2020年02月17日

ヌヴォラブルーの塗装

今日は僕自身の点検に行ってきました。
内視鏡検査です。結構な大変さでしたねえ。一大下剤大会でしたから
おかげさまで、僕の下水道管は大変状態が良かったです

サフェーサーを塗装した166

RIMG6017.JPG

こんな感じ。これを手のひらの大きさの600番のサンドペーパーで丁寧に研磨していきます。
研磨が目的ではなく完全なる平滑さが必要なのです。
しかし、暖冬とはいえこの大きさのボンネットを研ぐのは容易ではありません。
頑張った向こう側には美しい仕上がりが約束されるのです

RIMG6184.JPG

ヌヴォラブルーは3コート塗装と呼ばれる塗装方法で、グランドコートにソリッドベースを、2ndコートにパールベースを入れる手の込んだ塗装です。日本の3コートパールはグランドの色を活かして、透明なクリアーにわずかなパールを混ぜて色彩を変化させるものですが、ヌヴォラブルーは下色に染まりやすい色を入れるのが目的のようです

DSC_2801.JPG

このドラエモンカラーがグランドです。塗装の強度を上げるために10%の硬化剤を入れます

DSC_2803.JPG

ごみバケツではありません。エルフのカラーでもありません

RIMG6345.JPG

そしてこれがパールベース。きれいな黄色い発色がなぜか写らないのが残念

RIMG6312.JPG

攪拌棒の角度を変えていけば見えるかな?

RIMG6313.JPG

青と黄色のグラデーションが写らないなあ

RIMG6314.JPG

少し青みが出てきました

RIMG6315.JPG

そして青になると。

RIMG6316.JPG

塗料の作り方はこんな感じ

RIMG6318.JPG
RIMG6322.JPG

黄色い干渉パールが97.8%であとは青紫、黒、赤みの青、青身の強い緑がほんの少しづつ入ります

RIMG6317.JPG

それをかき回すと

RIMG6323.JPG

まだまだ白黄色味

RIMG6324.JPG

突然青に変化

RIMG6325.JPG

RIMG6326.JPG

RIMG6333.JPG

こんな感じで出来上がり

RIMG6342.JPG

実際に塗装していきます。

RIMG6353.JPG

ドラエモンブルーで3回、パールで4回塗装します

RIMG6356.JPG

全体にムラが無いかよく確認していきます

RIMG6357.JPG

RIMG6359.JPG

塗っていても黄色を塗っているのか、青を塗っているのかわからなくなります

RIMG6360.JPG

写らないのが実に惜しい

RIMG6370.JPG

続いてクリアーを塗装します。分業で塗装します。
じゃんけんで勝ったので僕がトランクを、塗装屋はチビなのにフードを塗ります(笑)

RIMG6371.JPG

RIMG6372.JPG

この人、シッケンズとこのスタンドックスしか使ったことが無いのです。だから男顔負けの吹き方で大きなサタのガンを取り回します

RIMG6373.JPG

RIMG6374.JPG

クリアーは2回仕上げなので、一回目でフラッシュオフと呼ばれる小休止を挟みます

RIMG6378.JPG

RIMG6379.JPG

僕は完全な亜流なのでそれほど大胆な吹き方ではありません。

RIMG6382.JPG
RIMG6384.JPG

もう少しガンが近くてもいいかな? でもスプレーするフォームは無理に変えない方が良いとも思います。

RIMG6385.JPG

美しい仕上がりとなりました。

RIMG6391.JPG


昔なら二人で一気に全塗装しますが、最近はこのように分散して塗装するスタイルがMPIでは一般的です
都合、9回の塗装になるのでこれだけでも結構大変です。

RIMG6392.JPG

カスタム塗装をしている人からするとこれぐらいのフリップフロップカラーは一般的かもしれないのですが、まず一般的な塗装でここまで色が変化するパールカラーはあまり聞いた事がありません。

RIMG6386.JPG

RIMG6388.JPG

RIMG6387.JPG

いーですね。残りも頑張りましょう
posted by admin at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187166081

この記事へのトラックバック