2022年02月28日

フィアットプントの修理

一部にマニアの良い188プント
176プントはレッドブック入りして久しいですが、188も同じ轍を踏むのでしょうか?

さて今回は188のエンジン不調の修理です。

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エンジンがガタガタする時があって、信号待ちのラフアイドルや、上り坂の加速中などで振動が顕著に出るとのこと
症状としては典型的なI/Gコイルなど点火系のトラブルです。

早速診断機で見てみると

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やはり思った通り
4番に問題があったのですね
今の段階ではコードかコイルかプラグかは特定できませんが、状況証拠からコードとプラグを交換していきます

ユーザーの方もプントを乗り継いでいる方で、今回のトラブルも以前経験したプラグコードの傷みに似ているそうで
お預かりの際からそこを気にしておられました

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作業を開始します。
エアクリーナーケースを取り外して

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必要な部分を外していきます

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国内最後の純正部品のプラグコード

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このクルマ、イグニッションコイルはディストリビューターのようにカムから直接出ているように見えるのですが
れっきとしたブロック型イグニッションコイルです

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スパークプラグも交換します。

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ここで問題が発生。
タペットカバーから伸びるブローバイホースが既に裂けていて補修してあるのですが、今回の作業か再び裂けてしまいました。

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シーラーやボンドでは補修できないので、ウルトのエマージェンシーテープでパッチワークします。

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これがなかなか便利なもので、主に液漏れなどを修理するテープで効果は長く続きます。
もはや簡単には手に入らなくなった部品にはかなり効果的です

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全ての部品を戻して、バンドの具合などを確認して問題がなければ出来上がり

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試乗を繰り返したり、アイドリングを長く置いておいたりして様子を見ます
診断機にはエラーコードが入らなかったので、ひとまず作業は終了となります

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こういったクルマを愛でるのもいいですね。

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ご利用頂きありがとうございました




posted by admin at 23:12| フィアット

2022年02月27日

166のこまごま修理 Bluetoothアダプター取り付け編

今回からオーディオ周りなどを進めます
まずはICSの取り外しから

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ギアセレクター周りを外したら、シフトカバーがばらばらになってしまいました。
いや、壊したわけではなくてプラスチックが脆いのですよあせあせ(飛び散る汗)

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左ハンドルの方がICSも外しやすいです

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今まで付いていたポータブルナビも一緒に外します
どこかプロショップが一生懸命取り付けした物は外すのも一苦労

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ナビを外すにはテレビやGPSアンテナも一緒に外します

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Bluetoothアダプターも取り付けるためにグローブボックス周りを外して、いろいろな配線を外します

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やっと配線が外れました。結構ホネです

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新しいポケットを取り付けてここは出来上がり

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アダプターはグローブボックスの上側を加工して取り付けします。

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そのアダプターの配線をして

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サイドカバーの取り付けネジがナットごとなくなっていましたので、建て込みナットを作ります

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ここが壊れるケース多いのです

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こんな感じ良いでしょう

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僕らが梅干しと呼ぶ専用ボルトは右ハンドルと左ハンドルで部品が違いまして、取り付けできないので
とりあえず違うボルトで代用します

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こちら側の作業が終わったのでグローブボックスを取り付ける前に、作動を確認してもとに戻します

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常に作業と動作確認はセットです。
次回に続く
posted by admin at 23:01| アルファロメオ166

2022年02月26日

アルファロメオ166のいろいろ修理 その3

さらに続く166のこまごまとした修理
今回はドアロック編
交換のためにプルーフシールを少し剥がしまして

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ロックリンクなどを

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ぱちんぱちんと外しまして

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取り外しました

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新旧ドアロックラッチそろい踏み

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新しいロックを取り付けて

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ウィンドウのチャンネルを入れて
ウインドウを上下させたり交換したドアロックの具合を確認します。
問題無ければ次のステップ

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フタをしますが、ここで一手間かけてブチルテープを敷設します。
古くなって接着力の無いシール剤に代わって入れるのですが、ずいぶん違うものですよ

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びたっとくっつきました

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剥がすときに多少切れたり破れたりするのは止むを得ないので、強力ガムテープでパッチワークします。
この強力型のガムテープは手元に1つあると大変便利です

