2021年12月05日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その6 狙撃兵

全ての戦いが終わり、勝利の美酒に酔いながら、工場を後にしたした僕ですが
この話には続きがありまして
翌日、さらに組み付けを急ぎ、昼までにはすべてを元に戻し、エラーコードを消していました

RIMG2539.JPG


エアバッグを外した状態で何度もキーをON/OFFしていますから当然、警告灯もつきっぱなしになります。

RIMG2540.JPG


当然消去しまして終わり

RIMG2542.JPG


その時に、完成検査をします。
ライトSWをONにして他にタマ切れなどないか確認しようとすると

ライトSWを入れると、点かない?
いやうっすらポジションが点灯しました。
数秒で左のポジション、右のポジション、間もなくしてヘッドライトがしばしば瞬きをしながら点灯しました。
ここまで約10秒

あれ? なにこれ?
勝利の勝ち鬨から一転、狙撃兵に狙い撃ちされているような状況です

その後は普通に点灯するのですが、しばらーく時間を置いてスイッチをONにすると
同じように片方ずつ点灯し始めるのです。
大混乱に陥る僕の頭の中

ヘッドライトのコンデンサーが悪い?

そんなものん、ライトに付いているワケがありません。

落ち着いて先の配線図をもう一度見ます。

RIMG2455.JPG

バッテリー及びB99のマキシヒューズから来た12VはジャンクションボックスにA2のぶっとい配線で入って、B1コネクターからいくつかのでぃばいすに分配されているのが分かります。

今回A2とB1を直結したので、今までのライト類、パワーウインドウ、ドアロックデバイスへは電流面での不安要素は皆無です。
ではどこが悪いのでしょう?

このA2の上流はもはや、バッテリーとマキシヒューズしかありません。
と言うことは?
B99ヒューズボックス

RIMG2536.JPG


こいつだー!
少しですが一部が焦げています

RIMG2534.JPG


端子も焦げているのが分かります。

RIMG2535.JPG


ヒューズを手持ちの166のものと交換して、端子は軽く磨いて、接点復活剤を軽く塗ってテストすると
全く症状が出なくなりました。

ここで、思い返してみると
今回接続したB1のツリーの下にはパワーウインドウやドアロックモーターと、それなりに電流負荷の大きいデバイスがぶら下がっていました
おそらく、A2かB1のコネクターの当たり具合が最初からそれほど良くなかったのだと思います。
特にB1。そこに流れようと小さな接触点に大きい電流が流れようとした。しかしその電流値が大きくなりすぎてヒューズに極端な負荷がかかり、焦げてしまった。
そこがさらに抵抗を作ってしまい、条件が合う時だけ電気が通るようになったと
しかし、どんどん、流れようとする電流い負荷がかかり、ついには殆ど流れなくなってしまったと。

ユーザーも症状がだんだん悪くなったと言っていたのと合致します。

こうして、MPIで10日ほどお泊りした156GTAはユーザーの元に帰っていくのでした

RIMG2559.JPG

しかしみなさん
電装修理と言うのは配線図なしではなかなか難しいです。
神様じゃないのでパッと見てわかるケースは稀です。

1本の配線をずっと追いかけていくとか地道な作業をしますが、コネクターの場所、カタチ、線の色などが判らなかったらさすがに追いかけきれません。
今回のように比較的見慣れた配線図がある場合は、かなり修理作業の時間短縮が可能になります。
逆を言えば、何もなければあれこれ交換して行かないと解らないなんてなることもあります。

修理は時間がかかる物です。時間がかかるという事は費用も伴いますので、悪しからずご了承ください。



posted by admin at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ156
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