2021年03月04日

アルファロメオミトの修理 バンパーコア修理の巻 

バンパーの交換要員は中古です。
ユーズドとかコアとかかっこいい言い方もありますが、中古です。
中古なら何でもいいかといわれると、そうでもなくて、少なくとも取り付け部分はしっかりしている、可能な限り損傷の少ない物
まあ、中古ですからそれなりにやられています。

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おそらくは一時停止から少しハナを出したら右から来た他車がざっとこすっていった感じ。
あたりはわずかだったので、簡単な修理で補修できますし、跡も目立たないでしょう

ちなみにコチラ一時停止で、相手がセンターラインがあるような明らかな優先道路の場合、一時停止を無視した側の過失が9割、相手1割。
道路からではなく、コンビニや車庫などから出て、相手が明らかな優先道路の場合、一時停止を無視した側が8割、相手2割と、裁判例に基づいて基本的な割合が出ます。
1割とはいえ、一時停止無視下側が輸入車なんかだと、修理費が100万円かかったら、1割=10万円ですからかないませんね

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キズなどを直したら下地を整えるサフェーサーを塗布します。
番手の荒いサンドペーパーの研いだ跡や密着の悪い下地などを隠す目的で使います

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ちなみにこの週は相方の塗装屋が休みで、僕が全て行いました。
しばらく下地からトップコートまで作業することは稀だったのでしんどいです(笑)
20年前は毎日やっていた事なのですけどね

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この日は暖かだったのですが

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サフェーサーを研ぐのと、塗装するために全体的にサンドペーパーで研ぐのを水を使って行いますが雨が降ってきました
これは足付けと呼ばれる塗装を定着させるための作業です。

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ちょうどいいやと思いながらゴシゴシ擦ります

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なんだか寒いなあと思っていたら2時間でなんと8℃も下がりました。北風も強く吹いて心まで寒くなってきました
気温が急降下しています

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雨も強くなり少しずつ工場の中にバックしていき、結局屋内で作業します。

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研ぎ終わったらキレイに洗って塗装室に持って行きます

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そんな頃にはさらに温度が下がっています。
すごい天気ですねえ。晴れて暖かだった数時間前の体感からすると極寒です。
なにしろツナギ服の下に着ていたトレーナーなど脱いで、春の装いでしたから

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しっかり水を切ったら、乾かします。
そして今一度、研磨したバンパーを見てみます
800番でサンディングしたバンパー

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しっかり研いだと思いきや、こういった作業しづらい場所はなかなかキレイに砥げません。
ナンバープレートを止める四角いでっぱりの隅々につやが無くなっていないところが見ることができます

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またサフェーサーの研いだ際にも少しツヤのある部分があります。研ぎが甘い状態です

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さらにサフェーサーにも研ぎ残しが散見できます。これらはさらに研ぎこんで、ひとつひとつ丁寧に消していきます。
これをサボると塗装膜強度が減って剥がれたり、平滑な塗装表面が得られなかったり、トラブルが発生したりします

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塗装台もホコリが出ないようにマスキングしてバンパーをセットします

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研ぎ残しや研ぎくさしを良く確認して問題がなければ、塗装にバトンタッチです。
と言っても僕が塗るのですが

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それにしても、再塗装の感じの無いバンパーでしたが、あちこち流した跡があります
なかなか見える場所ではないので、そのまま塗りこんでしまいます

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塗装したのは若い工員さんだったのかしら

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では次回塗装しましょう
posted by admin at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオミト
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