よくランチア/アルファなどのV6で結構ゴトゴト音が出ている原因で、エンジンマウントの不良で異音の発生している場合があります。
今回はマウントもそこそこ傷んでいたので交換に踏み切りました。
今回はマウントもそこそこ傷んでいたので交換に踏み切りました。
このマウントの形状は車種ごとで皆違い、結構合わないケースを目にします。特にテージスの部品の国内在庫は大変に少なく
困っている方も多いのではないかと思います
困っている方も多いのではないかと思います
テージスは最も最後に作られたV6エンジン搭載車で、エンジン以外の制御も複雑で
ボディコンピューターがCAN-busでいろいろ通信しているので、装備も実に多く部品点数が多いです
ボディコンピューターがCAN-busでいろいろ通信しているので、装備も実に多く部品点数が多いです
その分修理も大変です
一見なんでもなさそうですが、確実に経年劣化の波が押し寄せてきているのです
まずはボディ側から。今回これがよくなかったのです。
昭和55年生まれのプレスも仕事します。
すぽーんと行きました。
続いてエンジン側。これは殆どのV6モデルがこれと同じ大きさ。
うーん、うーん まるでう〇こをしているような気分
このようなマシーンでおっぺすのです
前側はいいんじゃね?と言った僕の意見をはねのけてEくんが、せっかくだから前もやったが良いよと言うので
うーん、確かにそうかもという事で急遽、前側も交換したのです。
この部品は消耗品だからやむを得ません。
うーん、確かにそうかもという事で急遽、前側も交換したのです。
この部品は消耗品だからやむを得ません。
外したからには入れる作業があるわけで。
今度はブッシュを置いてブラケットを入れていきます。
今度はブッシュを置いてブラケットを入れていきます。
結構硬いです。硬くないとヌケちゃうから良いのです。
途中からひっくり返して、今度はブッシュを押して行きます。
出来上がりました。圧入した跡が残ります。最終的には300kgの力をかけて押し込みました。
こんな作業に重宝するのがSST。
これはハスコーの物だったかな。昔はフレーム修正をするような大きな事故の修理をしていたので、足回りの損傷修理が付いて回りました。フロントハブのベアリング圧入作業は日常的で、こういったSSTは非常に重宝したものです
これはハスコーの物だったかな。昔はフレーム修正をするような大きな事故の修理をしていたので、足回りの損傷修理が付いて回りました。フロントハブのベアリング圧入作業は日常的で、こういったSSTは非常に重宝したものです
また、部品を押したりするもの必要で、昔外したベアリングや大きなサイズのソケットレンチで代用したりしましたが
これがあると飛躍的に作業が楽になります。
これがあると飛躍的に作業が楽になります。
こんな感じで売っていますね。こりゃ安い。僕が買ったときはスタンドだけでこんな値段したような??
いろいろ作業しましたが、やっとオーナーの元に返す日がやってきました。
なんとも美しいセダンはMPIを後にするのでした。
ご利用いただきありがとうございました。
ちなみにこっちが今まで付いていた方です。純正だと思いますが、穴がバカ穴です。
社外のブッシュは丸穴ですが、特に問題はありませんでした。
社外のブッシュは丸穴ですが、特に問題はありませんでした。