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先に修理したミラーも元に戻していきます
こちらも取り付けしたら機能を確認します

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コネクターが1つ余るのはこの車両に電動格納機能が無いからなのです。
仕向け地によってあったりなかったりいろいろあります。

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各コネクターを出しておいて
各スイッチ類を取り付けたら、もう一度すべての機能の動きを確認しましょう

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問題なければ出来上がりです。

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まだまだ続きます

posted by admin at 18:15| アルファロメオ166

2022年02月25日

部品たちを世界から

ついにウクライナが戦争に突入してしまいました。
大統領自身は戦争しませんからいい気なもんです。でもいつも巻き込まれるのは何の罪もない一般人です。
1分でも早く終わってほしいです
そして全世界が平和に包まれますように祈っております。
そんな中、部品は着々と届いております。
今回は156SWの足回りそっくり

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今回の修理の依頼は足元そっくりのリフレッシュです

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MPIは部品の多くをヨーロッパ各国からの輸入が多く
イギリスやドイツはもとより特にウクライナの隣国ポーランドやラトビアなども年間にかなりな量を輸入しています
今のところ、特にビジネスに影響はないそうですが、多くの航空便は
例えばイギリスであれば、ヒースローからシャルルドゴールに運ばれて、そこから一路、東へ進路を取り
チェコやウクライナを通過してロシアの一部からカザフスタンやキルギスを通過して中国は大連に入るのです。
そこでもう一度トランジットして成田で通関となっていました
その模様はちょうど2年前の記事に書いていました
しかし今やこのルートは絶望的です。
すると、次の便は西回りで日本に入るのでしょうか
どうでしょう、距離も倍以上です。
原油高で燃料費高騰の折、余計な運賃は払いたくないです
しかし、今やへたに変なところを飛ぶと撃墜されてしまいそうですし。
こっぱみじんになってしまっては元もこうもありませんからね
posted by admin at 23:59| 輸入部品

2022年02月23日

アルファロメオ166のいろいろ修理 その2

ワイパーも直らないまま次の修理に突入します
部品が来るまで他を先にやっつけましょう
ミラーが上下に動かないということなので、まずそれを

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ドアトリムを外していきます

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ドアトリムはもう何度も外してますからね。と言っても僕は久しぶりかもしれません。
とはいえ迷うことはありません。さすがに慣れました
しかし、このクルマかなりキレイですね。やはり全体的にクルマが若い
ウオータープルーフシールもキレイだし剝がれません

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ドアミラーASSYを外します

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過去に塗装したのかボルトまで塗られています

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最初からっていう事はないかと思いますが...

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どんどん分解します。目指すはドライブユニット

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ミラーの板ガラスを外します
割らないように丁寧にゆっくり外します

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古いドライブユニットが外れました。

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みんなこのハシゴ状のプラが割れて動かなくなります

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さらにゴミみたいな状態のミラーが出てきましたが、今、MPIにあるドライブユニットはほとんどこのレベルです。
でもちゃんと動きます

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左ハンドルなので、右に外気温センサーがありません。
なので交換メンバーから外れてもらいます

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今度は再びもとに戻しますが、バラす時にはなかったビス1本がこのタイプでは追加されています
マレリとどこかほかのメーカーによって差があるのです

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新しいドライブユニットを組み込みました

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166は、というかこのミラーを使っているクルマ全体に言えるのですが、このトルクスのビスが緩んでミラーがガクガクになるケースが本当に多いです
なのでしっかり締め付けていきます

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ドライブユニットにおまじないのドライグリス
長きにわたって持ちこたえてくれますように

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ボルトの取り付け部分が割れていたので

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アロンアルファで接着します。

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取り付けしたらOKです。次回はドアロックを交換します



posted by admin at 22:07| アルファロメオ166

2022年02月22日

魅惑の輸入工具 その2

その2は以前から気になっていましたが、ファクトリーギアで実物を見て、安いときに買ってしまった物です
ミルウォーキーの電動ラチェットセット。かばんに入ってやってきます

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これ一つで1セット
バッテリー一つと充電器、ラチェット、ドリルドライバーが入って、国内の半分の値段で買いました。

