事故で作業中のRCZ
当然バンパーは日本車のように塗装済みなんてことはありませんので色合わせが必要です。
ところがこの色、なかなかうまく合ってくれません
都合8色の色合わせサンプルを作って
これに落ち着きました。塗装面が塗っていない面と隣接するいわゆるブロック塗装となりますので、調色には気を使います
また、国産車に負けず、このクルマもバンパーが大変薄いので、塗装するのも大変です。
変な置き方するとじきに曲がって大変なカタチになってしまいます。
それでも工夫を凝らしてうまく塗りました
ちなみにこのバンパー、14万オーバーで無塗装です
まあ、クリアーもまあ、こんなものでしょう
一度 外で具合を確認
母材がプラスチックなので、鉄板に塗られた感じとはちょっと違います。
メタリックの沈み込みなどが大きく影響します
問題が無ければ次は組付けです
古いバンパーから部品を移しますが
ほとんどの部品が糊付けか焼き嵌めです
このように部品を挿したら出っ張った部分を焼き止めしていきます
こんな工具を作ってバーナーであぶりながら作業します
最後にデータリンクコネクタからエラーコードを消します
パーキングセンサーは一度外したら診断機で消さないとダメみたいです
さて、出来上がりはかように
どの角度からも違和感なく
色差もあまり感じません。このような色は比較的色差が解りやすい色なので、調色に時間を割いてよかったです。
赤みを消して、青みお足して、さらにふわっとした黄色みを出し、なおかつ暗くしました。
赤みを残し過ぎても消し過ぎてもダメですし、濁りと冴えをうまくいなしながら調色しました
是非また機会がありましたらご利用ください。
この車、大きいボディですが1600cc。でもなかなか強心臓でした