2020年02月13日

ヌヴォラのアルファロメオ166の外装修理

昨年販売したヌヴォラの166、販売条件のひとつ、外装の修理を作業しています。
先日、ラジエターの修理をした前期ヌヴォラと記念撮影から

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まずは、ここ、過去の鈑金跡の修正から。
こういった場所の修理は大変に難しく、何度もバンパーを付けながらカーブを確認しながら作業するので、作業は面倒です
まずはトランク側からカゲタガネと呼ばれる道具で叩きだします。エンドパネルのフレーム絡みなので、むちゃくちゃ硬いです

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パテを何度も付けてカーブを合わせます。

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この面倒な作業をないがしろにしてあまり出来が良くなくなってしまったのでしょう?

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最終の面出しまで果たして何回バンパーを付けことか

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ポリエステルフィラーを良しとしない見方がありますが、今日のパテの性能はかつての物よりはるかに高性能です。
使い方や温度のかけ方を間違えなければ決して悪いものではありません

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日本はチューニングの方法や整備の方法を記したハウツー本は結構な数が出ていますが、鈑金塗装のフアクターを解説した本はほとんどなかったので、多くの人が何をどうするか分からないと思います。塗装作業は実に多岐に及ぶ作業の積み重ねで成り立つので手間と時間がかかります。手間と時間は工賃に反映されますので、どうしても費用がかかるのです。

前周りは飛び石の洗礼を受けるためにキズだらけです。そこで、劣化塗装膜ごと削り下地を再構成します

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両横は既にキズをひろってサフェーサーで止めてあります。

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傷やへこみのあった場所も直していきまして塗装に備えます。リアのオーナメントを外してオープナーベースも外します

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このリベットを打ち抜くのはとても丁寧に行わないと後で泣きを見ます

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非常に大きなフードなので、作業は大変です。

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その飛び石の中でも協力なものはフードの表面の亜鉛メッキを打ち破ってサビを発生させるので、サビを見つけた場合は除去しないといけません。錆は表面だけにできるものと、裏側から突き抜けてくるものとありますが、表面から出た物は比較的簡単に除去できます。

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それでも掘削力の無いサンダーで取れなければ

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ベルトサンダーで強引に削り取ります
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サフェーサーを塗装します。

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70°cで20分焼きつけて次の工程に進みます
posted by admin at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166
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