一部にマニアの良い188プント
176プントはレッドブック入りして久しいですが、188も同じ轍を踏むのでしょうか?
さて今回は188のエンジン不調の修理です。
エンジンがガタガタする時があって、信号待ちのラフアイドルや、上り坂の加速中などで振動が顕著に出るとのこと
症状としては典型的なI/Gコイルなど点火系のトラブルです。
早速診断機で見てみると
やはり思った通り
4番に問題があったのですね
今の段階ではコードかコイルかプラグかは特定できませんが、状況証拠からコードとプラグを交換していきます
ユーザーの方もプントを乗り継いでいる方で、今回のトラブルも以前経験したプラグコードの傷みに似ているそうで
お預かりの際からそこを気にしておられました
作業を開始します。
エアクリーナーケースを取り外して
エアクリーナーケースを取り外して
必要な部分を外していきます
国内最後の純正部品のプラグコード
このクルマ、イグニッションコイルはディストリビューターのようにカムから直接出ているように見えるのですが
れっきとしたブロック型イグニッションコイルです
れっきとしたブロック型イグニッションコイルです
スパークプラグも交換します。
ここで問題が発生。
タペットカバーから伸びるブローバイホースが既に裂けていて補修してあるのですが、今回の作業か再び裂けてしまいました。
タペットカバーから伸びるブローバイホースが既に裂けていて補修してあるのですが、今回の作業か再び裂けてしまいました。
シーラーやボンドでは補修できないので、ウルトのエマージェンシーテープでパッチワークします。
これがなかなか便利なもので、主に液漏れなどを修理するテープで効果は長く続きます。
もはや簡単には手に入らなくなった部品にはかなり効果的です
もはや簡単には手に入らなくなった部品にはかなり効果的です
全ての部品を戻して、バンドの具合などを確認して問題がなければ出来上がり
試乗を繰り返したり、アイドリングを長く置いておいたりして様子を見ます
診断機にはエラーコードが入らなかったので、ひとまず作業は終了となります
こういったクルマを愛でるのもいいですね。
ご利用頂きありがとうございました