2020年12月17日

75のスペアキー作り

その75、スペアキーの製作のオーダーで、純正品での希望があってさっそくヴィンテージキーを取り寄せてカギを切ってもらいます。
今回もキーテックワン アイさんにお願いしています。

RIMG4044.JPG


切ってもらいました。
いかにもスペアキーっぽい色が良いですよ。
で、カギ屋さんが帰ってから気が付いたのです。

RIMG4077.JPG


エンジンキーが回らない。なんと助手席もエンジンキーも回らないどころか、キーシリンダーに入りません。
全く入らないのです

それじゃあさすがにまずい。しかし、先に持ち込みのキーは保証外ですよって言われたのもありますし
何がいけないのか、2本のキーを並べてずーっと考えます。

キーの溝に違いはなく、いったい何がわるくて全然入らないのか考えます
残る部分は最初から彫られているまっすぐな溝です

よくよく見ると、いや触ると何となく浅いのです。
最初はヤスリで一生懸命削ります。
するとほんの少し入るようになりました

残りは自分を信じて削ります。
しかし相手は固い金属なので効率的に作業するには

エアソーを使います

RIMG4078.JPG


これで真ん中の溝を深くしていきます。

RIMG4079.JPG


徐々に入るようになってきました。

先に言っておきますが、ここまで入るようになるまでに50回くらい削る、抜くを繰り返しています。
RIMG4091.JPG


このクルマのキーは当たり前ですが、ここまで入ります

RIMG4090.JPG


ずっと削り込んで、これ以上削ったら突き抜けちゃうんじゃない? 
ってくらい削ったときにその時が来ました

RIMG4092.JPG


やったー!
半日以上かけて回りました(笑)

RIMG4093.JPG


結局、純正品とおぼしきブランクキー、そのままでは使えませんでした。
残念〜ん

でも溝深く掘れば使えますぜぃ
posted by admin at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般
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