2020年08月27日

誰がためにホーンは鳴る

先々月に引き渡した最終の156リネアロッサ
納車早々からホーンが鳴らなくなりまして。
さすがにそのままでと言う訳にもいかず、作業します。

RIMG1160.JPG

まず、大前提としてヒューズが切れていないか確認して
次に12Vが来ているか測ります。この156、20Aと意外にデカイ電流値のヒューズを使ってます。
次にリレーを確認。86-85間に12Vを入れて30-87間の導通を確認して問題が無ければ次のステップへ
エンジンアンダーカバーを外してグリルを外して、バンパーを外して、ホーンに12Vが来ているか確認します。
すると、ここには12Vは来ておらず。

そもそもホーンボタンを押してもリレーもカチカチ言わないのでどうしたもんかな〜?と思っていたら
1度だけプッと、わずかにホーンが鳴りました。
まるでクルマが「しまった」と言わんばかりに本当にわずかにです。

この瞬間にスパイラルケーブルかその周辺のものと断定しました。
取り急ぎエアバッグから外していきます。

ハンドルスイッチのジャンクションを外して

RIMG1052.JPG

ナットを外してステアリングホイールを外します。

RIMG1053.JPG

ステアリングコラムロアカバーを外してスパイラルケーブルASSYを外します。

RIMG1054.JPG

これがホーンボタンから車体とホーンとの間の配線になるので、ここから先には問題が無いという事になります。

RIMG1055.JPG

点検方法は簡単。本体側コネクターの接続ピンと

RIMG1110.JPG


ハンドル側コネクターのピン、1本1本導通を確認して通電しないピンがあれば、スパイラルケーブルASSYを交換します。
これは結構骨の折れる単純作業ですが、こういった地道な作業が結果を生むのです。
しかし残念ながらすべてのピンで導通がありました。
これでスパイラルケーブルに問題はないなと

RIMG1107.JPG

この電極部分を使うとやりやすいです。
しかし、今回のトラブルの大本命が違ったという事は他に?
何かあったかな?と思ったら、さっきのステアリングスイッチのジャンクションユニットがありました

RIMG1105.JPG


今度はこちらのコネクター1つ1つの導通を確認します。
こちらは簡単です。ホーンボタンからの線、赤黒の線を中心にして、コネクタ側のピンを1本1本見ればいいのです。
すると、ビンゴでした。1本導通がありません。赤い線です。

RIMG1100.JPG


基板を裸にして、赤いリード線の良く先を見ながらどこまで導通があるか追いかけます。

RIMG1102.JPG


もちろん、目が悪いので拡大鏡を見ながら作業します。

RIMG1125.JPG


するとわかりました。この000が原因です。
この先と前とでは導通がありません。地道な作業が実を結んだ結果です。

RIMG1129.JPG


早速修理します。

RIMG1145.JPG


画像だと判り辛いのですが、この基板の実装部品はかなり小さいのです。

RIMG1146.JPG


見えますかね?3mmあるかないかです。

RIMG1149.JPG


全部ハンダで埋めてしまえと思いましたが、きれいにハンダが乗らず急遽代役を立てます。
ホッチキスの針です。これを1本切ってハンダ付けします

RIMG1150.JPG

こんな感じになりました。少し汚いのはご愛敬。

RIMG1152.JPG


導通も戻りました。


RIMG1154.JPG


組み込んで、ホーンが鳴るのを確認したら組み付けて試乗します。
ハンドルセンターを合わせたら、診断機でエアバッグの警告灯を消して、本締めして各種部品を戻して出来上がり。

RIMG1158.JPG


やっと終わったぜ ベイビー!

posted by admin at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ156
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