2020年09月29日

Lights out

8月のはじめに車検で預かったマセラティクアトロポルテ。
遅れに遅れて今、作業中。
こちらもヘッドライトの光量が足らないので、以前にも書いたようなレンブを直接清掃する作業をします。
その前に長年 ライトウオーニングに悩まされてきた 恨みつらみを今ここで何とかしたいのです

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だいぶ前ですがポジション球をLEDに変えたらライトウオーニングが出ました。
導通はすれど電流値を見ているのでしょう
そこで今回は電流値を見てみましょう
まずは通常のハロゲン 5Wのウエッジ球、通称ポジション球です

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消費電力は0.42A。バッテリー電圧を12Vと考えた時に 0.42×12=4.8Wとおおよそ額面通り。

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そして今回登場LED。とても明るいです。光源は直視できないくらい明るいです

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なんと0.08A つまり1Wにも満たない電力消費量です。1/6弱ですよ商品電力!
これは素晴らしい。LED圧倒的です。

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しかしこれじゃいかんのですよ。HIDと違い、こちらは導通はあるので、切れているという事は無いのですが、クルマがとても困った感じになります。電流値はうんと小さいのに完全に導通が遮断されているわけではありませんから
そこでこの抵抗を入れて電力を消費させるのです。

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ライトを点けてプラスマイナス間に抵抗を並列につなぎます。

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するとどうでしょう? めでたく大きな抵抗値が出ました。
めでたしめでたし。
尤もこれでは消費電力が増えて、せっかく減らした負荷をわざわざかけることになります。
まあ、みなさん求めるところはここではないように思いますが...

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これならバルブが切れましたぜって言ってこないでしょうよ。

ライトなんて点いていなくてもこの通り電力を消費します。

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その電気は消えてなくなってしまうのではなく、抵抗器の中で仕事をさせると考えればいいでしょう。
電流は熱となってエネルギーが変わるので、もちろん抵抗器は強烈に高温になります。

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この温度じゃあ、あの小さいバルブの筐体の中に抵抗器を入れられないですね。

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セメント抵抗とかセラミック抵抗だと思いますが、とてつもなく熱くなるので、設置場所を選ばないといけません。

せっかく外したのでレンズも磨きました

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こちら磨かれ組。

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こちら磨き待ち組み。

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でもコーティング剥がしてしまうとキレイにはなるのですが、焼けてしまうスピードも速くなるのですよ。
この人んちは屋根があるから大丈夫なのかな?
posted by admin at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マセラティ
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