その75、スペアキーの製作のオーダーで、純正品での希望があってさっそくヴィンテージキーを取り寄せてカギを切ってもらいます。
今回もキーテックワン アイさんにお願いしています。
切ってもらいました。
いかにもスペアキーっぽい色が良いですよ。
いかにもスペアキーっぽい色が良いですよ。
で、カギ屋さんが帰ってから気が付いたのです。
エンジンキーが回らない。なんと助手席もエンジンキーも回らないどころか、キーシリンダーに入りません。
全く入らないのです
全く入らないのです
それじゃあさすがにまずい。しかし、先に持ち込みのキーは保証外ですよって言われたのもありますし
何がいけないのか、2本のキーを並べてずーっと考えます。
キーの溝に違いはなく、いったい何がわるくて全然入らないのか考えます
残る部分は最初から彫られているまっすぐな溝です
よくよく見ると、いや触ると何となく浅いのです。
最初はヤスリで一生懸命削ります。
するとほんの少し入るようになりました
最初はヤスリで一生懸命削ります。
するとほんの少し入るようになりました
残りは自分を信じて削ります。
しかし相手は固い金属なので効率的に作業するには
しかし相手は固い金属なので効率的に作業するには
エアソーを使います
これで真ん中の溝を深くしていきます。
徐々に入るようになってきました。
先に言っておきますが、ここまで入るようになるまでに50回くらい削る、抜くを繰り返しています。
このクルマのキーは当たり前ですが、ここまで入ります
ずっと削り込んで、これ以上削ったら突き抜けちゃうんじゃない?
ってくらい削ったときにその時が来ました
ってくらい削ったときにその時が来ました
やったー!
半日以上かけて回りました(笑)
結局、純正品とおぼしきブランクキー、そのままでは使えませんでした。
残念〜ん
残念〜ん
でも溝深く掘れば使えますぜぃ