よく、塗装ってなんで高価なの?と言う質問を目にします。
ウチに限らずどんなシチュエーションでも。
ウチに限らずどんなシチュエーションでも。
どこそこは安かったなんて声も耳にしたりもします
塗装の料金は、材料、手間、設備から値段が上下します。
ここから先はその店主の考え方次第でずいぶん変わってきます
値段を優先しなければいけないボディショップ、仕上がりを優先しなければならないショップなどさまざま
ただ強いて言うなら店主のこだわりが強く影響します
僕は1996年にMPIをはじめるに当たって、これだけはやりたいと思う事がありました
そのひとつは塗装ブースです
自慢じゃありませんが800万くらいしました。死ぬ思いでリースの分割で払いました
もうひとつはスタンドックスの塗料でした
どれも大変に高価でした
すると自動的に仕上がりにこだわるようになります。
ドイツのSATA社製スプレーガン
それを使う為だけの専用エアホース
それを使う為だけの専用エアホース
マスキングペーパーも付き合う塗料販売店によって変わります。
その中でもいろいろ試したり、強版を聞いたりして選べる中ではベストな物を選びました
その中でもいろいろ試したり、強版を聞いたりして選べる中ではベストな物を選びました
副資材なんていいますが、ホコリを取るためのタッククロス、これも大きさやべとつき具合を見て常によりよい物に変えてきました
シリコンリムーバーと呼ばれる脱脂剤もスタンドックス純正です
しかし、このようにいろいろ拘るとどうしてもコスト高になるのです。
でもそのコスト高を経営者が容認するかしないかは、それこそ経営者のこだわりなのです。
でもそのコスト高を経営者が容認するかしないかは、それこそ経営者のこだわりなのです。
このこだわりをヘンに持たなければ...
日本は環境にとても甘い国なので、塗装ブースなんか無くても塗装作業はできます。
スプレーガンもイワタの物で充分です。SATAの1/7くらいで買えます。その気になればネットを探せば数千円の物もゴロゴロしていますね。要は塗料が霧化すれば良いのですから
塗料は日々使う物なので、最もコストに差が出る物です
国産の安い1:10の塗料を使えば、費用を1/5くらいに圧縮できます。
しかも国産の塗料は1斗缶の16Lを買えば、脱脂剤は6倍近い差がでます。
しかも国産の塗料は1斗缶の16Lを買えば、脱脂剤は6倍近い差がでます。
マスキングペーパーも最も安いものは新聞紙です。読む事を目的にすれば事実上ゼロ円です
このように余計な事を考えなければ、めちゃくっちゃコストを圧縮できます。
板金修理は部品交換を伴う場合が多く、安くなると言っても部品代がかかってくるので、一定額より圧縮するのは難しいですが
塗装はその気になれば半分以下のコストにできます。なんでも良ければの話ですが。
塗装はその気になれば半分以下のコストにできます。なんでも良ければの話ですが。
この逆の意味での拘り、すなわちコストへの偏重が意外に強いのが中古車販売店です。
それはディーラー系だろうと独立系だろうと関係ありません。
それはディーラー系だろうと独立系だろうと関係ありません。
販売する自動車をキレイに見せたいと思う心は皆同じです。
しかし、販売する車は、往々にして相場や販売価格が決まっている場合が多く、コストをかけられないのが実情だったりするのです。
でもですよ、このコストへのこだわりって何かに似ていると思いませんか?
ネット通販です。
以前、メルセデスの修理で相談を受けたときに、ネットで最安値の部品ばかりを話す人がいて、自動車を買うコストは止むを得ないが維持修理のコストは1円でも下げたいと....
ネットで安く安くを標榜して痛い目に遭った方、ひとりふたりじゃないと思いますよ〜
もちろん、高いからいい物でもありませんけどね。
そんなあなたにこの曲を贈ります