2020年12月18日

155も旧車

これも長く預かってしまった155LTD
オーバーヒートでレッカー入庫

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しかしその後オーバーヒートは起こらず
で、オーナーの証言から電動ファンが回っていなかったようで

電動ファンモーターとリレーの交換を画策していました

しっかし、電動ファンは世界中で欠品中。
全く手に入らず。もはやラジエターファンは違うクルマの物を作り変えるか、シュラウドごと移設するかしか方法がないみたい

でも、見ていると電動ファンは元気よく回っています。
案外リレーが原因なのかもしれません。
とにかくリレーを疑いますボンネットフードを開けると補助リレーケースがあると書いてあるので、見るとありますね

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取説にはこれがラジエターファンリレーとあります。

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蓋にも絵がいかにもそれらしく書いてあります。
その下に至ってはずばりプロペラの絵が描いてありますが、そこにヒューズはありません

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電流値を見てモーターの健康度を測ります。

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10.93アンペアとあります。起動は17アンペアまで上がりました。
安定後はこの10.93アンペアですが、1時間くらいかけっぱなしにすると電流値が徐々に上がります。
あまりモーターもよくないのかもしれません。
しかもこれ低速ですから高速で回ると20Aくらいかヘタすればそれ以上かもしれません。

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モーターはブラシ駆動なので、ブラシが減ってアーマチュアとギャップができると抵抗値が上がって電流値が上がるのです

ところが、ここで上のリレーを引っこ抜いても、なんとファンが止まりません。
魔界転生の天草四郎よろしく、首をはねられてもモーターが回り続ける様は奇怪です

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エロエムイッサエム...
おのれ妖怪変化め!と思って、違うリレーを指したら、なんとなんと、電装系のヒューズが切れているのにも関わらず、エンジンがかかり続けています!! ひいぃ〜! お、おのれ化け物

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しかし一度エンジンを切ったらかからなくなってしまいました。
電装系のヒューズを交換して復活させて検証します。

すると例の上の5極のリレー、よく見たらピンアサインが全然違います。
単なる5極のリレーではないのですね。

室内のリレーボックスを見ていると電動ファンが動くと、カチッという作動音が聞こえます。

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よく取説を見ると室内ヒューズボックスの上にリレーがあるよとE君に教わりました
あー、そうだずいぶん昔、ここ見たなあ。

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これを新品に交換します。30Aのフツーのリレー

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これで様子を見ます

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もうどうかオーバーヒートしないでください!

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最近全然会う機会の減った田中さんも敏腕のわんのメカニックでありながら、リレーたった1個が悪くてレッカーの世話になってしまったと話してくれた時がありました。サーブ900に乗っていた時代の話です。

同時期のクルマですが、やはり旧車なんですねアルファの155も
え?あたりまえ?
あたりまえ体操〜

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posted by admin at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ155
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