やっと塗装編
といっても11月半ばの話です
以前は3ステージ塗装など国産の自動車にほぼ限られていました。
例外的にアルファのヌヴォラ塗装やアルピーヌなどでもありましたが、圧倒的に日本の自動車に多く
例外的にアルファのヌヴォラ塗装やアルピーヌなどでもありましたが、圧倒的に日本の自動車に多く
輸入車にはありませんでした。
ちなみにその例外的な3コートパールも、実際の所はほぼ2コートパールで、隠蔽性能を上げるためにグランドコートを塗る
みたいなイメージでした。
ちなみにその例外的な3コートパールも、実際の所はほぼ2コートパールで、隠蔽性能を上げるためにグランドコートを塗る
みたいなイメージでした。
しかしこのクルマは国産のそれに近いです。
下地の白の上にうっすらパールカラーが入り、日の光に当てると僅かに黄色く輝く様を見て楽しむ塗装です。
そのためにまず、下地を白で塗装する必要があります
そのためにまず、下地を白で塗装する必要があります
白で塗装したらニゴリ吹きと呼ばれる下地の白をパールにわずかに入れて、隣のパネルにぼかす技法です
これがパールベース
こうしてみると絹のような乳白色ですが、この塗料に何か違う色を隠すような隠蔽性は殆どなく
これに12%ほどのグランドカラーを入れて塗装するのです
これに12%ほどのグランドカラーを入れて塗装するのです
塗装する前です。白い色がそれほど違和感なく乗っております
ちなみに鉄板の温度はなんと22℃
これだと夏用のシンナーを一定量使わないと塗料の蒸発スピードが速すぎて
あまりいい結果になりません
あまりいい結果になりません
そこで2種類のシンナーを割って使います。
どんどん塗っていきます。
グラウンドカラーはJET4000HVLPで塗装しますが
パールコートはJET5000HVLPで行います。
隣のパネルと違和感が無くなれば出来上がり
ここでようやくパールコートに行くのです
3コートパール塗装は使う材料の量も通常の塗装の倍以上かかります。
手の込んだ塗装です。
日本の自動車はさらに踏み込んだキャンディーカラークリアーを纏う塗装が人気です。
マツダのソウルレッドなどがそうです。
マツダのソウルレッドなどがそうです。
次回は塗装の仕上げ編です