先日車検でお預かりしたアルファロメオミト。左側のクルマですねってわかっとるわい!
で、よく見たらハイマウントストップランプが点灯していません。
さすがにハイマウントが点灯していないと基本的に車検に通りません。年式によっては外して通すという方法もありますが、この年式だとそれもできません。なので、修理しないといけません。まずは12Vが来ているか確認します。ひょっとしたらLEDそのものや基盤がダメになっているかもしれませんからね
するとやはり来ていない様子です。
実は昨年の8月に入庫した際、なんとなくハイマウントが点いていないようなことを地元のディーラーで言われたようなことを薄っすら思い出したのですが、外にも預かる際に、勝手にリアワイパーが動く、いつもリアゲートが開いているマークが点灯しっぱなしになるなどリアゲートの不良を言われておりました。
診断機で見るとリアワイパーの不良とBCMとの通信不良を訴えるコードが入っていましたが、どうも解せない。
そこで、この部分を抜いてみると
ありました。
ジャバラの中で配線切れです。
この現象って決して珍しいものではなくて、10年くらい前にはボルボVのフロントドアで、あるいはメルセデスでもあります
さらに、この症状が出ると、たいがい1本だけでは済まなくて何本か切れていたり、作業中にどんどん切れてしまったりするのです。
今回も、0.75の配線をかるーく引いてみると、全く引っ掛かりなく4本が抜けてきました。どないやねん
で、対処としては繋ぎなおすのですが、基本的にはんだ付けで対応します。
着れた部分は社内でまとめられよう、新しい配線だけがこのジャバラに残るような長さに切ってからくっつけます。
出来上がったら、ジャバラのブーツの中を通して
出たところで泣き別れた配線とハンダづけです。この時、当たり前ですが線色を間違えないようにくっつけましょう。
間違えると面白い動きになったりしますからね。
やはりこの切れた部分はゲートの中に行くようにします。
配線はもともと布テープで巻いてあったので、同じくテープで軽く巻いて、元あったところに戻しておくのです
リアゲートの機能がすべて回復いたしました。めでたしめでたし
外す際に壊れてしまったのでハイマウントランプを新調しました。
極力壊したくなかったのですが、かなり風雨にさらされてプラスチックが炭化して簡単に割れてしまいました。
不可抗力です。
さてこれで車検はOKになりましたが、このクルマ、もう一つ大きなイベントをおかわりとなりました。
その模様は後日に