2019年12月05日

マツダ、シルバーのぼかし塗装

現在鈑金作業中のマツダプレマシー
このサイズのミニバンの中ではかなり優れたパッケージングです。シエンタなどとは一線を画す出来です

今回はリアフェンダーの交換作業です
マツダはかなりの大きさでパネルを支給してくれます。これならロッカーパネルまで来ますから作業しやすい代わりに
今回などは多くのゴミを出してしまいます。

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僕の所は店主の趣味を反映してかあまりワンボックスは入庫しないのですが、やはり日本で一番多いのは軽自動車とRVですからそういった車種の入庫が目立ちます。

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悪いところは直して、パネルを接合します。
この自動車の優れているところは、リアフェンダーか大変に交換しやすい造りになっています。
ぜひメーカー各社は見習ってほしいですね。特にトヨタ。

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さて、もう定番のサタのガン。Jet5000HVLPと3000RPです

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リアフェンダーは接合して、見えなくなる部分を先に塗装する際に、サフェーサー上から1度色まで塗装して本塗装を助ける作業内容にしています。

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ですから一見、リアフェンダーは何でもなく見えますが、よく見るとメタリック目や色味が僅かに違うのです。
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1度パラパラと塗装していきます。スタンドックスと言う塗料はトマリ(色が染まる、下地を隠蔽するチカラ)が悪いので何度も塗り重ねます。気を付けないと仁丹肌になったり、お肌のトラブルを招きますので、技術的にかなりの高さのハードルになります。

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モグモグタイムで集中力を回復させます。今日は生越の銘菓、一里飴です。
♪一里歩いて一里飴〜 もひとつ歩いて一里飴〜 一里あ〜め〜た〜べ〜よ〜♪
なんてコマーシャルも懐かしいあの一里飴。おいしいですよ。

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さてどんどん染めていきますよ

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おおよそ染まって来るとのよよに、いかにも塗ったぞ的な色差ができます。
特に下側のプレスライン付近とかですね。

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でもよく見ると染まっていなかったり。恥ずかしい思いをしないようよく見て作業します。

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ぼかし始める時は再度、ミスト処理をコントロールするカラーレスクリアを一度入れてから

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ぼかします。

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だれにもわからなくなったらボカシも完成です。

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以前に誰かが塗った後があって、それが吹きムラが出ていて、そっちが気になってしまいます。
僕らはそれをしまじろうと呼びます

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クリアも入って出来上がり。

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クリアーはエクスプレスプレミアムクリアーで仕上げました。
マスキングペーパーに飛んでいる色を見ればどこまで塗ったかわかりますね。

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posted by admin at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国産車
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