166や155、156に145などは僕は常日ごろ、旧車だと公言してはばからないのですが
本当の旧車は結構違います。
まず、鋼が違います。
車体のほとんどは鋼に覆われているので最も重要な部材であることは火を見るより明らかです
自動車の鋼は新素材と呼ばれていて、単なる鋼鉄とは違いがあります。
それはメーカー各社が開発にしのぎを削っているところで、金属の中に含まれる強度やしなりなどの成分が昔と大きく違うところです。1990年代の前半から飛躍的にサビに対する強度は格段に進歩しました。
自動車の鋼は新素材と呼ばれていて、単なる鋼鉄とは違いがあります。
それはメーカー各社が開発にしのぎを削っているところで、金属の中に含まれる強度やしなりなどの成分が昔と大きく違うところです。1990年代の前半から飛躍的にサビに対する強度は格段に進歩しました。
例えば国産車に多く使われている、超高張力鋼板などがいい例で、昔のクルマに使われる鋼とは全く次元の違う、硬くて強度の高い鋼は納入している製鉄会社によって素材が違うようです。
古い自動車はその鋼の成分に防錆成分が乏しいのか、亜鉛メッキが弱いのか詳しくはしりませんが、猛烈にさびやすいです。
それゆえ、金属素地を露出させたままにするのは危険で、できるだけシール性の高い塗料を間に入れて塗装しないといけません。
それゆえ、金属素地を露出させたままにするのは危険で、できるだけシール性の高い塗料を間に入れて塗装しないといけません。
プレスラインの補正や無数にちらばるキズを拾うためにサフェーサーを塗装します。
基本的な部分は鈑金屋さんが仕上げています。しかし、その分、塗装屋はユニークと言うか懐の深さを発想に転換して処理に当たらなければなりません。
しっかりプレスラインを決める前に、全体の状態を見る目的もありサフェーサーを入れますが、まずは車体半分だけ入れます。
この時は本当に入庫が多く作業が後手後手に回り、なかなか十分な作業量が確保するのが難しく、ここまで2か月要し、さながらカメの歩みの進捗です。
この状態にして小さなキズを拾って、対応していきます。
車内は既に塗装済み。
それゆえ、マスキングには気を配ります。
前側はまだ塗りません。
小さな傷を拾ったり、プレスラインをしっかりさせる為に、補修を繰り返します。
小さな傷を拾ったり、プレスラインをしっかりさせる為に、補修を繰り返します。
鈑金は徹底して剥離して塗っている模様です。
相当手の込んだ鈑金跡をそこかしこに見かける事ができます。
ここまで整備したのは相当腕のいい職人さんのようです、こんなところで切り継いでいる!なんて所を散見します。
相当手の込んだ鈑金跡をそこかしこに見かける事ができます。
ここまで整備したのは相当腕のいい職人さんのようです、こんなところで切り継いでいる!なんて所を散見します。
僕らには到底できないわあ