2019年11月27日

マセラティクアトロポルテの整備

最近、請求書や見積りを作るソフトが突然調子悪くなることがありました。
ソフトのヘルプデスクに電話して聞いてみると、去る11月11日のwindowsのアップデートに不具合があることが判明して、日本中、いや世界中で困ったことになっているらしいです。
対処方法は、そのアップデートされた問題の部分を消去するか、12月のなにがしにアップデートされる修正プログラム?バッチ?をインストールことで、回復するのですが、いずれにしても困ったものです。

その間違った情報で困ってしまうのも自動車も同じです。
マセラティの高級車とてそれは同じ。今回はO2センサーの交換です。

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マセラティも大変に素晴らしいエンジンですが、ち密に計算された燃料噴射システムがあってこそのものです。
O2センサーは多少悪くても走行できなくなるわけでもなく、見過ごされがちですが、その交換の効果たるや絶大で、実に結果が良いのです。

O2センサーは排気ガスに含まれる燃え残りのガスを見ているセンサーで、さらに排気温度も見ています。
吸気はエアフロメーターで空気量を測り、クランク角センサーで、フライホイールについたギアで点火時期を決めてシリンダー内のガソリンにプラグが点火する。次の工程で爆発後のガスがシリンダーから放出されるのですが、そこにどれほどの燃え残りが発生しているかを触媒の前と後で見ているのです。

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ひと昔まえより値段がかなり抑えられて比較的現実的な値段になったマセラティの部品
それでもキャタライザーの前後ろ4つ使っていますので、すべて交換するので、それなりの金額になってしまいますが

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比較的アクセスの良い場所についていますが、熱がかかり外気に触れていてかなり硬く締まっています。

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北の方だとさらに錆が付いたりでさらに大変だと思います。

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それにしてもあちこち経由してたくさんのボルトで付くという大時代的な代物ですね

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ひとつひとつガッチリ締まったセンサーを外していきます。

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苦労の末に外したO2センサー4つ

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長く使ったO2センサーさようなら

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愛知県よりきました新しいO2センサーこんにちは
これからはこのO2センサーが仕事をします。ヒーターも新しくなるので、よりセンシティブに燃え残りを見てくれるでしょう

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なんだか取って付けたようなO2センサーの取り付け部分

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近いうちに書きますがこのキャタライザーのおかげで大苦労するクルマもあるのです。

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コネクターもしっかりつないで出来上がり。

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素晴らしい結果に大満足です。僕が満足してはいけないのですが、きっとオーナーにも喜んでもらえるでしょう
オイル交換もしまして、次のステップに進みます。

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