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手の小さい僕には少々握りにくい太さです

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3/8の差し込み。ちなみに1/4もあるようです

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LEDのライトも数秒点灯します

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エアラチェットだととてつもなくジャマなエアホースがもれなく付いてきますが、それがないだけですごい機動力になります
これは便利

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トルクの具合もちょうどよく締まります。でも10mm以上なら手で増し締めは必須かと思います

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すごいスピードで普及する電動工具ですが、次はやはりインパクトでしょう
いらないかな?なんて思っていましたが、気が付いたら海外の整備動画を見ていると片っ端から電動インパクトだったりしますもんね


posted by admin at 21:55| 工具 展示会

2022年02月21日

アルファロメオ166のいろいろ修理 その1

珍しいボディカラーの166の修理を引き受けました
色はアルファロメオとしてはそれほど珍しくないのですが、166でこのカラーは珍しいです

カラーコード130のアルファレッド

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しかも何がすごいって左のマニュアル

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しかもキレイ。今回はまず、間欠ワイパーが効かないのを修理します。
ワイパーはスイッチとモーターからなる部品群で、どちらかのデバイスの不良です。
で、過去にスイッチを入れたが最後、しばらーく止まらなくなる故障が、モーター側で発生していた故障を過去に何回か修理したこともありモーターと踏んで点検し始めます

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しかし、みなさんキレイにしていますねえ。ワイパーを外してカウルトップを外します。
相変わらず、溝の浅いネジに悪戦苦闘します。

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カウルトップが外れるとエアコンの部品があらわになります。
大変にキレイ。まだ部品が若いのです
距離もそれほど走ってない感じですし

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ワイパー関係は在庫していました。これをまずコネクターを挿してスイッチを入れて動きを確認しましょう

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なんと、動きません。と、なるとス必然的にスイッチとなります
他に間欠の動きをコントロールしている部品がありません。

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調べるとなんと、国内に新品がありました!
結構な値段しますが....
posted by admin at 23:02| アルファロメオ166

2022年02月20日

先を見てクルマを選ぶ

先日、せがれがどうしても欲しいとのことで
オークションでマーチを買いました
マーチと言ってもK11、すなわち2代目マーチです

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かつて10年近く前、MPIでも代車に欠かした事が無かった車種です。
1t未満で1000ccでしかも非常に安く仕入れ可能、最も普通乗用車で仕入れしやすいクルマでした

それを何をいまさら?と言われますが理由があります

それはマニュアル車なのです。

同年代のコンパクトカーで、ヴィッツだとRSになるのですが、腐ってもトヨタ車、どんなに古くてもある程度の金額になります。
ホンダのフィットにもMT車がありますが、こちらもまずそれなりの金額になります。

マツダのデミオにもありますが、売れた総数に対して絶対数の少ないMT車ですから、おいそれと買えません。
アルテッツアやスバルのレガシイ、シルビアや86など普通車のMTは大変高価で若い子たちにはとても手が届きません

案外切実だったりするのです
しかし、リアゲートに枯れ葉マーク...いや高齢者の人がつけるマークの跡が残るマーチをつるしで乗れるはずがなく
少なくともしゃこたんにしたいと
ところが、もう11マーチの部品を今も作るメーカーは少なく、ヤフーオークションなどでも全然部品が見つかりません。

もう日本でMT車に乗るのが本当に難しくなってしまいました。

そこで僕が思う近未来、カチが見直されるのではないかと思うクルマを上げてみました

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Will Vi トヨタがWillプロジェクトに参画して作られたクルマです
それこそVsは6速マニュアルがあって、それは既に結構な値段で売られています。
Viは数が少ない上にかわいらしい外観も相まって、今後値段が上がると思います。

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ホンダトゥデイ 初代マイナー後のモデルです
これもツインカムエンジンを積んだモデルがあると聞いたことがありますが、詳しいことは知りません
外装のデザインというかパッケージの秀逸さは文字にできません

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ホンダエディックス この当時って優れたデザインが多かったですね
どうやってシートベルトをするんだろうと思っていた3+3のシートデザインはまさしく秀逸

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画一的な自動車ばかりの昨今、こういった面白自動車がもっとあっても良いんではないでしょうか?

