2021年11月13日

古いジュリアGTVの全塗装 その2

どんどん補修範囲が広がるフード

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これでは塗装後に出る波が心配なので代替を用意してもらう事になりました

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しかし当然補修ナシでなんか行くわけなく、いつもの通り、補修をしていきます。

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このフードの出自はレース車両からのものだそうで、レースは仕上がりのキレイさなど求められていないでしょうから、塗装もいわゆるパー吹きです。
問題は硬化剤の入っていないウレタン塗料を塗ってしまうと、上から違うものを塗装したときに、シンナーが完全硬化していない劣化塗膜を攻撃してトラブルを起こすのです

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まず、その劣化塗膜の上にエポキシ系プライマーサフェーサーを塗装して劣化塗装膜をシールして上から塗装する塗装膜の健全化を図ります。

しかし、何回塗ってもトラブルが発生します。

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下地が溶けてリフティングと呼ばれる現象が発生します。

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しかしめげずにこれを繰り返してエポキシの強力無比な硬化を期待して、ひたすらに塗装、強制焼き付けを何度も繰り返して、劣化塗膜を封じ込めます。
某国の事故を起こした原発のように...


止まない雨はないわけで
いつかは上塗りができるようになります。

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とりあえず、ベースコートからクリアーまで入れて、トラブルが出ないか用心深く確認します。

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これも数回繰り返します。
完全硬化したら上塗りが可能になるのです。
パテを付けていた上の写真が1月の後半、からクリアー入れたのはなんと5月の終わりです。
こればかりをやっていたわけではありませんが、簡単に終わらないので、何度も塗装すると、馬鹿みたいに時間とお金がかかるのです。

posted by admin at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般
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