2021年11月27日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その2手始めに点検編

全くもってナゾの症状を抱える156GTA。

1.ヘッドライトが点かない
2.集中ドアロックが全く利かない
3.リアのパワーウインドウが開かない
書き忘れましたが、わずかに点灯するテールランプ類などもブレーキを踏むとすべて消えてしまう。

そこで、ライトのヒューズに直に12Vを入れるとちゃんとライトは点灯します。
基本の部分には問題がない事がわかりました。

前回、一番怪しかったジャンクションボックス、BCMを外しました。

ヤフーオークションで一番安いものを買って、取り付けて何か変わりがないか点検してみましたが

RIMG2453.JPG

なんと全く症状は変わらず。
少しは変わればまた追っていく事もできますが、まーったく変化なし
手当たり次第に交換するわけにもいかないので、サービスマニュアルのCDを引っ張り出してきていろいろ見ていると
ロービームにJ45なるリレーを使っている事がわかり、さっそく点検しますが、位置を割り出すのに時間が少しかかりました

RIMG2459.JPG

ジャンクションボックスの脇に2つある上側のリレーがJ45です

RIMG2447-1.jpg

そのリレーの85-86間の電圧を測ると、なんと8Vしかありません。
ナンバー灯や車内灯は後付けでLEDに換装されていて、ハロゲンなら電圧降下しても暗いながらに点灯しますが、LEDは作動電圧に満たない為に点灯しないのでしょう

RIMG2460.JPG

ははあ、スイッチで短絡が起きてライトのスイッチをONにすると電圧降下が起きるんだな?
と考えてスイッチを確認することにしました

RIMG2435.JPG


エアバッグを外し

RIMG2436.JPG


ステアリングからコラムカバーのロアを外し
アッパーカバーの中に仕込まれているビス2本を外します

RIMG2439.JPG

裏側に5mmのヘックスで1ほん、バンド状に止まっているので、これを緩めて反対側のかえしを避けるとコラムスイッチASSYが外れます

RIMG2440.JPG

さっそく各コネクターに電気を流して真偽を確認します。
ヘッドライトのF3ヒューズにテスト用の電源取り出しヒューズを入れて、コラムスイッチから12Vを直接流して、点灯すればライトスイッチは正常で、点灯しなければスイッチに問題ありとなるのです。

RIMG2444.JPG


点かないハズと思っていたスイッチから12V作戦は、ライトが点灯しコラムスイッチに罪がない事が分かりました。

RIMG2445.JPG

ライトのスイッチに問題なし
BCMと言うかジャンクションボックスに問題なし
ライトのヒューズから先に問題なし
ライトを無理に点灯させてもP/Wもドアロックも依然不動
ライトスイッチを入れるとそれまで12Vあった部分の多くで8Vに減圧されてしまう。

頭をひねる事態になってきましたよー


To be continued


posted by admin at 21:57| Comment(2) | TrackBack(0) | アルファロメオ156
この記事へのコメント
いつも楽しみに拝読しております。
もう解決済みかもしれませんが、症状からすると関連部位のアース不良な気もしますがいかがでしょうか。
難問とは思いますが原因究明を楽しみにしております!
Posted by マセ乗り愛読者 at 2021年11月28日 23:39
マセ乗り愛読者さん
コメントありがとうございます

ええ、最初僕もアースかなー?と思って一番最初に見てみました。
でも答えはブブーです

僕もこのアースを疑った為に混乱した部分もあります
何しろライトのアースとドアロック類のアースは違う場所から取っていますから別々のトラブルと当初から考えたのです

続きをお楽しみに
Posted by admin at 2021年11月29日 10:17
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