ちなみにこの3台の中に1台だけ仕入れたクルマがあります。
それはまた後日....

posted by admin at 23:21| 国産車

2022年02月18日

いまさらサイタマ

MPIは埼玉県は所沢市にあります
Saitama prefectureとも書きます

でも夜、仕事の後に海外に電話をするときはWelcome to midnight in Tokyoなどとウソを言ってしまいます
いや、本拠は東京都で立川税務署だから100%ウソではないのですが

さて今更ですが、翔んで埼玉を見てしまってですね
すっかり埼玉であることを隠さないといけない気分になってしまいました。

その中でさらに今更な、はなわです
もうずいぶん前に発売されたのですが、いまだに聴きたくなってしまう名盤です




このアルバム、実はかなり完成度が高くて、1曲目から最後まで本当に楽しめます
その中でも突出して出来が良いのが埼玉県です




後にこの映画ができて内容がマイルドになって
リメイクされました
出来が良いのは昔のバージョンです



ちなみに何気にムッシュかまやつがゲストの千葉県も出来が良いので、Hanawa Rock聴いてソンはありませんぜ


posted by admin at 23:47| 旅行・地域

2022年02月17日

魅惑の輸入工具 その1

もうね、むかーしからある工具なのですがどうしても買えずに今日に至るも
やっと、やーっとね買いました。メイドインタイワンなのにUSAから。どっちかの夜は昼間のUSA

今まで何度も買いかけては諦めていた物なのです。20年越しにやっと....感無量であります
どうしても高くて手が出ませんでした

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なにこれ....って思います?
一般的にはあまりなじみがないですからねえ

これ、なくてもどうにかはできますが、あるととても便利なのです

使い方はこちら



そう塗料などをかんまわす機械なのです。
新品の塗料によっては結構、塗料内にツブツブができていたりするのですが、一気に解消できたりします

塗料は普段パワーミキサーでぐるぐるかき回されているのですが、使いはじめる前の新品の塗料などに絶大な効果を発揮します

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他にもパテなどもすごい分離していたりしますが、それも簡単に解消できます。

欧米ではすごく浸透しているのですが、日本では使っているのを見たことがないです
ガスモンキーガレージでも使っているのを見たことがあります。

ebayで安いオファーを受けたので買ってしまいました


日本でも売っていますが、値段は倍ちかくします。

早く使いたいですー

まあ、気持ちはわかりますがいろんなものを振ってしまいます


僕もドクタペッパー振ろうかなー



続きを読む
posted by admin at 23:28| 未分類

成約御礼 スズキスペーシア

以前からのお客さんから成約を頂きました。
スズキの人気車、スペーシアです

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カラーリングがいいですねえ
若い人は選ばないツートンカラーですが、いやいや黒とかパールホワイトより1000倍良いです

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一見、ソリッドカラーですが実はパールカラーです

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このクルマ、何が良いって程度がめちゃくちゃ良いです

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リアシートに至ってはほとんど使用感がありません

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実のところ、軽自動車選びは強烈に難しく、年式や走行距離が若いからと、ろくに確認せず買うと痛い目に遭います
若い人の乗りっぱなし、赤ちゃんがいるようなご家庭がメインターゲットでしょうから、チャイルドシートの跡があったり、とてつもなく汚かったりと
また、ベビーカーなど当然ですが子供がいれば片手で載せ下ろしさせますから、傷だらけだったりもします

だから本当に良い状態の物が意外に少ないのです
それだけにこの車両は嬉しさひとしお

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Sエネチャージで、燃費も良いのです

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Sエネチャージはオルタネーターにモーター機能を持たせて、エンジンの回転そのものをアシストする仕組みです。
エアコンやオルタネーターなどは言ってみれば、エンジン回転にブレーキをかけるように重くなるので、エンジンはより多くの出力を結集して気持ちよく走るですが、ガソリンはどんどん減ってしまいます
そこで、加速時などはオルタネーターがモーターとなってクランクシャフトの回転をより軽いモーションへといざないます。
リチウム電池も持っているので、発電もさせて、そこからの回生エネルギーをモーターの回転に変える事ができるのです


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でも、軽自動車は高い...
仕入と売価の差が寂しい限りです

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でも、クルマが売れない折、ありがたい限りですね
お買い上げありがとうございました
posted by admin at 00:03| 国産車

