先日より集中審議中のクアトロポルテ
ドアミラースイッチがモゲてしまったので直してほしいとのことで
さっそくドアを分解します。
このクルマはイタ車にしては巧妙にボルトを隠しておりまして、まずはウッドパネルから外していきます。
この手の化粧板は簡単にひびや欠けが発生するので新調に作業をしてください。
この次にインサイドハンドル前のドアグリップを外します。
もうベトベトの度が過ぎて何か液体のようなテカリが見えますね。恐ろしいことです。
今回このまま捨て置けないので、ベトベトの除去も一緒に行います。
なぜイタリア車はこうなることが判っていたであろう後もこの製品を使い続けるのか甚だ疑問です。
すぽんと取れたところに1本。
先のウッドパネルの下に1本。
ねちょねちょの下に1本。
都合5本でドアトリムが外れます。
ドアオープナーロッドとコネクター3本を外します。
ポルシェ964のバンパーの下側のカバーのごとくたくさんのボルトで内装部品が止まっています。
世界的に鉄のボルトを減らして燃費をよくする工夫をしているのに、そんなのお構いなしなのが伊太利亜らしい。
まず、アームレスト、その次に真ん中のトリムと外して行き
続いてパワーウインドウスイッチ、ドアインサイドハンドルベゼルと外して行きます。
どーですか?このねちょねちょ具合、ハンドルの下なんかねちょねちょがパンに塗ったくったジャムのようです
スイッチもこのようになかなかベトベト具合です。まだ手に黒いコールタール状のものが付かないので、マシな方かもしれません

除去のため、さらに分解します。

エンジンを止めたときに暗闇でもわかるようにカーテシランプがエスカッションにも付いています。それを外して

ドアインサイドハンドルのスプリングは1本のピンで突き抜けて下はEリングで止まっています。

ピンもベトベトに侵食されて抜けづらいので根性が必要です。ベトベト地獄は根性無くして掃除できません。

塗装屋が途中までベトベトをたくさんのウエスでシンナーを付けながら拭いていますが、びーびー泣きが入っています。
このべとべとは
界面活性剤及びアルカリ洗剤では溶けず
ラッカーシンナーや塗装用シンナーではある程度溶けるもののいまいち、キモチよくは取れません。
除去のため、さらに分解します。
エンジンを止めたときに暗闇でもわかるようにカーテシランプがエスカッションにも付いています。それを外して
ドアインサイドハンドルのスプリングは1本のピンで突き抜けて下はEリングで止まっています。
ピンもベトベトに侵食されて抜けづらいので根性が必要です。ベトベト地獄は根性無くして掃除できません。
塗装屋が途中までベトベトをたくさんのウエスでシンナーを付けながら拭いていますが、びーびー泣きが入っています。
このべとべとは
界面活性剤及びアルカリ洗剤では溶けず
ラッカーシンナーや塗装用シンナーではある程度溶けるもののいまいち、キモチよくは取れません。
見かねて僕が、
そんなチマチマやっていたら再来年になっちまう
MPIはそんなケチなマネはしねえ、ドブ漬けだ!
そんなチマチマやっていたら再来年になっちまう
MPIはそんなケチなマネはしねえ、ドブ漬けだ!
するとどうでしょう。
なんと出土した土偶みたくなってしまいました....
後編に続く。
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うちのQPもベトベトがひどい状態です。手に触れなくても済むパネルとかはまだしも、パワーウィンドーやエアコンの操作スイッチはベトベトだからといって操作しないわけにもいかないですし、ほんと困ります。エタノールをクロスに染み込ませて拭くと多少マシにはなりますが、少しすると液体のようなものがにじみ出てきて、樹液みたいです。やはりこの劣悪な塗装を剥離しないとダメですね。次回の車検の時にでもお願いしたいです。