エアコンの風か出ないW211
心なしか元気がなさそうに見えますね。そんなことない? ああそーですか
一般的にエアコンの風が出なくなるという訴えがユーザーから出てきたら、疑う箇所は多くはありません
コントロールユニット本体がダメになるケースは稀で、ほとんどはモーターかレジスターです
ヒューズやリレーは多くの場合モーターに極端な負荷がかかり焼き切れるのです。
という事でモーターを見てみます
助手席の足元のパネルを外すとブロアモーターの蓋が見えます
さらにカバーを外すとシロッコファンのモーターの下端が見えてきます。
そして横にあるメカメカしい物がレジスターです。
ギアダウンユニットと違ってブロアモーターは電圧や電流を調整して回転数を調整します
そして横にあるメカメカしい物がレジスターです。
ギアダウンユニットと違ってブロアモーターは電圧や電流を調整して回転数を調整します
これがレジスター。
その名の通り、抵抗が主な構成部品なのです
その名の通り、抵抗が主な構成部品なのです
裏側は放熱板になっています。レジスターはモーターの回転を落とすためにバッテリーからの電気を熱に変えて電力を落すために
ブロアモーターの風が直接当たる場所にあります。
ブロアモーターの風が直接当たる場所にあります。
それでもあまりに熱が加わりすぎて自壊してしまうことがほとんどです
なんだかわかりづらい画ですが、バッテリーから線を直結させて
モーターに通電させて、動かない原因を探ります
モーターに通電させて、動かない原因を探ります
コネクターに大きいプラグは入らないので、コネクターに細いプラグをつないで
その金属部分に太い線径の電線を付けます。
細い線で通電させると、線径を上回る電流が流れると発火します
モーターが悪い場合はブラシの摩耗が原因するケースが多く、ブラシのギャップが離れると大電流が流れて危険なので
太い線でも素手でやらない方がいいです。
その金属部分に太い線径の電線を付けます。
細い線で通電させると、線径を上回る電流が流れると発火します
モーターが悪い場合はブラシの摩耗が原因するケースが多く、ブラシのギャップが離れると大電流が流れて危険なので
太い線でも素手でやらない方がいいです。
ファンが回り始めました。
全開で回ります。
全開で回ります。
その際の電流値を測ります
起動は20A、安定値も14A ヒューズは20Aか25Aだと思いますので、ファンが動かない犯人はレジスターとなります
少し電流値が高いのが気になりますが....
普通モーターは10Aくらいだと思います
なんでもかんでも交換はできないので、これで様子を見ましょう。
少し電流値が高いのが気になりますが....
普通モーターは10Aくらいだと思います
なんでもかんでも交換はできないので、これで様子を見ましょう。
新しい部品を取り寄せました。結構な値段します
なんか煙が移っているようですが、安心してください。動いてますよ!
様子を見て問題なければ納車です