さて、あともう少しで完成のアルゴルリーン中期の166
予定のなかったエアコン修理を行います。
過去に大阪でエアコン修理をしているエビデンスがあったので、そこは心配していなかったのですがかなり漏れた跡がありました
エアコンのブロアユニットのカバーが蛍光剤で汚れています。
この自動車はここまでかなりお金がかかっているようですが、ここでもつまづく運命にあったようです。
ご覧の通りOリングが溶けているのが解ります。サイズもさることながら材料が適当でなかったのでしょうか?
むやみに漏れ止め剤など入れない方が良い典型的な例と言えるでしょう
おそらく、エステルなどOリングの耐性がない薬品が入っていたか、そもそもOリングの材料がよくなかったか?です。
上の画像の黒いリングが溶けていないのに下のグリーンのガスケットはまるでダメです。
かつて、エアコンの整備をする際に配管やコンデンサを交換したり脱着したときはOリングを一緒に換えるようにならったものですが
12から134ガスに変更になり、さらにOリングの品質が良くなり滅多に交換する事はなくなりました。
最近は中国製の極安のセットがありふれていますが、やはり品質や材料の信憑性が疑わしくなてくるのです。
単体で日本で作られたものや、ちゃんとしたメーカー(ゼクセルやデンソーの純正品など)の販売しているものは良いです
これはおそらく素人さんでも使い比べればわかると思いますが、やはり圧倒的な良いもの感を感じることができます。
リキッドタンクも緑色で怪しい感じなので、Oリングを交換しました
特にコネクターまで緑色だったプレッシャセンサーも手持ちの新品があったので交換します。持っててよかったあ
プレッシャセンサーは圧力を3段かだか4段かで見ていて、コンプレッサーよる冷媒の流通を調整しています。
当然、ガスが減って圧力を維持できなくなった場合は、システム保護の為にコンプレッサーのクラッチを作動させないようにするのです。
すべて交換して真空引きをします
ところが、1日置くと0に戻ってしまうのです。どこかからわずかに漏れているようです。
繰り返す事数日ついに真空引きしても負圧にならなくなってきました。
なにしろ、Oリングがあの通りでしたから、疑えばキリがありません。
心配になってジャッキアップしてアンダーカバーを外してコンプレッサーの漏れを確認しますが、こちらはキレイな様子
迷っていましたが、やむを得ず蛍光剤を入れるためにガスを投入することにしました。
抜くのをわかっていてガスを入れるのは忍びないものです。
ガスを入れてみると・・・・
マニホールドゲージのワンタッチカプラーがスプリンクラーのようにガス漏れしているじゃありませんか!
思えば、このマニホールドゲージは中国製の安物だったのを思い出しました(笑)
そういえば安物買ってそのうちロビンエアのものを買おうと思っていて、それまでの代打に使おうと思っていたその事を忘れていました。
その後ロビンエアのマニホールドゲージは買ったのですが、ホースは今までのを使おうと思ったら、サイズが合わず、そのうちに・・・と
おそらく2016年ころの話。
そしたら、安物が思いのほか使いやすかったので、やがて本家ロビンエアのマニホールゲージの存在を忘れてそのままに
工場の奥の方にロビンエアのゲージだけがあって、なんでこんなにあるんだろうと思っていたのは、遠い昔の記憶がトンでしまったから・・・
ついにできたぜ166。
週明けにフォトセッションして
販売しますよ
流石に専門ショップの仕事は大変ですね〜。<br />
勉強になります。。</p>