2020年06月12日

マセラティQPの白内障修理

美しいブルーのクアトロポルテ
車検の時期になりました。
今回は越えなければならない壁を越えます。
それはヘッドライトの光量不足です。

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プロジェクターヘッドライトは時間と共に強烈に暗くなってしまう傾向があるのですが、HIDに交換して明るくなったというハナシはよく聞きます。しかし、このマセラティのように最初からHID、しかもハイロー同じバイキセノンの場合はどうすればいいのでしょう? どうやら答えは清掃にあるようです。

今回は検査に行く前から真っ先に作業を開始するのでした。まずは結構面倒なホイールハウスライナーから

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ライナーを外すとライトASSYが見えますが、様々な物があって簡単に取り外しさせてくれません。

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さらにいろいろ外したり分解したり

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どうにか外れました。バンパーを外すか迷いましたが結局車上で行うことになりました。

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反対側も同じく外します。

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目玉レスでホラーな感じ。

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さてライトハウジングの中は部品でいっぱい

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そこからプロジェクターのお釜を外しますが、これがかなり大変。

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ちなみにヘッドライトだけでなくフォグランプも外して清掃します。
ITOちゃんはフォグをイエローバルブにするんでしたね、8月にお待ちしております。

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相当白内障が進んでいることがわかります。

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ね、白いでしょう? 今回これを清掃しますと?

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じゃーん、こんなにきれいになってしまうのです。

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ヘッドライトに一片の曇りなし!

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よーし、組み付けていくぜ、待ってろ車検場〜ッ
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勢いそのままだとキズを入れてしまうので、ここは落ち着いてから作業します。

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このヘッドライトは調整しろがいっぱいありますので脱着後のチリ調整が結構大変

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あれこれ動かして左右のバランスを取ります。

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ライトの光軸調整は非常に大変で、ホイールライナーを外して検査場に行かないと調整できません。
どこまでも手間がかかります。

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フェラーリもそうですがすべて取り付けが調整できるいわゆる「バカ穴」方式だと
鈑金した後の調整は助かりますが、調整には実に時間がかかります。

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でも、チリ調整は自動車に上品さを与えるものでもありますから大事にしないといけません。
posted by admin at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マセラティ
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