2021年09月08日

The Darkest hours are back.

昨年の初めにヘッドライトを修理したフェラーリ456ですが、何ともうライトが開かないという訴えで入庫しました

その時にどうなったかは以下のリンクを参照ください

この過去の記事にもある通り、実はもう一つライトモーターが手元に未開封のままあったので、それを取り付ける事にしました

まずはライトを上げるとウインク状態

RIMG0811.JPG

あっ、懐メロつながり.... いらない? いやいい歌ですよって外国の歌じゃねーか!


早速分解するのですが、ライトを開けたままにするには開けた状態でバッテリーを切らないといけません。
通電していると、いつ噛まれてしまうかわかりません。

で、カッと見開いたまま電気を抜かれてしまった状態で分解します。

RIMG0812.JPG


取り外しはいたって簡単です。

RIMG0813.JPG


続いてモーターも外します。

RIMG0814.JPG


そしてこれが自動車に置きざりにされたモーター
見るからに古そうなのが来ました。

RIMG0819.JPG


もう付ける前から嫌な予感。

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先にモーターだけつなげて通電させるもうんともすんとも言いません。
入っていた袋のタグを見るとリトアニアのようです。
そんなところに456なんてあるの??
と思ったら、どうやら同じ部品を使っていたボルボ480の部品のようです

RIMG0823.JPG



うーん、僕が直したモーターを再度修理することになるかもしれません

RIMG0825.JPG

しかしまずはこの古いモーターがなぜ動かないかを検証してユーザーに知らせないといけません。
ベルトサンダーを用意して

RIMG0826.JPG

カシメを削ります

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中から出てきたのは・・・・?

なんとガビガビに錆びた中身じゃあーりませんか!

RIMG0831.JPG


電極部分もこの通り壮絶な詰まり具合

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急遽、直したモーターのべっちょり塗ったシーラーを剥がしました。
しかし何で動かなくなってしまったのでしょう?

RIMG0833.JPG


フタを開けてみると
バサバサの中敷きが出てきます。

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この中敷きのスポンジだか紙だかがボロボロになって

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給電棒に粉と言うかカスが溜まり、絶縁してしまようです。

RIMG0836.JPG


簡単に原因はわかりましたが、もん代はこの紙みたいな部品を無き者にして戻して大丈夫なのかです。

RIMG0837.JPG

しかし、あってもこのザマです。

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いっそ無き者にしてシーリングをしっかりやればいいんじゃね?
となり、円盤や電極をクリーニングしました

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そして再び貝を閉じてシーラーをさらにべっちょり、ケーキ職人になっていきます。

RIMG0844.JPG


ここから先はとてもじゃありませんが写真など撮っていられません。
何もかもシーラーだらけになってしまいます。

RIMG0845.JPG


べっちょり塗ったくってやりました

RIMG0847.JPG


前回よりパワーアップ...させているつもりです

RIMG0848.JPG


あとは戻して出来上がり

RIMG0850.JPG


無事に動いて、ユーザーの元に帰って行ったのでした。









posted by admin at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | フェラーリ
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