2022年02月15日

教えてくれないマセラティ

輸入車を触っているとたまにとても珍しいトラブルを目の当たりにすることがあります。
寄る遅くに運ばれたこのマセラティも同じで、1年半に1回、理由なくバッテリーが突然死するのです。
まー、理由がないわけではないとは思いますが...
今回も突然にいました。
1週間前まではフツーに動いていたのに

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結局バッテリーを載せ替えて
暗電流を見ますが全く問題ありません。
長くおけばスリープ状態になります。

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この恐ろしく重いバルタから

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やはり激重のACデルコへ

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新品ですが一応バッテリーをチェックしてみます

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ちぇっと低いですが

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バッテリーの容量を設定して

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ENを選んでCCAを830に設定

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十分すぎるくらいのCCAです

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システムチェックです

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エンジンをかけてOK

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続いてオルタネーターチェック

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13.75Vもあるのに電圧低いとは...?

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リップルも出ていますし

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ライトやエアコンなど電装機械を全開にして負荷をテストしても
実に問題ない


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一方、取り外したバルタ

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とりあえず充電しても

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電圧は上がりますが

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CCAが上がりません。

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これでは長く使えないでしょう。
しかし、なんでこんな事が定期的に起こるのでしょう
どこか知らないところで何かのデバイスが結構な電流量の消費をするのでしょう

さもなければ100Aの巨大なバッテリーを短い期間で、完全に空にすることはできないでしょう
posted by admin at 23:43| マセラティクアトロポルテ

2022年02月12日

Who's singing now ジャーニーライブ

ジャーニーのボーカルのアーネルピネダの2013年の武道館のライブを、アーネルピネダのyoutubeチャンネルで公開したそうで
その内容が本当に素晴らしいです



ただ、このボーカルのアーネルくんはスロースターターなのか、以前アーネルのお披露目的なライブのライブインチリ
の時も最初は平気かな?と思わせる部分も多かったのですが、時間が経つにつれ喉は全開になって素晴らしい歌声を聞かせてくれます



一躍時の人になったアーネルの話は、先のブドーカンのビデオにもありましたが、映画になりました。
当時僕も買いましたが、今は手に入りにくいのですね




ちんちくりんなアジア人が、アメリカを象徴するようなバンドのフロントマンになるサクセスストーリーは見ていて共感できます

こんな日本のアーティストとも一緒にやっていました



BTSにしてもそうですが、今やアジア人も世界の芸能界で活躍できる時代になりましたね


posted by admin at 23:40| ヘビーメタル

2022年02月11日

ジャガーX typeのステアリングホイール交換

ちょっと前の話ですが、ステアリングホイールを交換しました
コンビハンにしたいそうです

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外し方は? 良く知らないですが、セオリー通りに参ります。
と、思ったらハンドル裏側にボルトホールがありません。
エアバッグがボルトで止まっていないのです。

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まずは見通しが良くなるようにコラムカバーを外します

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裏側を覗くと四角い穴があります。ここからスプリングをずらして外すパターンです
シボレーアストロがこれに近いタイプでしたね

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下と左右にスプリングをずらすサービスホールがあるので、細いマイナスドライバーなどでずらしますが、なかなか難しいです
時間がかなりかかりましたが、どうにか外せました

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配線類をどけたら、真ん中のでかいトルクスのボルトを緩めて、ステアリングホイールをひっぱって外せるようにしておきます

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スポーンと取れましたね。

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続いて新しいウッドコンビハンドルを取り付けます

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ここからは翌日になりますが、この日の夜に入庫予定だったマセラティがエンジンがかからないと入電
結局、居残りになってレッカーを待ちます

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遅い時間のレッカーはご近所の手前、しずかーに作業します

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バッテリートラブルでした

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翌日、試乗を繰り返して問題がなければ納車です

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恵まれたユーザーの下にあるクルマは大事にしてもらえるのでいいですねえ

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posted by admin at 19:21| ジャガー

2022年02月09日

アルファロメオ147 セレスピードの修理 最終調整編

今回はセレスピードユニットの調整です

セレの調整はある約束を守ればそれほど難しくありません
その約束とは?

