2020年07月03日

成約御礼 アルファロメオ156 2.5 V6 24V

以前、もう156や147、166などの時代のマトモな物は手に入りにくいと書いたことがありましたが、今回とてつもなく珍しい物を引き当てたお客さんがいます。

156 2.5 V6 24Vです。
しかも最初期のリモコンのロックもないモデルです。
しかもしかも、平成10年登録のワンオーナー車。ありえねー
願えば叶うとはこのことかもしれません。

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しかもしかもしかも、ボディをはじめあちこち信じられないほどに極上。
こんなのあるぅ??

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驚異の33ナンバー。若い子ならへたすりゃ知らないんじゃない??
2月頃、探している旨のご相談をお客さんから寄せられて、3か月強、やっと見つかりました。
しかもぴったり予算内。

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ドアのトリムは革の部分こそ弛んでいますが、プラスティック素地の部分がほら

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シボがすげえ生きています。

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ハンドルもこの通り。とても22年前の自動車とは思えません。

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それもそのはず、6万キロ弱。22年で6万キロ=年間2727.27...km

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すなわち月に227km走行。新車の時からずーっと、ずーっと記録があります。
MPIの設立が1996年の11月、本格稼働は1997年1月からですから
このクルマを買われた初代オーナーさんは、僕が羨望の眼でTipoを見ていた時に新車で買ったという事だったのですね。
逆を言えば、新車としてミラノの工場をラインオフしたときから、この156は今回のお客さんが乗る運命になったと言っても過言ではありません。

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ただ、今のオーナーが買うまでが長かった。前オーナーがおぎゃあと生まれた赤ちゃんが社会人になるまでを見てきたようで、今度はここから新しい歴史を新たなオーナー元で紡いで行くと言う、なんとも素晴らしいハナシ。
あと少しで1/4世紀になっちゃう。

しかし、クルマも時間には勝てず、なんだか多少の問題もあります。
156のお約束ですが、エアバッグの蓋が熱歪で持ち上がり、クリップが悪くなって飛びでてしまうのです。
新品のクリップに入れ替えて押し込んでも、もう一つ良い感じにはならないんですよねー。

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軽く様子を見てみます

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グローブボックスは先にフタを外してから、ストレージ本体を外します。

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順番に外していけば到達するでしょう

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続いてオーディオ。さすがにこの懐かしいCDデッキではねえ。

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オーディオを外すのは真正面からできるので良いのですが、新しいオーディオにはBluetooth用のマイクを取り付けるので
センターパネルを外します。

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灰皿の後ろに2個。灰皿の下に2個

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ブーツを外して ビスが3ケ。

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ステレオを外して、小さいビスが2ケ、ケースの下側に2ケあります。

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そしてすべて外れるのです。
あ、外す前にエアコンのコントロールスイッチのノブだけ3ケ外しておきます。
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こうなった時にはエアコンの内気温度センサーを軽く掃除しておくとトラブルが無くて良いですよ。

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作業は続きます。
お買い上げありがとうございました。
お渡しまで未だしばらくお待ちください。
posted by admin at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ156
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