2020年01月08日

マセラティの水漏れ修理 その3

M139マセラティQP水漏れ修理の続き。

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世の中ではクリスマスで浮かれている12月24日、午前の終わり。
ついに部品がやってきました。
ホースや大量のホースバンドです。

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ATFクーラーから来るホース。すごい形になっています。もうすぐ爆発しそうですね

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シリンダヘッドをつなぐVバンクチューブの短いホース。これも長年のホースバンドの荷重でかなりカタチが変わっています

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今回、の主原因の破れたホース。

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まー、なるべくしてなった感が強い状態ですね。僕も動脈硬化だけど、クルマは古くなるとみんなこうです

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イヤー(耳)タイプホースバンドなんて言いますが、カシメるだけで適正トルクで締められるバンドです。
これを使われると切るのが大変でありまして....
専用のプライヤを使ってかしめるのですが、これがまたなかなか難しいのです

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さて端から元に戻していきます。食事もそこそこに日没までに作業を終えないといけないので実質3時間強の作業時間しかありません。集中して作業にかかります。他のことなど一切できません。
また、こういった重要な作業中は、電話や来客などで持ち場を離れると、ボルトの締め忘れや組付けミスなどの元になりますので、基本的にこの作業以外の対応は、マセラティ以外の作業も含めてぞんざいに扱います

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でかいバンジョーボルトの24mmのアタマが見えますね。ここは二人で作業しないとできないところです
この辺りは一度、各部品を元に戻してしまうとそう簡単には再作業できませんから、ウルトのホースバンドでしっかり締めます。やはり圧倒的な信頼性ですから。

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集中するが故、写真も撮らずに作業に没頭し、可能な限り進めます。
陽の傾きとの競争です

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日没までに多くを組み上げ、残すところ、エアマスセンサー周りを組んで、LLCを入れるだけです。
翌25日にエンジンをかけて 一気に組み上げまでコマを進めたいです。

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手はボロボロになります。見えない場所の部品はバリも多く、手が傷みます。

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もはや、何か部品が必要になることがあったりすると何もかもアウトになります。
一方この時 裏ではプジョー106も作業中でしたし、年内に代車のエッセも車検に行かなければならず、スケジュールの変更そのものができないような綱渡り状態です。
この時期特有のスタッドレスタイヤの履き替え作業は全て28日まで待たせて、全てを作業中のクルマに集中します。

気分は
「地球のみんな!たのむ!たのむから元気をわけてくれ!」

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というくらいな気持だったわけですよ

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