消防署が火事になり、警察署に泥棒が入り、銀行がビンボーになるとき、はしゅしゅしょは舌を噛むのでしょうか?と歌ったのはあのねのねですが
プジョー106が車検に合格し、マセラティの組付けが完成し、オイル交換も終わった時、納車は完了するのでしょうか?
それは僕の見通しで、気持ちはふわふわ。
しかし、ヤツらは再び来たのです。
飯能でオイル交換をして工場に戻った後、いよいよ全てが終わるのでエンジンカバーを付けようボンネットを開けたら
サブタンクを飯能を出る前に満タンなのを確認しているにも関わらず、LOWレベルまで水位が下がっています。
サブタンクを飯能を出る前に満タンなのを確認しているにも関わらず、LOWレベルまで水位が下がっています。
エアが抜けて水位が下がることはあるので、一概に心配はしなくても大丈夫な場合もありますが
明らかに甘い匂いがしています。
明らかに甘い匂いがしています。
もう27日の午後7時は過ぎています。
顔色が悪くなるのを自分で感じながら急いで点検します。
顔色が悪くなるのを自分で感じながら急いで点検します。
LLCが漏れたというよりピューっと細く噴射したのでしょう、右バンクのインジェクション周りがLLCが飛んで汚れているの解ります。
落ち着いてよく見て、水が多く出ている場所を特定します。特に作業したインマニの間に水が溜まっていたら大変です。
先のブログでもあった通り、重要な場所は通常のバンドで締めていますので問題はないかと思っていました。
先のブログでもあった通り、重要な場所は通常のバンドで締めていますので問題はないかと思っていました。
すると、どうもホースのかしめた所に滲みがあることが判明しました。
試乗と言うのは大事なものですね。
試乗と言うのは大事なものですね。
組んだ時にがっちりかしめた純正のホースバンド。出来た安堵のあまり油断しました。
僕は常日頃から息子や娘に、「掃除は掃除をすることが目的なのではなく、キレイにすることが目的だ。」と言ってきました。
何も考えずに用事をすれば、背景を無視することになり失敗に繋がるヒューマンエラーの元になる事をたしなめる目的で言います。
おっと今回は自分が嵌ってしまいました。
ホースの加工をすることに重きを置いて、水が漏れないようにすることを忘れています。
純正部品を使う事に気分を満足させて 最も重要な事をないがしろにしてしまいました。
殆ど分解することなく普通のバンドに交換できたのは幸いでした。
OTKと呼ばれるメーカー?のホースバンド。
下はVISAのEというタイプのホースバンド。今回部品の取り寄せるとどちらも入ってきました。
しかし専用の機械でかしめるようになっているのです。
先に言っておきますが、こんなの持っていたとしても、今回の作業ではほとんどこの道具は入らないような環境にあります。
持っていても現実的でないのです。
持っていても現実的でないのです。
27日の午後10時、作業の際につなぎ服で付けた擦り傷をコンパウンドをかけて磨き
全ての作業を終わらせて工場の電気を消しました
全ての作業を終わらせて工場の電気を消しました
12月28日、お客さんに乗って帰って頂きました。
昨年の年末はバタバタでしたねえ。でもこうしてMPIに来ていただけることは本当にありがたいことです。
今年は果たしてどんな1年になることやら?
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いやいや、連載で読ませていただいて非常に大変な作業だったことがわかりました。
我々ユーザーは車が壊れると特に古い車や高級輸入車の場合は修理代のことばかり気になってしまって、少しでも安く直らないかと思ってしまいがちですが、パーツ代は別としても工賃つまり人件費を値切ってはいけないということを理解しました。作業明細に書いてある以上のことをしていただいているんですね。金額には示せない苦労の上に成り立っていることを実感しました。
私のようなものがQPに乗り続けていられるのもMPIが、小河さんが頑張ってくれているからで、もし出会っていなかったらとっくにイタリア車を降りていたでしょうね。
できることなら車検とオイル交換など定期メンテナンス以外ではお世話になりたくないですが、今後とも私の道楽にお付き合いください。ありがとうございました。
そう言って頂けると、いや思って頂けるだけでもクルマ屋冥利に尽きます
ひとつ気になってるのがエンジンかけるたびにマークとサービススケジュールが過ぎてます的なメッセージがインフォメーションディスプレイに出てきますが、これってリセットするにはどうすればいいのでしょう?
何か機会があればこちらにいらしたときに消しまーす