2021年06月15日

スプレー神社

今、MPIでは3種類のクリアーを使っています。

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VOCプラチナ、VOCエクストラ、そしてエクスプレスクリアー
どれも大変に性能がよく、内容は大変に満足できるラインナップです。

しかし...
作業するのは機械ではなく人間です。
それゆえ、作業には常に何かしらのリスクが付いて回ります

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キレイでしょ? 頑張りましたから
今、作業中の日産ジューク・ニスモのフードです
特に最終仕上げのクリアー塗装は流れるか流れないかのギリギリの線で載せると、最も美しいと言われています
流すとは塗料が垂れてしずく状になる塗装のトラブルの業界用語です。

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それゆえ、限界まで載せます
今回はVOCエクストラクリアーです
最近主に使っている主力の商品です

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1度目は軽く、しかし2度目はがっちり載せます
夏場は温度が高いためにクリアーが大変にやわらかく流れやすいのです

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美しいですが、70℃で焼く際にさらに伸びて、結果流してしまう時があります。
1度流すとリカバリーにはなかなか大変なので、とにかく流したくない
かといって、肌が悪い状態で終わらす事はもっと嫌

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そのときに「あー、神様、流れませんように」なんて勝手に宙を拝むのです。
スプレーブースに神棚建てようか?なんて冗談とも本気とも言えない事つぶやいたりして

この塗装したフードをつけるだけではなく、これを車体に取り付けたら、左右のフェンダーと同時塗装して、色の違いをわからなくするのです。
だから今は下塗り。
あー、また、この胃の痛い作業を繰り返すのかあ....
posted by admin at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 塗料
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