2020年11月06日

慎重にいきまっしょい

いろいろな修理と車検で入庫していた166スーパー

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まずは全く機能しないドアロックと、下がらないときがあるパワーウインドウ
見るとドアロクが左右とも動かないので分解を進めていきます

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スピーカーを外すとなんと
ボンドで止めて..いや止めようとした形跡が

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思うに何らかの理由でドアトリムを外そうとして国産車のようにスピーカーはドア側にくっついていると判断して力一杯外してしまったか
スピーカー裏の取り付けボルトの建込ナットが共回りしてしまい、どうにもできないから、もうどうにでもなれと力一杯外してしまったか

答えは外した本人のみぞ知る....

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分解を進めているとなるほど突然パワーウインドウが下がりはするけど上がらないという事象が発生
早速テスターを持ってきてモーターのコネクターの通電状態を見ます。

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あ、ボンド... まあ、硬いコネクターではありますからねえ...
でもまだ接着してあるだけマシか

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外しました。
早速テスターを取り付けて...
と思ったら通電します。あれモーターの不良?
刺激を与えたからか、常に普通に通電する様になってしまいました

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念の為にスイッチを代えて動かすも、実に普通に動きます。

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結局、はっきりした原因は断定できず、ABIユニットの可能性も排除できず...

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かと言って割れたコネクターは放置できず部品取りのクルマから切り取ってきて挿げ替えます

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ハンダ付けしまして熱伸縮チューブで絶縁します

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これ以降、ウインドウの不具合は発生しませんでした。
この後ドアロックを交換して右は終わり

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続いて左

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こちらは既にスピーカー裏の建込ナットが両方とも外れてしまって満足に外す事すらできません

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どうにか外しました。

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ドアロックを交換します。
必ず壊れるドアロックアクチュエーター。もうフロントのロック左は国内の在庫は終売で手に入らないそうです。右は最後の1個があるそうです。困っちゃうなあ

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外れてしまった建込みナット

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ナッターで作ります

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ナットインサーター、欧州車を修理するなら手元に一つ置いておくべき工具です

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ガラスランチャンネルも外れかけていたので接着しておきましょう

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スピーカーカバーのモールも粉々なのをボンドでくっつけてあったので、これも取り替えます。
もう少し丁寧に作業すべきですよ、前任の方。工場によっては怒鳴られるか、ハンマー投げられるパターンですから

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あとボルトも、なくなっちゃったのか、1本違うのが混入していたので、リブCVのボルトに代えておきました

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でも、多くの工場において、イタリア車で壊した時の部品がリカバーできるところは少ないです
ウチにはたまたまアルファロメオの部品がいっぱいあるので対応はできますが、ショートパーツで苦労するのは知ってますので、作業者の気持ちは分からないでもありません

そもそも、壊さぬように外すのが大前提ではありますが...

posted by admin at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166
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