2021年04月06日

カングーの修理その2

先日行われたカングーの修理
ここに至る経緯は3/28の記事を参照してください。

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今度は小河さんが見つけたタペットカバーパッキンからのオイル漏れの修理です
自分で自分の名前に「さん」を付けているようで実に書きにくい

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カングーと言うクルマは実に変わっていて、タペットカバーにガスケットは使っておらず、液体ガスケットだけを使っています。マニホールドなどには全部ガスケットが入っているのですけどね

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で、タペットカバーからのオイル漏れは結構な大作業になるのがこのクルマなのです

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それはユーザーの方も知っていて、このクルマの大変さのヒミツは後々説明します

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分解は進み、タイミングベルトが見えます。でも何やら汚れが....

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テンショナーから出たグリスでしょうか? いやいや

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クランクプーリー側から見てもなんだか汚れています

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タイミングベルトケース内も汚れています。実はこれは、タペットカバーからのオイル漏れがタイミングベルトケースに行ってしまい汚れたものです

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テンショナーもアイドラーも黒いオイルがたくさん付着しています

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さてここからが先ほどの大変な理由。
カムが丸見えですね

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タペットカバーがカムの上側のホルダーと一体型になっているのです。
なんていう無精な造り!

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タイミングベルトを外せばカムはフリーな状態になってしまうので外してあります。
ロッカーアームが丸見えですね

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隠れたところにあるウオーターポンプ

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ウオポンも必ず、この際に交換しておきましょう

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きれいに清掃されたシリンダヘッド。美しいです

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今度は来た道を戻って組み付けです

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ATFはニューテック。この銘柄がいかにもMPIらしくないというか
僕らはリキモリのトップテック1200を使いますが、外注先ではそこのオイルを使います

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新旧タイベル対決

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 カムのアッパーシールも交換して美しい出来上がり

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どんどん組み上げていきます

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カングー人気ですねえ。

posted by admin at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ルノーカングー
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