2019年11月19日

フィアット500の車検整備

フィアット500です
車検です
整備です

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もうかれこれ6年くらいは乗られている500。500と言ってもラウンジSSなる限定車なんですね。
専用?のパールホワイトカラーと赤い本革内装。出てしばらくはスゴイ高価で憧れのクルマでしたが、最近ではさすがにフィアットらしい値段に落ち着いてきました。

それでもこのクルマは3万数千キロしか走っていないので、まだまだクルマが若い印象です。
100HPと誇らしげに書かれた1.4LのFireエンジン。
みんなそうみたいですが、なぜかオイルをよく喰うのです。
だから可能な限りオイルチェックはマメにした方がよいと思います。

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今回の整備はまず、タイロッドエンドブーツ

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画像からは見えにくいですが、あみだくじみたいに日々の入ったファンベルト。

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そしてベーシックなオイル類の交換ですね

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ブレーキパッドは走行距離が短いのであまり減りませんが、ブレーキパッドが湿気てきて、音を出すこともあります。
制動そのものには影響はありませんが、音が気になる場合は交換した方が良いかもしれません。

軽自動車に多いですが、ブーツ、特にタイロッドエンド、ロアボールジョイントブーツなどは走行に関係なく、経年劣化によってゴムがかちかちになり、そして常にステアリングを切ったり、上下に揺れたりして過酷な環境に置かれ、やがて破れます。

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そして、車検の検査官もよく見ているので、このまま行くと下回りの時に刺されます。

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という事で交換。

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はい、きれいになりました。

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続いてベルト。

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HNBRゴムやファイバーとの組み合わせで昔より格段に信頼性の上がった部品ですが、これもやがてはひびがあちこちに入り、あみだくじ状態の後に破断します。破断に至るまでは滅多にありませんが、オルタネーターやエアコンコンプレッサー、パワステポンプの不良によるベルトのスリップなどが多くなるとリブが削れてしまったりすることがあるので、補器類のバロメーターになる場合もあります。

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フィルターもこの機会に新しく。左手にはモトロニックの点火信号用のギアホイールが見えます。
そうそう、点火信号を見る、クランク角センサーもやられますね

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Mos2を使います。もうやめられません。でも最近モリゲンを知ってしまったので、もし、予算に余裕があればぜひ試していただきたいです。尤も2倍近くしますが涙ぽろり

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すっげー色です。何度見てもびっくりなビジュアルです。3L強くらいしか入りません

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もちろんブレーキフルードも交換します。これは2年に1回は絶対に交換すべきです。
空気中の酸素と反応します。ブレーキシステム内にサビが発生したり、何より危険です。

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と、言うことで車検整備でした〜

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この自動車、ライトの光軸調整が上下しかないので、左右は工夫しないと落ちます。
日焼けによるライトの曇りや反射板の劣化が原因なのか左右で完全に落ちるようになると、ライトユニットの交換が待っています。うーん、欧州車らしい....



posted by admin at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | フィアット
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