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特殊工具を使用して調整するのです

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何の変哲も無いプレート

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これをかようにセットして

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レリーズフォークのガタをなくして
必殺のトゥエルブ・シクスティを決めて、調整用のナットを締めたらもう出来上がり

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ついに走れるようになりました

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でもまだまだ調整は続きます

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診断機でアクチュエーターのキャリブレーションをします

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がっちゃんがっちゃん言いながら、セレ自身が自らを調整していきます
すると校正された数値は理想的

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試乗を繰り返して冷却水の減りを調整していきます
これで全ての修理が完了して、ユーザーの元に返します

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納車後にお客さんから本当に良くなりましたとメールをいただきました

走りの素晴らしいことたるや、普通のATより上だと思います
半クラッチの上手さがハンパじゃない。
超初心者のクラッチ操作がシューマッハが操作するようになった感じ、シューマッハの横に乗った事ないけど。

多くのセレスピードにお乗りのユーザーの方は、ほとんど新車の乗り味を知らないと思います
今やお金を出してトラブルを買うとまで揶揄されて、売値はことごとく安くなってしまった147のセレ
しかしあなた。完調のセレスピードは、極上の運転フィーリングであることは紛れも無い事実なのです

ま、お金がかかる事は事実ではありますが....




posted by admin at 23:44| アルファロメオ147

2022年02月08日

アルファロメオ147 セレスピードの修理 もうすぐ上がり編

長く修理の続く147ですが、帰り道はブーストをかけて組んでいきます

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パワステのリザーバータンク周りも組み付けて

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ヒーターホースや配線類を組みます

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ラジエターコンデンサーもいっぺんに取り付け
新車作っているときみたい

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足回りも組み付けて出来上がりが見えてきました

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ミッションオイルを入れます。
フツーの75W-90

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もう殆ど組み付ける部品はありません。

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セレオイルを入れます

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軽くエア抜きします

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冷却水を入れていきまして、エンジンをかけます
久しぶりにエンジンがかかります。
ヒーター前回でこれも軽くエア抜き

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もう調整前にも関わらず、実にスムーズに走ります。
リフトから降ろして最終調整段階にきました

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もうすぐユーザーのもとに返せそうです
次回、セレスピード調整編です
posted by admin at 19:47| アルファロメオ147

2022年02月07日

コーヒーフィルター

皆さんはコーヒー飲みます?

僕はそれほどコーヒーにこだわりはないのですが、ひょんなことからおいしいコーヒーを近所で入れてくれるお店が見つかって、よく行ったのです
行ったのですという事は、今は既に廃業されて、もう飲むことはできなくなってしまったのです

でもそこで教えてもらったコーヒーの淹れ方が、僕は初めて知った方法で、とてもおいしかったのです
その時に使う器具が今回、記事にするFinumのコーヒースプリンターです

使い方? 百聞は一見に如かず
こちらをご覧ください


この器具、コーヒー飲む人には有名なんでしょうか?

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いくつか輸入しました。欲しい人います??

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さすがにこれで淹れているっていう人は知らないなあ
その道では有名なのでしょうか??

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もちろんおいしいコーヒー豆ありきの話なのですが

posted by admin at 23:52| グルメ・クッキング

2022年02月05日

アルファロメオ147 セレスピードの修理 差し戻し編

クラッチ整備の終わったエンジン・ミッションコンプリートを車体に戻します。

なんだか逆光でウルトラセブンのオープニングみたくなっちゃった

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まさしくエンジンを載せているところ
この辺の作業は作業者にとっても、車両にとっても大変に危険で
この画像を残すのが精いっぱいでした。

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この2枚の画像に、僕らがエンジンを降ろすファクターのヒミツがあるのです。

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下回りのマウントを車体に止めて、エンジンが車体に戻りました。

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クルクルしている蚊取り線香みたいなのはパワステクーラーです。

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トランスミッション周りを下から写したところ

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そして徐々に組み付けていきます。

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右のサスペンションは分解しなかったのでドライブシャフトだけがボルトを待っています。

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エキゾーストパイプも取り付けました

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こうしてちょっとちょっと完成に向かっていくのでありました

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posted by admin at 23:53| アルファロメオ147

2022年02月04日

Maiden Japan 2021

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クライブでしか出せない音がある

ポールにしか歌えぬ唄がある....

