2020年01月15日

日産NV200バネットの前周り修理

今年の1番仕事になったNV200 一見何もなかったように見えますが前の軽自動車をおっぺして

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対物差額特約(経済全損でも修理をすれば+50万円まで加算される特約)を使っても追いつかないくらい相手は壊れてるそうです

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さすがに何でもないということはないですよ

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でもハイエ−スのようなキャブオーバーだったらこれでは済まないでしょう
この太くて大きいリーフォースからかなり後ろにクーラーコンデンサーやラジエターがあります

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ボンネットタイプだからこれで大丈夫だったという典型例です。
リーンフォースがVの字に曲がっています

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超高張力鋼板を使って10mmのボルトをたくさん使ってコアサポートについています。
この前周りの金属の硬さは本当に硬いと思います。鋼と一言で言っても新素材なんです
以前は35GTRが最も硬かったと思いますが、似たレベルの破断強度だと思います
部分的にクラッシャブルゾーンを使って実際に強力な入力があった際にいなせるようになっています

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日産の自動車は造りが良いです。相手をくちゃくちゃにしても、こちらはクーラーコンデンサーにキズ一つついていません

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ボンネットフードに事故と関係があるかどうか分からないへこみ

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パテからサフェーサーで仕上げます

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さーて、フィルターを交換して初めての塗装はこのクルマでした

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塗料もスプレーガンも全てフェラーリやアルファロメオを塗るのと同じセットです。
当然、貨物車や軽自動車にフェラーリなどと同じファクターで塗装すれば赤字とまでは言いませんが、儲かりはしません
ちなみにMPIは他店のいわゆる「下請け仕事」は一切引き受けません
引き受けませんと言うより引き受けられないと言った方が正しいかもしれません
やっぱり、お客さんと相対して、仕事の内容を理解してもらわないとできません。

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まだキレイなフィルターです

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仕事はどんなクルマでも引き受けた以上は手抜かりはなしです

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メタリックの目や染まりに注意して問題なければクリアーの工程に進みます。

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もちろん、サフェからトップコートまでスタンドックス製品ですから、作業の内容なステップはヤナセで修理するスキームと同じです

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うーん、商用車には惜しいレベルです。

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今年も頑張って塗っていきます。

posted by admin at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 国産車
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