2021年11月03日

メルセデスの塗装の問題

もう砂金のメルセデスには使われていませんが、古いメルセデスにはサッコプレートなるドアモールが付いていた時代がありました。
1990年代にトヨタでも流行りましたが大きなサイドプロテクターを付けるのです。
しかも色違い。ツートンカラーになるわけです。

今はすっかり見なくなりましたが、大きなサイドプレートはエスティマやアルファードでも割と最近まで見ましたが、いよいよ過去の物になりつつあるのでしょうか? あまり最近のトヨタ車はしりませんが

メルセデスは当時、バンパーモールなどを独特の半ツヤで仕上げるのがW124やW210でも見られました。
その半ツヤをスタンドックスではサテングロスクリアーと呼んで商品化していました。

時代の流れと共に半ツヤの部品が無くなり、今はサテングロスクリアーと言う商品そのものが消滅してしまいました。
今回はEクラスの補修で注意しないといけない塗装のトラブルについてです。

一見ちゃんと塗装のされたモールですが

RIMG2236.JPG


塗装の後はよく見ないと再塗装の売れ機目に当たるので、細心の注意をはらって確認します。

RIMG2238.JPG

塗装ブースの照明を落として

RIMG2240.JPG


LEDライトを使ってよ〜く見ると

RIMG2241.JPG


だんだん見えてきます。部品右端の部分、塗装が透けて下地が見えます。
「透け」と言う現象です。原因はベースコートの隠蔽不足。
再塗装しか方法はありません。
クリアーを塗装する前なので、大した問題にはなりませんが、塗装後または組み付け後に発覚すると大変な事になります。

RIMG2242.JPG


塗装はサタのガンではなくプラモデルやサフェーサー、ラジコンを塗装するイワタのワイダー101を使います。

RIMG2251.JPG


塗装した後は2部ツヤのつや消しクリアーを塗装して焼き付けたら終了です

RIMG2252.JPG

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189111277

この記事へのトラックバック