2020年07月06日

劣化したヘッドライトレンズに塗るサイコーの塗料

ポリカーボネートを使ったプラスチックレンズのヘッドライトは紫外線による劣化との歴史でもあると言っても過言ではありません。
と言うより、今やほとんどの人が黄化、白化、クリアハゲなどを少なからず経験していると思います。
今回はその対策に最適ではなく、最高のソリュージョンをご紹介いたします。

つまりライトにペーパー当てるんでしょ?
はいその通りです。

本日やってきた箱は僕の使うスタンドックスの親元のアクサルタコーティングスの他ブランド、クロマックスの製品です。

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恐ろしいまでにりっぱなハコに入っています。
商品名は何とも判り易い物

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中を開けるとゴージャスなスプレーセット。
そうなんと、缶スプレーなんですね。

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ディグレイサーとプライマー

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そしてクリアー2本と言う構成。

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クリアーはなんと2液混合タイプで、お尻のシャフトを打ち込んで中で硬化剤が混ざる仕組みです。
逆を言えば一度開封すれば使う使わない関係なくイソシアネートによるウレタン結合が始まり、簡単に言えば硬化してしまうのです。
つまり一度使い始めたら使い切るか、残るか関係なくこの1本は使えなくなるのです。
これが最適ではなく最高と書いた所以です。

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そして、プロセスは以下の通り
なんと180番のグリッドから始めます。尤も機械研ぎ前提で、ミルカのアブラロンと言う商品の指定まであります。
一時期日本でもミルカの商品は展開していましたが、今はどうかな?
欧米ではトップセラーだと思います。

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いやあ、まずバンパーを外してヘッドライトを外してからの作業前提です。
そして180番から2000番までのプロセスをヘッドライト全体に施し
プライマーを塗って乾かし、やっとクリアーを塗装する。
サンディングのプロセス中はずっと、ディグレイサーで脱脂すると書いてあります。

この塗料セットで何台分かわかりませんが、少なくとも一度クリアーの硬化剤を混ぜてしまえば10時間程度しかポットライフはないでしょうから、外しておいてもいいところ2台分でしょう
缶スプレーは気温によって出具合が変わりますから、最初から最後まで完全に使い切れるとは思えませんので。

この塗料セット1つが確か15000円くらい。
フロントバンパーの脱着
ヘッドライトASSYの脱着
ヘッドライトの清掃
サンディング180番
サンディング320番
サンディング600番
サンディング800番
サンディング1000番
サンディング2000番。
ヘッドライトをマスキング
クリアーを塗装。
強制乾燥はさせず、一晩おきます。
ヘッドライトの組み付け
フロントバンパーの組み付け

出来上がり。
何度も言いますが、1回の作業でこの塗料セットの殆どを使い切ります。

ね? こりゃ、最適じゃなくて最高に高額なヘッドライト処理でしょ?
どうしてもヘッドライトがきれいでないと気が済まない、こだわり満載のクルマで施工を希望の方
お待ちしております(笑)

近いうちに、ウチの147のヘッドライトに施工してみようと思います。

posted by admin at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 塗料
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