只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ
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是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております
エンジン交換中の166
移植されるエンジンの準備が続きます。
こちらは移植されるエンジン。
元々は156GTAに載っていたエンジンで、エンジン型式そのものは同じでも付属している部品は結構違っています
元々は156GTAに載っていたエンジンで、エンジン型式そのものは同じでも付属している部品は結構違っています
一見同じに見えるサーモケースですが、そのケースの後ろ、ヒーターパイプに注目。
これは今まで積んでいた166のサーモケース。その上のヒーターホースをつける部分はダミーで、穴が開いていません。
これを取り替えるにはボルトは一緒でサーモケースの下にありますので、サーモケースを外すとこのダミーを外す事ができるのです。逆を言えば外さないといけないわけです。必要ないウオーターパイプなのに...
これを取り替えるにはボルトは一緒でサーモケースの下にありますので、サーモケースを外すとこのダミーを外す事ができるのです。逆を言えば外さないといけないわけです。必要ないウオーターパイプなのに...
サーモケースは性質上、密閉度の精密製を求められているので、ガッチガチにくっついています。
だから外すのもそれなりに大変。
外したら汚れやサビを落としてきれいにしてからOリングを入れます
画像は超高速でEくんがワイヤーブラシを動かしている画
画像は超高速でEくんがワイヤーブラシを動かしている画
何度も言いますが右のパイプは使わないのでいらないのですよ。
いらないけどぞんざいにすると、ここから冷却水漏れするのできっちりやらないと。
人間で言うところの盲腸みたいなもの?
いらないけどぞんざいにすると、ここから冷却水漏れするのできっちりやらないと。
人間で言うところの盲腸みたいなもの?
Oリングが入った3つのパイプ。本当はここにもう一本ウオーターポンプから来るパイプが1本あるのですが、それは今はまだ取り付けません
クランクのリアシールも交換します。
クランクシャフトはご存知の通り、内燃機関でシリンダー内で爆発を出力に変える重要な部品です。しかし通常はトランスミッションとエンジンの間に挟まれているので、見る事すらできません。
しかし、当然、シャフトが外部に露出する部分はシールが無いと中身がダダ漏れになるので、こんな機会でないと交換できませんから
ここで遇ったが100年目、千載一遇のチャンスなのです
しかし、当然、シャフトが外部に露出する部分はシールが無いと中身がダダ漏れになるので、こんな機会でないと交換できませんから
ここで遇ったが100年目、千載一遇のチャンスなのです
クルマが古くなると、 エンジンオイルの管理不良などで、エンジンオイルの品質が下がり、シリンダー内で圧縮した混合気がピストンリングの隙間からエンジンブロックに逃げて、エンジン圧力が高くなり、こういったシールを攻撃するのです。
もちろん経年劣化によるものも避けては通れません。
新しいシールを圧入します。
これで当分はオイル漏れから開放されるでしょう
とりあえずここまで出来て遅い目のお昼ご飯。
食後はトランスミッションです。
まず、フライホイールからです。
まず、フライホイールからです。
奥の大きいフライホイールは166用で、横の薄い方が156GTAの。
166のはミッションダンパーと呼ばれる、クラッチを繋いだ時にガツンとつながっても ここでぎゅっと1回バウンドしてからクラッチがつながるので
ガクガクならないのです。つまりコンフォートに走れるのです。その代わり大きくなる分、慣性が強く働きエンジン回転のレスポンスが悪くなります。
これも走行距離が長くなるとダンパーがへたり、ほぼダイレクトでつながるようになってしまうのですけどね。
ガクガクならないのです。つまりコンフォートに走れるのです。その代わり大きくなる分、慣性が強く働きエンジン回転のレスポンスが悪くなります。
これも走行距離が長くなるとダンパーがへたり、ほぼダイレクトでつながるようになってしまうのですけどね。
さっきのクランクに強力なクロモリ鋼のボルトで締め付けたらクラッチを取り付け
動力をトランスミッションに伝えるクラッチ板、それを上のフライホイールに押し付けるクラッチカバーを取り付けました。
この際にメインドシャフトが入る真ん中の穴がトランスミッションと一直線になるためのセンタリング作業して
この際にメインドシャフトが入る真ん中の穴がトランスミッションと一直線になるためのセンタリング作業して
ボルトを全部締め付けます。ここをいい加減に作業するとトランスミッションを入れる際に苦労します
ここのボルトはリブCVボルトなので、トルクスで作業したら大変な事になります。
用済みのエンジンから外したトランスミッション
これがTミッションのメインシャフト。ちなみにこれと対を成して変速するのがカウンターシャフトです
それはもちろんトランスミッションの中
それはもちろんトランスミッションの中
メインシャフトには特殊な形のベアリングが付きます。レリーズベアリングです。このベアリングの動きが渋くなったり、クラッチカバーのダイアフラムスプリングが傷んでくるとクラッチペダルが重くなるのです。ちなみにGTAではこのベアリングを動かすレリーズフォークそのものの動きが渋かったのを見た事もあります
ここからはあまりに大変なので、画像が無いのですが、トランスミッションが無事にくっつきました
上のレリーズベアリングをクラッチカバーに飲み込ませて、レリーズベアリングの鍔が引っかかると、フライホイールとクラッチとメインシャフトはいつもくっついて、メインシャフトはクランクが回っている限り、メインシャフトも一緒に回るのです。
クラッチペダルを踏むと油圧でレリーズフォークを動かしてレリーズベアリングをクラッチカバーごと引っ張るのです。
すると、フライホイールからクラッチディスクが離れて動力が分断されて、その間にギアを変える仕組みです。
わかったかなー?
わかったかなー?
ここから先はエンジンマウントなど下回りの吊り上げて作業しないと交換できない部品ばかり
おっと、こんな所にセンサーが
油温センサーのようです。156には付いていませんでした。グロメット代わりのボルトだけ
吊り上げて昨日外したエンジンマウント類を取り付け
意外にこれが大変なのよ。
サブフレームに移しました。
やっとここまで。でもまだまだこれからなのですよ。
移す部品がまだまだ満載です
次回に続く
なんか長編すぎかなあ?
長すぎるのはいかがなもんかと指摘された事もあるんですわあ
長すぎるのはいかがなもんかと指摘された事もあるんですわあ
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