先日行われたカングーの修理
ここに至る経緯は3/28の記事を参照してください。
ここに至る経緯は3/28の記事を参照してください。
今度は小河さんが見つけたタペットカバーパッキンからのオイル漏れの修理です
自分で自分の名前に「さん」を付けているようで実に書きにくい
自分で自分の名前に「さん」を付けているようで実に書きにくい
カングーと言うクルマは実に変わっていて、タペットカバーにガスケットは使っておらず、液体ガスケットだけを使っています。マニホールドなどには全部ガスケットが入っているのですけどね
で、タペットカバーからのオイル漏れは結構な大作業になるのがこのクルマなのです
それはユーザーの方も知っていて、このクルマの大変さのヒミツは後々説明します
分解は進み、タイミングベルトが見えます。でも何やら汚れが....
テンショナーから出たグリスでしょうか? いやいや
クランクプーリー側から見てもなんだか汚れています
タイミングベルトケース内も汚れています。実はこれは、タペットカバーからのオイル漏れがタイミングベルトケースに行ってしまい汚れたものです
テンショナーもアイドラーも黒いオイルがたくさん付着しています
さてここからが先ほどの大変な理由。
カムが丸見えですね
カムが丸見えですね
タペットカバーがカムの上側のホルダーと一体型になっているのです。
なんていう無精な造り!
なんていう無精な造り!
タイミングベルトを外せばカムはフリーな状態になってしまうので外してあります。
ロッカーアームが丸見えですね
ロッカーアームが丸見えですね
隠れたところにあるウオーターポンプ
ウオポンも必ず、この際に交換しておきましょう
きれいに清掃されたシリンダヘッド。美しいです
今度は来た道を戻って組み付けです
ATFはニューテック。この銘柄がいかにもMPIらしくないというか
僕らはリキモリのトップテック1200を使いますが、外注先ではそこのオイルを使います
新旧タイベル対決
カムのアッパーシールも交換して美しい出来上がり
どんどん組み上げていきます
カングー人気ですねえ。