2019年11月23日

ランボーな工具

MPIは整備工場なので、部品のサプライヤーが工具の同行販売で来ることがあります
今日は日産部品販売が特殊工具メーカーで有名なKOTO(江東産業)と一緒に来てくれました

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工具が乱雑に載るバンは、僕の心を誘惑するものばかり

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KOTOの特徴は鈑金工具を扱っているところです。
しかし、今やフレーム修正を必要とするような仕事はずいぶん減り、また作業的に昔から代わり映えしないので鈑金屋でありながら、こちらには用事なし

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またトラック用が多いのも商売ベースとしていかにニーズが高いかを示します

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そんな中、今回買ったのは、このラチェットのダイスハンドル。これがよく出来ています。
あ、真ん中の赤いハンドルが左右にあるヤツね
ウソかホントか昨日発売されたそうです。

これは素晴らしいですね。タップホルダーは昔からありましたが、ラチェッティング ダイスホルダーと言うのは聞いたことがありませんでした。

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あとこれ
どれかわかんない?

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特殊工具はパッと見何に使うか解らないものが多いのですが
このように取り上げてもわからない

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これ、こういう工具なんですよ。




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これだけじゃわかないでしょ?
これならわかります?
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なんだかこれでもわからない。
じゃあ、これでは?
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もうわかったでしょ?
レンチなどにかけて、さらに長くして強烈なトルクをかける工具です。
チートなにおいがプンプンしますね。
特に魅力的なのは工具の端に1/2の差し込みが付いているのです。


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つまり、例えば17-19みたいなメガネで、なかなか回らなければ、この工具をかけて、それでも回らなければ1/2の長いスピンナーハンドルをかければ2m近いレンチになるんじゃないですかね? つまり鉄パイプなんかの代わりです。
当然、先端の工具にはとんでもない力がかかるので、折れたり曲がったり(工具鋼は硬いから折れることはあっても、曲がることはないのかな?)するのでは?と聞いたら、ずいぶんレンチのメーカーからはクレームが来たそうで

特殊工具はシングルパーパスなことが多い上に高価ですが、その目的を成就したときの爽快感は格別で、スペードのエースなのですよ。

最後に見せるのはこれ。

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これはタイロッドやロアボールジョイントを外す時に、ボルトの頭を直接叩くとねじが潰れて、簡単にナットが入らなくなったりするのでなるべく直接打撃は避けたいのですが、プーラーを使ってブーツを破いたり、グリスがぶにゅーっと出てしまうのも嫌。そんな時、これをクルクルっとネジ部に入れて、地球まで割れるような、かめはめ波みたいなハンマリングが可能になる道具です。

なんだか今回は野蛮な、乱暴な工具が多くなってしまいました。

posted by admin at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 工具 展示会
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