仕上げようとするよこしまな考えを戒めて
正式な塗装を前提で、一度塗装して、何の問題も発生しなければ再度研いで仕上げていくのです

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何も付いていないどんがらのクルマだからマスキングなんて超簡単とか思うでしょ?
それが違うんだなあ。

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マスキングは1日だけでは終わらず2日がかりとなりました。

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なんでそんなに時間がかかる?
鈑金塗装仕事なんていくらでも手なんて抜けるんですよ。
でも、突き詰めればキリがないのもこの仕事です。

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既に塗ってある部分に塗装を飛ばすわけにはいかないので、怪しいところ、すなわちほんの少しの隙間やすべて穴なども当然フタをします。

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またどこまで見えるのか?見切りの扱いなども重要です。

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一応の塗装準備は整いました。
二人がかりでマスキングした時間帯もありました。
それでも1日じゃ終わらないです。
簡単に全塗装っていくらですかね?なんて聞いてくる人がいますが、どれほどの労力と時間を費やした上に成り立つかなんて考えたことないでしょう?
下回りも塗装が飛ばないようにマスキングします

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スプレーガンの取り回しを考えて塗りやすいようにタイヤとフェンダーの間には奥行きを持たせてマスキングをします。

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また、絶対に見切れ線が出ないように何度も確認してからマスキングをしています。

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フューエルリッド内は先に塗装しています。

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下回りなどもマスキングできました

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全てOKです。

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全てのホイールハウスがフェンダーのフチまで塗装しやすいようになっています。

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そしてこの大きな塗装物は当然、脱脂も大変なのです。

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ここまで約1年近くを費やしました。もちろん、付きっきりではありませんが、相当な完成への想いが強くないと先に進みません。
次回ついに色入れです。
posted by admin at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般
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