今回は147の塗装編です。
先のブログの下地編で、サフェーサーからパール塗装、クリアーまで塗装しましたが、最後まで塗装したのには訳がありまして、前回塗ったトップコートを生かして上から調色したパール塗装をして行く、にごり吹きと言う塗装方法で仕上げていきます。
先のブログの下地編で、サフェーサーからパール塗装、クリアーまで塗装しましたが、最後まで塗装したのには訳がありまして、前回塗ったトップコートを生かして上から調色したパール塗装をして行く、にごり吹きと言う塗装方法で仕上げていきます。
まず、調色したパール塗料とグランドカラーを用意します。
パールの塗料に約10%のグランドカラーを混ぜてしまいます。これを塗装することで隠蔽力の低いホワイトカラーパールを塗っていくのです。10%を吹いたら約6%、約3%とグランドカラーの含有量を減らした塗料を次々に吹いて行って、最後にパールカラーだけを塗装する方法なのです。
文字では判り辛いので画像で見ます。一見、先に塗装した部分が白く見えますね。色合わせをしていない近似色なので、これはこれでOKなのです。
白い色は大変に色移りがしやすいので、使う材料は新しいものを使います。
これはホコリやオーバーミストを取る為などに使うタッククロス
これはホコリやオーバーミストを取る為などに使うタッククロス
作業はこのJET5000HVLPを使います。もう5000も発売から時間が経ちましたね。でも抜群の作業安定性を誇ります
さっそく塗装作業します
1度目。白いグランドカラーがパールカラーに10%入っていますから吹いた跡が白く見えるのが解ります
パール感が薄くのっぺりした感じ
次にパールカラーに対して7%のグランドカラーが入った塗料で回ります。少しパール感が出てきました。この塗装ではハードナーを少し入れて塗装強度の向上を図っています。
この段階では絶対にドライコートはせず、しかしがっちりトリガーを握ることなくスムーズなガンスピードを守って平坦な肌を心掛けます
この段階では絶対にドライコートはせず、しかしがっちりトリガーを握ることなくスムーズなガンスピードを守って平坦な肌を心掛けます
4%で1周回りました。パール感も強くなってきて出来上がりが近くなってきました。
ちなみにAピラーを塗っているのは、色合わせと言うよりここも塗装の傷みが発生し始めていたからです
ちなみにAピラーを塗っているのは、色合わせと言うよりここも塗装の傷みが発生し始めていたからです
ここまでがいわゆるにごり吹きと言う塗装方法です。この作業を繰り返した事で、白かった下地が新たに塗ったパール塗装をバックアップして、さらにパールに混ぜた少量の白いグランドカラーで境目を消していくのです。
ここからは少しエア圧を下げてパールコートに移ります。
ここからは少しエア圧を下げてパールコートに移ります。
1度目のパール
2度目のパール
3度目は主にぼかし目を攻撃して出来上がり。
ここまでの塗装は、にごり吹き用に180gの塗料と90gのシンナーを3回。
180gのパール塗料と90gの夏用シンナーのパールコートを2回と半分。1.5kg弱の塗料と
100gのカラーレスクリア、わずかなハードナー。これらをこの日1だけで使っています。
前日の塗料と、この後のクリアーと全量を考えると、塗料費用を計算するのが怖くなってしまいます...
前日の塗料と、この後のクリアーと全量を考えると、塗料費用を計算するのが怖くなってしまいます...
3ステージカラーはかくも手間がかかるのです。
僕の役目はここまで。クリアーは塗装屋に任せて僕はタイミングベルト交換中の166のヒーターコア交換の作業をするためドロンします
僕がいくつかの作業の後に工場に戻ると
ポリッシングまで終わっていました。Good job!
戸締りして帰ろう、おつかれちゃーん
戸締りして帰ろう、おつかれちゃーん
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