2020年07月26日

エアコンのナゾに迫る

結局世間で言う4連休は木曜だけ休んだ以外は全部仕事をしてしまった。
まー、こんだけ雨が続くとおうちの中でやることなど知れていますからねえ

以前からエアコンの効きが良くないと言われるアルファロメオ156。
どこに問題があるのか気になっていたので、今回シルバーの156でちょっと検証してみます。

いくら20年前のクルマでも新車の時からエアコンの効きが悪ければ問題になると思います。
尤も156をはじめ、アルファロメオは効きが甘いだけであって、決して効かないわけではないのです。特に1人で乗っている分にはそれほどでもなくフル定員だと余りよくないと・・・
基本的に故障ではないのですが、本当はもっと寒くなってもいいのでは??と

感覚としては効かないというより、冷たい風の量が少ないといった感じなのです。
当然、冷たい風が少なければ車室内の温度を下げることができず、効きが悪いとなるわけです

まず、ブロアファン周り。特にファンやレジスタに問題は無くブロアファンは全開で回る事ができてここに問題はありません

RIMG0322.JPG

続いて配管やエアコンユニットのケースに漏れはないのかと調べていくと
本来3連メーターがつく後ろあたりに冷たい空気が漏れている場所を発見しました。
でもこれだけで効かなくなるかなあ?的な感じ。

RIMG0323.JPG

吹き出し口を外して確認しますと、噴出し口には問題はないのですが

RIMG0327.JPG

外した状態でエアコンのスイッチを入れると大量のエアフローが確認できます。
おお、これだよこれだよ〜。少しそのまま様子を見ると窓ガラスの外側がすぐに結露し始めます。
冷たい空気を作ることは間違いなく完結しているのです。

RIMG0328.JPG


中を覗き込むと風向を変えるフラップが見えます。そして画像手前の何か引っかかるかのうような窪みから冷たい風が漏れているのが解りました。これだけ大きな空間があるにも関わらず、どうして出てくる風が少ない?

RIMG0329.JPG

秘密は吹き出し口にありました。
冷たい風が出てくる穴はこのルーバー全体と同じ位の大きさなのに

RIMG0325.JPG

ひっくり返すと外に向かって出る部分の大きさは半分にも満たないのですよ
じゃ、どうして半分しかないかと言うと
RIMG0331.JPG


よく見ると、この穴の中は左右に穴が開いていて、左右のルーバーに冷たい風を逃がす仕組みになっているのです。
結構な行き当たりばったりな造りですよ!上から出る空気は、できらなければ横からも出るだろ?的な考えです。
これでは日本の夏は厳しいのでは??

RIMG0332.JPG

実際には大量のエアーフローは上側の吹き出し口にぶつかり、小さすぎる吹き出し口に殺到して逆戻りをするような状況になっているようです。不思議な事に横にはそれほど風が行かないのです。説明が難しいですが、せっかく作った冷気は行き場が無くなりエアコンケースを冷やし続けるのだと思います。

だからいつかは効いてくるのです。
ちょうど別の作業をしている147を覗いてみると

RIMG0340.JPG

大きなルーバーですね。156と違いデザインは平凡ですが147はしっかり冷えます

RIMG0343.JPG


外して見ると実はそれほど吹き出し口につながる部分はそれほど大きくないのですが

RIMG0344.JPG

しかし! よく見てください。エバポレーターから来た配管と、吹き出し口から来る接合部は実にしっかり嵌るように出来ているのです
だからエアの漏れはないので、完全なる冷気は確実に吹き出し口から出せる仕組みなのですね

RIMG0345.JPG

ちなみに、中期以降の吹き出し口の真ん中に液晶のあるモデルでは吹き出し口の接合部の大きさがかなり改善さえれましたが
やはり冷えるにはもうひとつパンチが足らず、147方式のようなエバから直接、冷気を送り込むというのが良いようですね
おそらく156はデザインに懲りすぎてしまったのかもしれません
構造的に多少問題があるのかもしれません。147のをヒントに何かできないか考えたいところですね
posted by admin at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ156
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