アイアンメイデン見参!

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久しぶりにMaiden Japan聴きました

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2021年にリマスターされたのがアマゾンのサブスク、アンリミテッドにありまして
音の分離がむちゃくちゃよくて、デイブマーレイのギターの音が素晴らしい
50Wのマーシャルとワウペダルがよく歪んで、本当にソリッドなフィターを聞かせてくれます

キラーズまでのデイブマーレイは、ワウペダルの効果もあってか、すごく速く引いているように聞こえます。
実際、トリッキーなというか、トリルをうまく取り入れて、アームダウンありと素晴らしいです

エイドリアンスミスも同じく、ツインリードの対局を成すブルージーながら、ぶっといサウンドがしびれます
でも、このライブでの聴き所は、ポールディアノのボーカルと故クライブバーのドラミングです


やっぱり、今のメンバーがベストなのは理解できますが、この時代、このメンバーでないと出せない音がありますね。
確かに、ポールよりブルースの方が歌はうまいし、かしこいし
クライブに至っては死んじゃったわけですし
でもこんなに熱いサウンドはこの時だからかなあ?


このアルバム、ジャケ違いでこんなのもあるようです

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ポールと思しき人の首を持ってます

しかし、デイブはアルバムごとにプレイがおとなしくなっていくように思います。

久しぶりに聞きませんか?

こちらのDVDで一通り見れます







posted by admin at 23:41| ヘビーメタル

2022年02月03日

アルファロメオ147 セレスピードの修理 交換編

エンジンを下ろしてトランスミッションを割った147TSですが
今回は組み付けから行きます

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クランクリアシールから

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古いシール剤をキレイに剥がしますよ〜

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トランスミッションのメインシャフトのベアリングシールも交換

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入れ替えたシール

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リアシールに液体ガスケット「ベンガラ」を入れていきます
ヘンな名前ですが本当にそういう名前なんです



とても良い商品ですがベンガラって言うとねえ
東京乾電池の...

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ル?
まあ、それをたっぷり塗ってですね、でも塗りすぎも良くありませんが

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このリアシール、デカイだけじゃなくて値段も高いの注意が必要

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トランスミッションのもよく塗ります

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出来たらそれぞれ取り付けます

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かようにメインシャフトを守ります

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クランクのリアシールはこの通り

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ハミ出たのをふき取って、レリーズベアリングを取り付けます
動きは永遠にスムーズでありますようにとおまじないをつぶやきます
グリス類は全てワコーズ製

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続いてクラッチ
板とカバー

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今までの疲れたカバー

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これから守備に就く新しいカバー
ずいぶん違いますねえ

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さっそく取り付けていきます。
センタリングツールを取り付けて

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トランスミッションを合体させます。
これが結構な重労働。
しっかりセンターが出ていてもスプラインが噛まないと入りません。
これを車上でやると腰をいわせるのですよ

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セレユニットも点検して異常が見当たらないので取り付け

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このエンジンについているベロみたいなのは?
パワステのフィッチングを外したときにだらーっと出るフルードをいなすためだけにあるすべり台
思えば、V6のオイルフィルターのところにも似たようなものがありましたね

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ここではセレのプッシュロッドはなんとなくしか調整しません。

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まずは全ての部品が問題なく元に戻りました

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さて、次回は戻していくのです、車体に。
posted by admin at 00:16| アルファロメオ147

2022年02月02日

まぶしい240Z

今日の午前中、大社長のO社長がMPIに来てくれました
テレビや雑誌でもおなじみな人なのです。
そんな今の愛車は240ZG

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今や1000万はくだらなくなてしまいました

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本人は貯金だと言っていました
しかし、スポーツカーとはこうだと言わんばかりの車内

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タワーバーの下には強心臓

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L24、ソレックス3連装
こっちから見た方がいいか
今やキャブだけでも100万円!

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ロングノーズ、ショートデッキ
最もかっこいいスタイルです。

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どの角度から見ても素晴らしいです。
SSRが泣かせます

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自動車メーカーはなぜこのサイズで、手ごろな値段のスポーツカーを出さないのでしょう
売れると思うんだけどな

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posted by admin at 01:00| 旧車