2021年10月30日

アルファロメオ147 セレスピードの修理 後編

ポンプを取り外しにかかりますが、まずは圧力を抜かないと大変に面白い画像になってしまうので、まずはシステムの減圧から

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減圧し終わったら、タンク内のセレオイルをできるだけなくします。
そしてタンクを外します。

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ポンプまわりの配管を外していきます

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タンク外れて、ポンプブラケットを外しますが、油地獄です。とても塗装作業者の行う仕事じゃありません

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これが地上に降りたブラケット。これを外す為にバンパーを取り、ライトを取り、油まみれになるのですね

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古いポンプはデンソー製品です。あくまでおそらくですが、ここまで交換されることなく今日まで使われたものと思います。

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純正品の交換部品です。これも高くなりましたねえ。少し前なら純正社外品もあったように思うのですが、社外品でも純正品と変わらない値段です。

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新しいポンプはマレリ製品。ちなみにポンプ、現在欠品中と思われます。最後の一個を買いました。
まあ、この手は数種のルートがあるのかもしれませんが...
GTAもTSもセレはこのポンプです。
あ、以前作業したマセラティクーペもこのポンプでした。そういえばつい先日の360のF1も同じポンプを使っています。

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念の為に電流値を測りましたが、大した差はありませんでした。ブラシモーターのブラシ摩耗はア^マチュアとのギャップが過大になり、電流値が大きくなります。
まー、油入れて負荷をかければどうかはわかりませんが、入庫したときは既に正常でしたから判断が難しいところです。

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新しいポンプを繋ぎます。

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車体に戻していきます。

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かくしてポンプ交換は終わっていくのでした

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セレオイルを入れた跡はポンプを作動させて圧力も戻していきます。
そしてキャリブレーションをします。
これが最も大事な作業ですが、もう一つ大事な作業があります。

試乗です。なるべく多くの時間をかけてアイドリングして、あっちこち出かけてみるのです。
時には渋滞、時には無駄に変速
そういった事を繰り返さないと結果がわかりませんからね

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全てが正常なのを見届けてから納車です。
posted by admin at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ147
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