突然ですが、ゴールデンウイークも終わる本日、少し前の今年の3月の中頃、3.2の166のエンジンは正に瀕死の状態にいました。
思い起こせば昨年のちょうど同じ時期、1年前のゴールデンウイークの最中にこの後期166はエンジンの整備の為にエンジンを降ろして作業していました。
思い起こせば昨年のちょうど同じ時期、1年前のゴールデンウイークの最中にこの後期166はエンジンの整備の為にエンジンを降ろして作業していました。
そしてその後ユーザーさんは約束の地に向かったのでした。
めでたしめでたし。と、なるはずだったのですが実はこの話、この後に大きなドラマがあったのです。
この後、長野で行われたイベントに参加して帰る途中からチェックエンジンが点灯したとの話を受けて、
翌日MPIに再入庫したのです。なるほどコイルと言うか点火系の悪いクルマの独特な臭いがしています。
翌日MPIに再入庫したのです。なるほどコイルと言うか点火系の悪いクルマの独特な臭いがしています。
一緒に166に乗って圏央道の入間から乗って、運転しているとやはり警告灯が点滅して
失火するようになりました。
失火するようになりました。
入間から鶴ヶ島を受け、川越、と走行して所沢ICに到着したころには完全に1発火が飛んでない感じになり、警告灯が付きっぱなしになりました
I/Gコイルが不良品か、スパークプラグの熱価違いなどか、はたまたガソリンの不良か、リビルドしたエンジンECUが不良か?など心配しながら一応、I/Gコイルとスパークプラグを取り寄せます。
もちろん、各所取り付けやタイミングから確認しますが、特に問題は見当たりません
外すとコイルもIGコイルも間違いありませんでした。ただ、プラグは全て黒くかぶっていてよろしくありません
少々違和感を感じながら一通り交換しクルマの調子を見ますと、再び調子よくなったので、再びユーザーにお渡しします。
クルマの回送のついでに、自宅まで送ってもらって、乗り換えて工場に向かいました。
クルマの回送のついでに、自宅まで送ってもらって、乗り換えて工場に向かいました。
するとなんと、工場に戻るあたりで、全く同じ症状が発生していると電話がかかってきました。
背筋が凍りそうです。わずか小一時間で元に戻ってしまったのです。
そこで再び考えました。初期の調子の悪い頃は必ず2-4番の点火不良を訴えます。何かそこに問題があるのだろうと
するともはやIGコイルやプラグを交換しても変わりがないのであればECUしかないだろうと
取り寄せました。3.2のECU。強烈な値段でしたが背に腹は代えられないのです。
あれこれ作業して再びプラグを掃除して元に戻して組付けて様子を見ます。
しばらく試乗すると結果は恐ろしいものでした。
この頃になると白煙が激しくエンジンオイルの減り方も尋常ならざる状態になり
この頃になると白煙が激しくエンジンオイルの減り方も尋常ならざる状態になり
10km走るのに1Lくらい消費するようになりました
そこで考えたのはブローバイのチェックバルブです。
そこで考えたのはブローバイのチェックバルブです。
これが悪く、どんどんインテーク側にオイルを運んでしまう原因になったのでは?などと
でもあまり変わらず...
さらにもう一度確認します
分解も4回か5回を数えます
ついにコンプレッションを確認するまでになりました。
高い場所と低い場所の差は350khpそれほど極端な落ち込みは見られませんでしたが
そのコンプレッションの低いシリンダーの点火不良を訴えるようで、
そのコンプレッションの低いシリンダーの点火不良を訴えるようで、
もはや残された道はエンジンオーバーホールか交換かと言う選択になりました
しかし、なぜこうなってしまったのか皆目見当がつきません
一度分解して洗浄したサージタンクはそれほど汚れているようには思えませんが
この頃には既に、エンジンをかけると消防車を呼ばれるようなレベルになってきました。
約1年くらい前の話なのです。
次回に続く
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