2019年10月08日

ジャガーXK-R ヘッドライトの取り外し

今回、車検や修理で預かっている最後のX100系XK-R。ユーザーの方からヘッドライトの不良を強く訴えられていて
まずはライトの状態からスタートします。
美しいクーペはたいがいバンパー外すだけでも結構大変なものです
でも落ち着いて考えれば、調べなくても外し方など見えてくるものです。

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下回りもキレイですねえ。オイル漏れもなく、泥汚れもなく都内のクルマのようです。

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まずライナーの脇をめくりますが、そのためにライナーのボルトやクリップを外します。

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鈑金関係をかじった人なら良くわかると思いますが、こんな懐かしいカタチのクリップを使ってます。

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下側、バンパー奥川の3本のビスを外します。

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フェンダーライナーをめくるとアタマ8mm呼び6mmのボルトが片側に3本づつ止まっています。
どこでどのように止めるのは、長いウレタン系バンパーではほぼ必殺技で、引き取り先で一目見て、脱着プランが浮かびます。

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このクルマは逆アリゲーター型にボンネットフードが開きますので、前回りのボルトが外しづらいったらありゃしない
ここで合計6本のボルトを外しますが注意点があります。手作りのクルマにありがちなアレが入っている場合があります。

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前から後ろからどうぞ〜[E:#x266A]

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この長ーいボルトもジャガーの伝統では?(笑) 怒られちゃうか

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そのアレとはこれです。シムという名前のワッシャー、僕らの間では「かいもの」と呼んであまり使うことを良しとしない風潮のあるものです。手作りのクルマだとよくあるもので、昔NSXのバンパーを取り外したら、ザラーっといっぱいシムが出てきて、もとにもどせなくなった苦い過去があります。今回はバンパーの隙間から見えていたので、地雷を踏まずに済みました。
どこに何枚入っていたかを記録して次に進みます。

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真ん中だけぶっといクリップが入っています。段差をうまく利用してクリップをこじるのですが、古いいらないカードなどを使って座布団にしています。

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バンパーフェシアが取れました。なんっと、真ん中のグリルの網だけが車体残るのです。

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バンパーさえ外れれば、ライトの取り外しなど飛んで火にいる夏の虫。

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まず上側、コアサポートに1つ。

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真ん中よりにスライドさせるレールに13mmのナットが一つ。

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ヘッドライトウオッシャーノズルは嵌っているだけ。

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つまみを持ち上げて後ろに下げるだけで外れます。これは素晴らしい、ぜひアルファやフィアットもこうなってほしい。

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そしてその下、2個。

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あとはコネクターを縁切りして、外すだけです。
次回ライトASSY点検編

 

 

posted by admin at 00:02| Comment(0) | ジャガー
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