昨年の初めにヘッドライトを修理したフェラーリ456ですが、何ともうライトが開かないという訴えで入庫しました
その時にどうなったかは以下のリンクを参照ください
この過去の記事にもある通り、実はもう一つライトモーターが手元に未開封のままあったので、それを取り付ける事にしました
まずはライトを上げるとウインク状態
あっ、懐メロつながり.... いらない? いやいい歌ですよって外国の歌じゃねーか!
早速分解するのですが、ライトを開けたままにするには開けた状態でバッテリーを切らないといけません。
通電していると、いつ噛まれてしまうかわかりません。
通電していると、いつ噛まれてしまうかわかりません。
で、カッと見開いたまま電気を抜かれてしまった状態で分解します。
取り外しはいたって簡単です。
続いてモーターも外します。
そしてこれが自動車に置きざりにされたモーター
見るからに古そうなのが来ました。
もう付ける前から嫌な予感。
先にモーターだけつなげて通電させるもうんともすんとも言いません。
入っていた袋のタグを見るとリトアニアのようです。
入っていた袋のタグを見るとリトアニアのようです。
そんなところに456なんてあるの??
と思ったら、どうやら同じ部品を使っていたボルボ480の部品のようです
と思ったら、どうやら同じ部品を使っていたボルボ480の部品のようです
うーん、僕が直したモーターを再度修理することになるかもしれません
しかしまずはこの古いモーターがなぜ動かないかを検証してユーザーに知らせないといけません。
ベルトサンダーを用意して
カシメを削ります
中から出てきたのは・・・・?
なんとガビガビに錆びた中身じゃあーりませんか!
電極部分もこの通り壮絶な詰まり具合
急遽、直したモーターのべっちょり塗ったシーラーを剥がしました。
しかし何で動かなくなってしまったのでしょう?
しかし何で動かなくなってしまったのでしょう?
フタを開けてみると
バサバサの中敷きが出てきます。
バサバサの中敷きが出てきます。
この中敷きのスポンジだか紙だかがボロボロになって
給電棒に粉と言うかカスが溜まり、絶縁してしまようです。
簡単に原因はわかりましたが、もん代はこの紙みたいな部品を無き者にして戻して大丈夫なのかです。
しかし、あってもこのザマです。
いっそ無き者にしてシーリングをしっかりやればいいんじゃね?
となり、円盤や電極をクリーニングしました
となり、円盤や電極をクリーニングしました
そして再び貝を閉じてシーラーをさらにべっちょり、ケーキ職人になっていきます。
ここから先はとてもじゃありませんが写真など撮っていられません。
何もかもシーラーだらけになってしまいます。
何もかもシーラーだらけになってしまいます。
べっちょり塗ったくってやりました
前回よりパワーアップ...させているつもりです
あとは戻して出来上がり
無事に動いて、ユーザーの元に帰って行ったのでした。
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